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2013年5月19日 (日)

英語で作詞して悩む

歌うことに関して、自分では「人に聞かせるほどうまくはないし、かと言ってネタになるほど下手でもない」と思っていたのだが、どうやら冷静に自己評価するとネタ未満であるらしいことを確信するに至っている今日この頃。

歌に関するそういうコンプレックスもあって、歌入りの曲を作ってみたいなぁ、ということはずっと以前から思っていたのだった。

歌入りということは、曲に後から歌をつけるのではなくて、歌詞を基に曲を作るということだ。曲を作るのは自由に(あるいはテキトーに)なんとでも作れるが、歌詞という制限というか規範というかガイドというか、そういうものに則って作ると、テキトーな物は作れない、という風なことも考えて。

で、日頃から言うことを聞いてくれない機械たちに囲まれたりしていて、こいつらの気持ちになって人間を見たらどんな感じになるかな?というふうなコンセプトで歌詞を書いてみたら面白いかもしれないと思った。

昨年、ボーカロイド(以下「ボカロ」と略)「初音ミク」関連のイベントがいろいろあったらしくて、Youtubeなどで間接的にそれを体験したわけだが、そういうボカロ歌というのはたいてい「人間でない自分を意識して」、というふうなものが多かったように思った。私が聞いた範囲では、ということなので、一般化するのは危険だとは思うのだが、なんとなくボカロ曲の作者たちはボカロ(曲の主人公)と人間との交流をあまり描きたくないのではないかというふうに見えた(確信なし)。こういうボカロ感も先の「コンセプト」に影響を与えたかもしれない。

そういう事情から「Understand Me」という曲を作ろうと思った。「あんた私のことを何にもわかってないのよね」という感じの、ツンデレ女みたいな、あるいはタカビー女っていうんだろうか、そういうイメージになぞらえると面白いかと思って。

コンセプトがまとまれば、歌詞なんてすぐに書けると思っていたが、これは思った以上に難しかった。さらに話がややこしくなるが、タイトルを思いついたときにこの曲の歌詞は英語にしようと決めてしまっていたからだ。

歌いだしの「Understand Me」というメロディはすぐにできた。でも歌詞ができない。数ヶ月にわたって、思いついたことをメモしたりいろいろ組み合わせてみたりもしたが、そもそも私の英語の語彙というのが仕事方面に非常に偏っていて、心情とかあんまりそういう方面に、そもそも日本語でさえ詳しくなかったりする。ということに気がついたというか、思い出したというか。

そんなふうに歌詞が滞っているうちに、曲のほうはできてしまった。この曲はセッションに持っていったりして、何度かお披露目してしまったが、歌詞ができないので曲としてはまだ中途半端なままだ。下手に「コンセプト」なんて掲げているから、ちゃんと書ききろうとすると歌詞だけで3コーラスまで行ってしまいそうになる。

そういう中、あるセッションで「歌詞ができたら歌わせてちょうだい」なんて人まで現れる始末で、そういうふうにお尻をたたかれると急いだほうがいいのかなぁ、と。

先週末にその人がライブをやるので、それには間に合わせたい。26日もライブがあるが、その日は私に予定があって神戸にいるから参加できない。なんとか5月17日に間に合わせたい。

ということでがんばってワンコーラスだけ作って、ボカロ(Megpoid英語版)に歌わせてデモ音源を作って送ったのが15日。譜面はすでに送ってあるが、ライブ前にどれくらい見てくれているかわからないし。

しかも、17日は体調悪くて私は参加できなかった。なので、この曲にチャレンジしてもらったのかどうか、私にはいまだにわからない。

というところで、Megpoid(英語版)が歌う「Understand Me」がこちら。ファイル容量の制限があって、いろいろ苦労してしまった。

実は英語的にヤバくて、表現もこなれていないし、明らかに文法としておかしいところがある。でもいいのだ、文法より語呂だっ! だから恥ずかしいので歌詞はここに掲げない。まぁなんとなく「おお、英語で歌ってる!」くらいに思って聞き流してくれればいいのですよ。

で、今回真面目にボカロを使ってみたわけだが、このエディタというのがやはりMEgpoid付属のTinyEditorでは使い物にならなくて、VocaloidEditor3というものを使わざるを得なかった。このあたりも説明すると長くなるが、初音ミクを操作するにはエディタが前のバージョンになるはずで(Vocaloid Editor2)、皆さんこんなのでよく作ってるなぁ、という感じ。VE3のほうがまだだいぶマシだが、それでもVE3で歌のオクターブを変えられないし、声質を変えたり保存したりというのがもうちょっとうまくできてもいいように思う。音楽の現場で歌手と打ち合わせるような感じで操作できるといいのだが。

5月20日追記:

調べてみると、VE3にはJOBのPluginというのがあって、要するにツールを後付けできるらしい。これはYAMAHAのサイトで無料配布されている(有料のものもある)。入手するのがちょっとめんどくさいのだが、これらを組み込むとたとえば歌をオクターブ上げたり下げたりということが簡単にできたりする。

さらには、LUAというスクリプト言語を使って、ユーザが新しい機能を追加することもできる。これは面白いかもしれないが、いや~、そこまではハマりたくないなぁ。

この項つづく

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コメント

歌詞はわかりませんが、というか気にしてないですが、曲はなかなかよいですね。
こういう一般受けしそうな曲をPICKS-CLIKCSさんが作るとはちょっと意外な気がしますが、歌ものだからそういうもんでしょうか。

投稿: taki | 2013年5月19日 (日) 21時04分

ふへへへ、一般受けしますかね?

やっぱり歌ものだからじゃないでしょうか。インストな曲だと考えすぎたりして、なんだかこう、剛構造っていうか理詰めで作ったりするので。そういうのがいやで歌モノっぽくしたかったというのもあります。

投稿: Picks Clicks | 2013年5月19日 (日) 22時09分

一般受け賛成,強いて言えば,歌手の自由度が少なくガチガチな所かな,ジャズっぽく,歌手が自由に歌える要素が有った方がそれらしいと思う。と何にも判って無いヤツがかってな事をほざいています。

投稿: ををつか(をたくな講師) | 2013年5月20日 (月) 10時51分

たしかにガチガチですが、なんといってもロボットですからね。

少ない情報しか与えていないので、ガチガチにならざるを得ないのです。グダグダにするにはそれなりの情報を与えないといけない。私がその手間を惜しんだのでガチガチなんです。

あたかも自由に歌っているかのようにプログラムすることは可能ですが、それもそれなりに別の意味でガチガチになるのかもしれません。

それにしてもををつかさんから初めて音楽系の投稿にコメントをいただいて、それも「悪くない」という評価のようなのが嬉しいです。

投稿: Picks Clicks | 2013年5月20日 (月) 21時23分

コメントを欲しがってる匂いがしましたので一言書いて見ました。

投稿: ををつか(をたくな講師) | 2013年5月21日 (火) 19時49分

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