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2013年6月29日 (土)

歌詞から曲を作って悩む

「Understand Me」という曲を作って面白かったので、同じように頭に浮かんだ英語のフレーズを元にまた曲を作ってみたりしてみた(あ、実はUnderstnad Meも完全に出来たというわけではなかったりするのだが)。下手くそなアドリブを善意の人様の前でやるよりはよほど生産的行動なのではないかと思ったりもする。

今回作った曲は一連の「否定的行動フレーズ」のなかの一つで、ちょっと話がそれるが、知り合いのAmaduosさんの曲にタイトルをつけさせていただいたことがあって、それが「出さなかった手紙」というのだが、Amaduosさんの「Sounds In Sound」というCDに入っている曲で私の好きなのがあって、しかしそのタイトルが「思いつかない」という、「曲作ったけど、タイトル思いつかないんだよね」という実に正直な本音の吐露だったりするのが実に惜しいなと思ったのだった。

そんなAmaduosさんがiTuneに曲を登録するにあたって、英語でタイトルをつけるという話になり、私の「出さなかった手紙」が採用されたのだった。英語でどうなったのだろうか? 「The Letter Unposted」だったかそれとも他の訳になったのか、iTuneを持っていないので知らないんだけど。

Amaduosさんの「Sounds In Sound」はAmaduosさんのホームページで試聴出来ますが、「思いつ ない」は公開されていないようです。でも、Amaduosさんの了承を得てこのBLOGのどこかで公開していたんじゃないかと思うので、探してみると見つかるかも。

そういった「否定的行動シリーズ」には、「言えなかった嘘」とか「行かなかった場所」とか「会わなかった人」とか、まぁいくらでもできるんだろうけど、今回は「言えなかった嘘」を「The Lie I could'nt Tell」として元ネタとした。

こんなふうに歌詞を先に作ると、なんというか、その歌詞から力をもらえるというか、あとで曲を聞いてもらうとわかるのだが、この「The Lie」も最初からいきなり有名なスタンダード曲である「酒とバラの日々」と全く同じ入り方になっている。アウフタクトだし、音程も同じなのでキーも同じにしてやった。ざまーみろ。

思いついたメロディをつなぎあわせて曲を作ろうとすると、こんな場合には酒バラに引きずられてどうしても似たような曲になったり、それを避けようとして変なことになったりするのだが、こちらには歌詞というよりどころがあるので、酒バラに引きずられることがないのだ。

こうやって曲を作っていると、夏目漱石の「夢十夜」のなかのある一編を思い出す。第九夜じゃなかったかな? あ、六夜だったか。これもたしかこのBLOGの何処かに書いたんだけど。夢のなかにある仏師(仏像を彫る人)が出てきて言うには、「私は彫っているのではないのです。私はただ単に木に埋まっている仏様を掘り出しているだけなのです。」という超いい加減な要約をしてから本物を確認すると、まぁそんなに大きく間違ってもいないかってことで。

つまり、言葉にはもともとリズムとメロディが埋まっていて、私はそれを掘り出しただけ、っていうことなんじゃないかな? とか思ったり、思っただけにしとけばいいものをこんなトコロで偉そうに公言しちゃっていいのかな?とかも思ったり。でもいいんだ、駄BLOGだし。

で、やはり、英語のフレーズで考えるというのが私の場合「キモ」なんだなぁ。それはつまり私にとって英語がまだまだ消化しきれていない異物なので、なんかその、消化しきれていない感を持て余しつついじくり回しているのが自分的にも面白いんだと思う。

例によって前置きが長いんだけど、ここらで「The Lie」を聞いていただこうか。でも例によって歌詞は歌い出しの部分とその後のちょっと付け足したくらいしかなくて、メロディもまだ尻切れトンボだ。そこんトコよろしくっ。

では、これを日本語でやるとどうなるか? 日本語だとさすがに慣れすぎているので、なんか甘えがあるというか、「どうにでもできるぞ」という気の緩みがあるのかあんまり面白いことにならないのだなぁ。歌謡曲的になるということはこれまでにも何度も経験しているのだ。

でも先週の大雨の時に思いついた「雨も悪くないよね」というフレーズを元に、こんなのを作ってみた。これも未完成なんだけど、ご賞味あれ。

 

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コメント

面白いね,日本語だともろボーカロイドが歌ってるね,と感じるのだけど英語だとそうでも無い,歌い出しの部分なんて「えっボーカロイドなの」てな感じ。これは日本語の持つ特性なのかな?,頑張ってメロディを完成させてください。

投稿: ををつか(をたくな講師) | 2013年6月30日 (日) 08時40分

小説や映画でも、国産のものに対しては批評眼が厳しくなるってことはあるんじゃないですかね。日常にあまりに近いものだから、突っ込みどころをたくさん見つけてしまう。

曲を作り始めるのは1%のインスピレーションで可能なんですが、曲として仕上げるには99%の努力が必要で、これが私の苦手なところなんですよね~(ってひとごとのように)。

投稿: Picks Clicks | 2013年6月30日 (日) 11時55分

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