« 人間自転車で悩む | トップページ | 大人の火遊びで悩む »

2013年7月 7日 (日)

音楽ストリーム化で悩む

音楽をダウンロードで購入する、ということはやったことがない。音楽というものは音楽そのものだけでなく、その周辺情報と一緒に「所有」することが大事だと思っているからだ。特にジャズの場合、各パートを誰が担当しているか、録音日付はいつだったかということをぜひ知っておきたい。曲目と作曲者も押さえておきたい。

しかし、どうもこういうのは時代遅れになるようなのだ。

ネットワークが広帯域になり、かつまたモバイルでも広帯域の定額料金が普通になってくると、音楽がストリームで供給されるようになるだろう。ストリームということはつまり端末側に溜めないということだ。つまり音楽を所有するのでなく、「利用する:聞き流す」というスタイルで音楽と付き合うことになる。

しかも、そのストリームが無料に近い定額になったりすると、「聞き放題」ということになるのだが、これははっきり言ってもうどう対応したらいいかわからない。

ラジオを聞くように相手任せで音楽を聴くのは嫌だ。たまにならいいんだけど、不特定多数向けの流行りの曲ばっかりを聴き続ける気にはならない。

今までは大雑把に好きなジャンルを選んで、好きな演奏者を見つけ、その共演者を辿って視野を広げていくという聞き方だった。だからそういう情報さえ供給されていれば、ストリーム化も大歓迎なのだが、ストリームに埋め込まれたリンクを辿って他の曲や演奏者に行き着くというふうになるにはまだ時間がかかるだろう。

曲をまるまる一曲聞いて、それが好きかどうかというフィードバックを返すことによって、システム側が私の好みを自動的に判定するということもできるようになるかもしれないが、それはそれで何となく腹立たしい。自分で選択したという実感がほしいのだ。

とか言ってるけど、ジャズ喫茶なんてところへ行かなくなってからはニュースソースも少なくなって、結局のところ昔買ったLPをCDで買い直すくらいのことしかしていない。新しい分野を開拓するということもFourPlayくらいしかできていない。FourPlayもRitenourが向けてからはあんまり興味なくなったし、あとは知り合いが出したCDを買うくらいだなぁ。

そんなふうな、「好きな音楽を探る」というのがビジネスチャンスになったりするんだろうか?

そもそも「好きな音楽を追求する」という事自体がもう時代遅れ? 音楽というのは聞き流して消費するもの? 演奏の背景を知ることによってより深い感動を得るなんてことを望んじゃいけない?

というわけで、モバイルブロードバンドによって「音楽」のあり方が大きく変わっていくのかな、と悩むわけです。

|

« 人間自転車で悩む | トップページ | 大人の火遊びで悩む »

音楽」カテゴリの記事

コメント

なるほど。確かに。

滅びる音楽も出てくるでしょうね、確実に。

投稿: Cello | 2013年7月 7日 (日) 13時46分

>音楽というのは聞き流して消費するもの? 

chachaさんが聞かないジャンルでは当たり前になってるんじゃ無いかな?

投稿: ををつか(をたくな講師) | 2013年7月 7日 (日) 21時17分

>滅びる音楽も出てくるでしょうね、確実に。

捨てる神あれば、拾う神ありとかで、新しいものも出てくるのかもしれません。さらに、ロングテールとかでニッチ的な分野もそこそこ生き延びたりするのかも。

>chachaさんが聞かないジャンルでは当たり前になってるんじゃ無いかな?

マジョリティがそういうふうになっているんだとすると、誰も音楽にお金を払わなくなってくるのかなぁ。

すでに生産されている音楽だけで十分であって、新しく音楽を生産する必要なんてないっていうことですかね?

投稿: Picks Clicks | 2013年7月 8日 (月) 20時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 人間自転車で悩む | トップページ | 大人の火遊びで悩む »