スペイン高速鉄道事故で悩む
スペインでの高速鉄道事故は、事故の瞬間の動画も公開されているが、まだその全容が解明されていない。亡くなった方々のご冥福をお祈りする。
この動画を見て思うのは、8年前のJR西日本福知山線の事故である。この事故に関して私は原因を「速度を超過したままカーブに入ったが、ブレーキをかけたために先頭車輌の後ろ側の台車への加重が減少し、遠心力によって車体後部からねじられるような形で左へ横転した。」と推測した(福知山線の事故はスペインとは逆の右カーブで発生)。私の推測は想定した列車構成(客車と動力車の台数と順序)が実際と違っていたので説得力のないものになってしまったが、スペインの事故動画を見て、まさにこの「後ろから突き上げられて横転する」というパターンなのではないかと思った。
スペインの事故動画をよく見ると、3両目あたりが後ろからひねられるように横転しているようにみえる。これはそれぞれの車両によってブレーキの効きが不均等なために、ブレーキのよく効いた車両がブレーキの効いていない車両に追突されるような形になって後部を押し上げられ、後部車輪に垂直にかかる重量が見かけ上軽くなってしまって遠心力に負けて横転したのではないだろうか。
ニュースによれば列車は制限速度80km/hのところを190km/hで走っていたという。いったいどういう教育をしているのかさっぱり分からないが、列車の制限速度というのは自動車のそれとは違って設計された鉄路の上を走っているのだから厳密に守らないといけないものなんじゃないんだろうか?
しかし、事故の原因はそのスピード自体ではないと私は考える。原因はブレーキである。ブレーキを掛けなければ列車はあのカーブを無事に抜けていたのではないだろうか。ベテラン運転士はあのカーブを何度もその速度で走っていたが、その日は何かの加減で速度の釣果を感じて減速しようとした。そしてそのブレーキの効きが不均等であったためにこの惨事が発生した、のだと思う。
スペインの事故動画をよく見ると、3両目あたりが後ろからひねられるように横転しているようにみえる。これはそれぞれの車両によってブレーキの効きが不均等なために、ブレーキのよく効いた車両がブレーキの効いていない車両に追突されるような形になって後部を押し上げられ、後部車輪に垂直にかかる重量が見かけ上軽くなってしまって遠心力に負けて横転したのではないだろうか。
ニュースによれば列車は制限速度80km/hのところを190km/hで走っていたという。いったいどういう教育をしているのかさっぱり分からないが、列車の制限速度というのは自動車のそれとは違って設計された鉄路の上を走っているのだから厳密に守らないといけないものなんじゃないんだろうか?
しかし、事故の原因はそのスピード自体ではないと私は考える。原因はブレーキである。ブレーキを掛けなければ列車はあのカーブを無事に抜けていたのではないだろうか。ベテラン運転士はあのカーブを何度もその速度で走っていたが、その日は何かの加減で速度の釣果を感じて減速しようとした。そしてそのブレーキの効きが不均等であったためにこの惨事が発生した、のだと思う。
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コメント
この列車,先頭が電気機関車で2両目が発電車という構成の様ですね。で発電車は重い,重心が高いなど他の車両に比べ転覆しやすい条件だそうです。
投稿: ををつか(をたくな講師) | 2013年7月28日 (日) 17時42分
発電車が重心高いという記事は私も読みました。でも、そういう状態でいつも入っていたわけで、時には200km/hでも通過できていたらしい。
なんでこの時に限ってダメだったか? ということですよね。
投稿: PicksClicks | 2013年7月28日 (日) 19時55分