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2013年9月の7件の投稿

2013年9月22日 (日)

日本製ハリウッド映画に悩む

つまり「許されざる者」という映画で、ハリウッド映画を日本でリメイクした、と。

Nabeken 日本版はまだ見ていないけれども、随分評判になっているっていうか、制作側の宣伝がすごいのか、実際のところどうなのか今ひとつわからない。でも制作側が力を入れているのは配役を見ても分る。渡辺謙、佐藤浩市というところもいいけれども、脇を固める柄本とか小池栄子とか。

小池栄子っていい役をもらっているのか、それともやはりなにかいいものを持っているからいい役が来るのか、「八日目の蝉」とか「パーマ屋」とかなかなかの存在感だと思うのだが、賞とか意外にもらってないよね?

まぁ、そんなわけで、見に行ってみようかとは思っているのだが、その前に元のハリウッド映画も見ておかないとなぁ、と思っていたのだ。そしたらTVで放映されるらしいというので録画して拝見した。

Eastwood クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマンという大物を揃えたこの1992年の映画は第65回アカデミー賞に輝いている。のだが、この映画を見たところでは、え~?悪くはないけれども、アカデミー賞ッて言うほどのものなのか? という感じ。「誰が誰を許せないのか」というところが見ものなんだろうけど、なんといってもあの終わり方がね。

そういう意味で、日本版はその辺りをどう料理するのか興味深いところ。なんでもクリント・イーストウッドが日本版を見て絶賛したという話もあるのだが、「ん~、いいじゃない?」くらいのコメントでも「絶賛!」ということになっちゃうので、実際にどうコメントをしたのかを聞かないとなんとも言えないな。

というか、まず日本版を見ないとね。

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Nokiaの迷走に悩む

マイクロソフト(以下MS)がノキアの携帯電話事業を7000億円余で買収した。MSがノキアに秋波を送ったのはこれが最初ではない。1990年代にもマイクロソフトはノキアに技術協定を持ちかけるが、ノキアには当時世界征服の夢があったのでMSに取り分を奪われるのがいやでこれを断ってしまう。

ノキアはフィンランドの会社で元々は農機などを作っていた会社らしい。ノキアという会社名は日本語の「農機屋」からつけたらしい…というのは私が今思いついたので違うかもしれない。でもフィンランド語には日本語と共通する語彙がたくさんあるらしいから、ひょっとするとそうだったかも。ノキアはそのうちに携帯電話の基地局を手がけるようになり、携帯電話機の開発と販売にも手を伸ばし、ついには低価格の携帯電話においてほぼ世界市場を手に入れるというほどの会社に成長する。

ノキアの(携帯電話の)世界征服計画は世界共通のプラットフォームを作ることがその主要な戦略だった。ノキアは英国のPSION(サイオン)という会社が作ったEPOCというOSに目をつけ、これを携帯電話用のOSに改変することを狙って当時携帯電話機を作っていたモトローラ、エリクソンといったメーカーたちに声をかけてサイオン社とともに1997年にSymbianというOSの開発会社を作る。日本の松下やSONYも後にこの会社に参画する。

当初はEPOC-OSと呼ばれていたそのOSは、商標の問題があってSymbian-OSという名前で呼ばれるマルチメディアに視野を向けたOSになる。これがそもそもスマートフォン用OSの起源である。

Psion5mx これがEPOC32を搭載したPDA「PSION 5mx」日本でも根強いファンが日本語化したりしていた。ケースを開くとキーボードがせり出してくるというメカも意外に頑丈で面白い機械だった。単3電池二本で1ヶ月くらい動いたかな。でも通信機機能がなかったと思う。シリアルポートはあったんだったかな? 外部にモデムをつなげば通信できたかも、という感じだったと思う。Wifiはまだそれほど普及していなかったし、3GやLTEなんてとんでもないという時代。

ノキアに袖にされたMSは、当時から持っていたWindowsCEというOSを基にWindowsMobileというOSを作り上げ、それを基本とした携帯電話を作るように各メーカーに働きかける。

こんなふうにMSのWindowsMobileとSymbian-OSとが競い合うようになったわけだが、低消費電力、高安定性のSymbian-OSに対して、安定性に劣るWindowsMobileはMSのOffice製品との親和性を前面に立てて戦う。

携帯電話にWORDややEXCELが搭載されているのはそれなりに便利ではあるが、さすがにあのちっこいキーボードで入力するのは辛い。それよりもMS-OUTLOOKが便利だった。。メールで送られてくる会議開催通知に「参加」と返信すると、自動的にスケジュールに記入されるので、打ち合わせに関するスケジュール管理がとても楽になる、というかOUTLOOKに操られているような仕事ぶりになってしまうのだが。

今なら「スマホやタブレットは情報を消費するもの、情報を入力したり加工するのはPCで」ということが言えるが、当時はそういう概念はまだなかった。当時はOUTLOOKに振り回される日々で、そういう意味でも「ケータイがないと仕事にならない」という状況だった。

Symbian-OSはその安定性と低消費電力という点で優れており、またモバイルな環境に適した「プログラムをROM上で走らせる」という技術まで持っていたOSだったが、いかんせんプログラミングが大変難しかった。ユーザーが自由にプログラムを作って流通させる仕掛けは持っていたものの、その難しさからなかなかそういった意味でのファン層が広がらなかった。

Symbian-OSにしてもWindowsMobileにしても、ともにモバイルでマルチメディアを扱うことを目指して開発していたのだったが、今ひとつ突き抜けることができなかったのはCPU性能と電池の持ちにうまく折り合いをつけることができなかったからだと思う。CPU性能も今ひとつだったし、無線でのデータ通信技術も当時はまだ未熟だった。

ただ、この頃にユーザから見た操作性という点において、ある程度の下地はできたのだと思う。Andoroidのホーム/メニュー/戻るという3ボタンの基礎はWindowsMobileのEnter/Menu/OKボタンを下敷きにしている。

そんなふうにMS対ノキアの戦いはWindowsMobileとSymbian-OSという形の代理戦争になったいたわけだが、ここでMSが飛び道具を使う。Symbian-OSのコンセプト的中心人物であったユハ・クリステンセン(Juha Christensen)を引っこ抜いてMSの副社長に据えてしまうのである。クリステンセンはもともとノキアの人間で、おそらくはノキアでも携帯端末の開発に大きな業績をあげていた人なのではないかと思う。

MSはほかにもいろいろとSymbianに圧力をかけ、結局Symbianは売上としてはシェアを取っていたものの、将来性ということに関してはほぼ死に体となってしまう。Symbianは日本でも後発ではあったが富士通と手を組んで日本の特殊事情に適合した一見ガラケーな携帯電話に活路を見いだし、ある程度のシェアを取る。

もともとSymbian-osはPDAを対象にした小規模なOSだったので、スマートフォンの大容量化についていくのがなかなかしんどかったのだろう。Symbianは2010年頃だったか「ビジネスをやめてサポートに回る」という宣言をおこなって事実上ビジネスから手を引いてしまう。

そんなところにさっそうと登場したのがAppleのiPhoneである。

iPhoneの優れていたところは、なんといってもマルチタッチという斬新な操作法がまず第一だが、アップルストアやiTunesなどの脇を支えるように見えて実はこちらが本体みたいな、全体としてのビジネスモデルが秀逸だった。

Symbian-OSもWindowsMobilemoともに歴史的経緯から規模の壁を内在しており、MSもそれに関しては抜本的な策を講じていたりしたのだが、iPhoneは全く新規なOSだったので、そういった古いしがらみをほぼ持っていなかった。後発であるAndroidも同様で、Symbinan-OSやWindowsMobileではなかなか内蔵メモリを32Gとか64Gとか持つことはできなかったんじゃないかと思う。

この規模の壁に関しては、アップルの戦略的展開としてまずはiPodで内蔵フラッシュメモリをGbyte単位で持つことをふつ~にしてしまい、大容量フラッシュメモリの価格と流通性を十分慣らしておいてからiPhoneに適用するという作戦だったのだろう。

というわけで、MSはやや傾きかけたノキアにWindowsMobileに関する提携をまず持ちかけ、それをテコにしてノキアの携帯事業を今回めでたく買収することになったわけだ。

一方、MSに引きぬかれたクリステンセンはどうなったかというと、確か2年もしないうちにMSを飛び出してなんとマクロメディア社に入り、社長にまで上り詰める。マクロメディア社とはMSといろいろナメんで角を突き合わせる仲で、ブラウザ上で動画を表示したりゲームを動かしたりするFlashを作った会社だ。当時、いや今でもMSはSilverLightというFlash対抗製品を出してFlashのマーケットを奪おうとしているがまだ果たせていない。

しかし、そのマクロメディアもAdobeに買収されて、クリステンセンはどういう紆余曲折があったのか、この間まではなんだったか「Sonopia」とかいうMVNOの会社にCEOとしていたと思ったのだが、今はZIGIという会社のCEOをやっているらしい。要するにケータイ関連のソフト開発会社のようだが、なんだか良くはわからない。まぁ、もうノキアにも戻れないだろうしなぁ。



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擬似クロマティック・ハーモニカで悩む

鈴木楽器からいつの間にかこんな製品が発売されていた。METAL5というミニハーモニカで、定価は1260円だが、SoundHouseで買うと980円で買える。

Metal5x2

で、SUZUKIのMETAL5にはMajorとMinorがあって、MajorはCからEまで、MinorはAからCまでのハーモニックマイナースケールで、つまりGが半音高くなっている。 ハーモニカの高音はあまり好きではないので、音域の好みとしてはMinorを買いたいのだが、ハーモニックマイナー・スケールだということと、低いAが吹き音になるのが嫌でMajorを購入した。

写真でご覧のとおり、何故かMetal5のMajorを2台買ってしまったわけで、その理由は皆様ご想像のとおり。

つまり、2台のうちの片方のリードを削って半音高くしてやって、2台持ちで実質クロマチックということにできたら面白いかな、と。

ところが、私はリードを削るというのが初めてで、いろいろとやらかしてしまったというお話。

Metal5soundhole このハーモニカの写真はWEBのあちこちにあるが、吹き口の反対側がよく見える写真は写真あまりない。なのでここでご開帳。見えているネジ2本を外してちょと頑張ると中のユニットを取り出すことができる。

Metal5descomposed 取り出したユニットがこれだが、じつは筐体のサイズからもう一オクターブ低い(長い)リードかと思っていたのでちょっと残念。

ユニットをHohnerのLittle Ladyと比較してみると、Little Ladyよりはリードが長いらしいように見える。Little Ladyを分解したことがないのだが、もっとちっちゃなリードなんだろうなぁ。
Metal5littlelady
この写真はあとから撮ったので、Metal5のユニットの状況が一つ前の写真から変わっている。具体的にはビスの頭を見るとわかる。吹き側リードの調整をするためにはリードプレートを裏返しに付けなければならないので、その作業を試しにやってみたわけだ。詳細はハーモニカに詳しい人でないと説明しづらいし、詳しい人はすぐに分かるだろうから説明しない。

Metal5eb4 で、作業に入る。まず、吸い側のリードからと思って高い方のDをEbにすることから始めたのだが、いきなりルータのヘッドでリードをめくり上げてしまった。半ベソになりながらいろいろと手をつくしてなんとかEbで鳴るようにはなったのだが、ご覧のとおりギャップが広くなってしまって、思い切り吸い上げないと鳴ってくれない。

Metal5a3 私が加工しなかったA3のリードがこれ。正常なギャップはこれくらいなのだ。

それでは、ということで、気を取り直して、ついでにルータのヘッドも換えてBをCにする作業に入ったのだが、今度は削りすぎてしまってCよりも高くなってしまった。こういう時にはリードの根元を削るんだな、と根元を削ってみたら、根元っていうのはリードの先と違って「逃げ」がないので、ガッツリ削れてしまうのだね。あっというまにBbにまで下がってしまった。あ~ぁ。

Metal5b4 なのでまたリードの先を削る。今度はもっとマイルドなヘッドに交換だ。やっと元のBまで戻ったのだが、そこからなかなか上がらない。業を煮やしてヘッドを一つ前のに交換して削っていると、あっ!リードが折れてしまった。あちゃ~。

破片を探してみましたが、ほんの小さいものしか見つかりません(見つけた破片が写真に写るようにおいといた)。

Metal5b4back 一体どういう事が起こったんだろう?と思っていたら、後の調査でリードが内側へ折れ曲がってしまっていたのだということがわかった。この写真がそれだ。この写真はリードプレートを外して裏側から撮ったもの。表側から取った写真でもよく見るとリードが奥の方へ折れ曲がっているのがわかる。

というわけでリードが折れて、心も折れて失敗だ。なのでもう一台買って再チャレンジすることにする。

Metal5routers ちなみに、使用したルータのヘッドは写真のようなものだ。左がリードをめくり上げたやつ。右がマイルドだと思っていたやつなんだが、よく見ると砥石が落ちている。削れないわけだ。まず使用するルータのヘッドから再検討だな。



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シャドウ・プロフィールで悩む

Googleにアクセスしていると突然に「YoutubeとGoogle+のアカウント名を一つにしないか?」というふうなことを言われて戸惑ったり。つまりYoutubeには随分前からアカウントを持っていて、そのころはまだGoogleに買収されていなかったから、Googleのアカウントとは別名になっている。それらを統合しろというのだが、それはお断りすることにする。

Googleからはまた別の時に「セキュリティ強化のために電話番号を教えろ」とかいうことを言ってきて、これももちろんお断りする。

FACEBOOKからもそんなことを聞かれたことがあったような気がするか、定かでない。Facebookには私がSOftbankユーザだということがバレているので、ここでも携帯の番号を教えろとか言われたようなきがするのだが、Googleの時ほどはっきりとは覚えていない。そもそもFaceBookはあんまり信用していないのでできるだけ情報を出さないようにしているのだ。

そんな折、「シャドウ・プロフィール」という話を聞いた。

例えばFaceBookにAさんという人がいるとする。AさんはFaceBookの「友人を探す」という機能を使ってBさんを探そうと考えた。そうすると、Facebookは「電話帳へのアクセスを許してくれたらBさんを探しやすくなるよ」と囁く。本名だけでは特定できないから、電話番号や住所なども合わせて検索できれば確かに検索精度は上がるだろう。

そこでAさんが電話帳からBさんのデータを抜き出して(普通はvCard:vcfとかいうふうな標準フォーマットで出力できる)Bさんのデータだけを送ればいいのだが、それ半面倒臭いし、スマホなんかだと操作も煩雑だから、ええい電話帳を全部送ってしまえ、となる。

AさんがそれでBさんを見つけられればそれはそれでめでたいことだが、問題はその電話帳に載っている例えば私のデータである。Aさんの電話帳には私がFacebookに知らせていない私のデータ、例えば電話番号が乗っているかもしれない。

Facebookはこれ幸いと、私に関するデータベースにその電話番号を記載する。私はその事実を知らないし、もし知ったとしてもこれを削除してもらうことはできない。なぜならそれは私の(私に関する)情報ではあっても、私の(私の所有する)情報ではないからだ。つまり私の電話番号はAさんが入力したのだからむしろAさんの所有する情報なのだ。

こういう、本人が入力したのでないプロフィールを「シャドウ・プロフィール」というらしい。あなたのシャドウ・プロフィールはあなたの情報だがあなたの所有物ではない。

Facebookに限らず、あらゆる形のSNSは多かれ少なかれこういう仕組みを持っており、それぞれのポリシーに従ってこれらの情報を管理する。厳重に管理しているところもあればズサンなところもあるだろう。なかにはこういう情報を取引するところもあるかもしれない。遅かれ早かれ、FacebookやGoogleは私のすべての情報を手に入れるのだろう。

だから、ひょっとしてGoogleが私の電話番号を聞いてきたのも、どこかで手に入れた電話番号を照合するためだったのではなかったか、と今では思っている。

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Blogネタの本末転倒で悩む

え~、更新が滞っておりますが、PCが不調になったり、Windows7を導入したり、ハーモニカをいじったり、なんとか元気にやっております。

ちょっと重たいことを書こうとしていて、それが進まなかったり、しかもそれが複数あったりしていて、一方実生活でもいろんなことがあったり、時間をBLOGの書くことに当てたために実生活でやりたいことができなかったりすると本末転倒だな、ということでいろいろやっているうちにネタばっかり貯まって書く隙がない、と。

まぁ、BLog書くためにネタを生み出す生活をしているのだ、というふうに割り切ればいいのだが(いいのか?)、そういうわけにもいかないもので。そういう本末転倒は好きなんだけど。

「あ、これBLogに書こう」と思ったことはケータイのメモに書きつけているので、それがもう200件くらい貯まっていて、すでに今読み返してもなんの事だったか思い出せないようなこともあって、自分ではこのメモのほうが読んでいて面白かったりするのだが、まぁこんなの公開するわけにも行かないし。

ということで、ちょっと書きかけのものもあったりするのを片付けていこうか。

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2013年9月 4日 (水)

不思議な地震に悩む

今朝の9時18分、地震があった。最初は小さな揺れだったが次第に大きくなり、これはまた東北あたりで大きな地震があったのか、と思った。

この程度の地震は珍しくもないが、しばらくしてWEBで震源を調べてみて驚いた。震源はなんと鳥島だという。何かの間違いじゃないのかと思ったが、あちこちのサイトを見てもそういうことになっている。鳥島が震源だったら西日本がもっと揺れてもいいんじゃないか。

Earthquake201309042

さらに驚いたのは震源の深さだ。震源が地下400kmだというのだ。ちなみに2011.3.11の地震では震源の深さは45kmではなかったか。

そもそも日本の地震のほとんどはフィリピン海プレートとか太平洋プレートとか北米プレートとかが重なりあったところで起こるのだが、これらのプレートの厚さはせいぜい100kmなので、今日の地震はそのはるか深い所、マントル層の上層で起こったことになる。

これってどういうことなんだろう? マントル層ってどういうことが起こるところなんだろう? 最大震度4ということでなんだかニュースでもさらっと流されそうなんだが、有識者の
わかりやすい説明をお願いしたいものだと思う。
9月6日追記:
こういうのは深発地震というらしい。有識者による解説がWikiにあった。要するに他のプレートの下へと潜り込んだプレートがさらに力を受けて変形することによる地震であって、震央から離れたところで震度が大きくなったりするのは、地震の振動がその変形したプレートを伝わって伝搬するからだ、というふうに解説している。
信じるか信じないかはあなた次第です。

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2013年9月 1日 (日)

モバイルデータ通信で悩む

出先でインターネット接続が必要になることはそれほどないし、あっても大抵のことはガラケーで間に合う。間に合わなくなるのは、インターネット接続設備がないようなところで泊まりこみになったりするときだ。
今はテザリングでなんとかなっているのだが、ひょっとして今のガラケーをスマホに機種変更してしまうと、それができなくなってしまうので、そこんとこ(モバイルデータ通信)を何とかしたい。
いろいろ探してみると、低速ながら月額980円でSIMを提供してくれるところがいくつかあって、低速と言っても200kbpsだから、昔ISDNで64kbpsで接続していた頃に比べればまだずいぶんマシだ。
こういう定額インターネット接続はいろいろなところで比較されているが、要するに最大速度や月間の通信量に制限があったりするからYoutubeを楽しむのはまず無理だが、ゆっくりながらもGoogleMapも使えるし、なによりGPSを高性能化するための通信ができるのが大変有用だ。
ただし、この低価格SIMには落とし穴があって、そのSIMを入れる機械がないといけない。新たに購入すると数千円くらいかな? いつ使うかもしれないものにそういう投資は難しいなぁ。それを自分の持ち合わせでなんとかできるといいのだが、それはちょっと難しいかもしれないし。

低価格SIM以外の手段としてはWIMAXがある。WIMAXはKDDI系のUQが技術的にサポートし、各社がプロバイダとして運用している。費用はだいたい月額4千円弱から5千円台というところなので私の予算には入らないのだが、UQは契約形式として「1DAYUQ」というものを用意しておりこれが24時間600円で使える、というものでこれが私の視界に入ってくる。

WIMAXにしても、やはり通信機器が必要になるが、これは中古市場に手頃な値段でいろいろ出てきている。ということで、実はWIMAXルータを入手済みなのだ。オークションで2200円で落札した。
Wm3600r
ご覧のとおり私の自宅ではアンテナが2本立っている状態で、まだ契約していないから実際の通信はできないのだが、おそらく使えるんじゃないかと思う。

ただ、電池はどうもダメみたいで、きっとクレードルに立てたままで常に充電しているようなかたちで1年間使用されたらしい。正確に測定してわけではないが電池運用では30分も持たないようだ。

まぁ、使い方としては完全モバイルというよりも車内とか宿泊所とか電源のあるところでの運用になるはずなので、まぁいいかな、と。

というわけなので、とりあえず24時間お試しするチャンスを狙っているわけです。

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