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2013年9月22日 (日)

擬似クロマティック・ハーモニカで悩む

鈴木楽器からいつの間にかこんな製品が発売されていた。METAL5というミニハーモニカで、定価は1260円だが、SoundHouseで買うと980円で買える。

Metal5x2

で、SUZUKIのMETAL5にはMajorとMinorがあって、MajorはCからEまで、MinorはAからCまでのハーモニックマイナースケールで、つまりGが半音高くなっている。 ハーモニカの高音はあまり好きではないので、音域の好みとしてはMinorを買いたいのだが、ハーモニックマイナー・スケールだということと、低いAが吹き音になるのが嫌でMajorを購入した。

写真でご覧のとおり、何故かMetal5のMajorを2台買ってしまったわけで、その理由は皆様ご想像のとおり。

つまり、2台のうちの片方のリードを削って半音高くしてやって、2台持ちで実質クロマチックということにできたら面白いかな、と。

ところが、私はリードを削るというのが初めてで、いろいろとやらかしてしまったというお話。

Metal5soundhole このハーモニカの写真はWEBのあちこちにあるが、吹き口の反対側がよく見える写真は写真あまりない。なのでここでご開帳。見えているネジ2本を外してちょと頑張ると中のユニットを取り出すことができる。

Metal5descomposed 取り出したユニットがこれだが、じつは筐体のサイズからもう一オクターブ低い(長い)リードかと思っていたのでちょっと残念。

ユニットをHohnerのLittle Ladyと比較してみると、Little Ladyよりはリードが長いらしいように見える。Little Ladyを分解したことがないのだが、もっとちっちゃなリードなんだろうなぁ。
Metal5littlelady
この写真はあとから撮ったので、Metal5のユニットの状況が一つ前の写真から変わっている。具体的にはビスの頭を見るとわかる。吹き側リードの調整をするためにはリードプレートを裏返しに付けなければならないので、その作業を試しにやってみたわけだ。詳細はハーモニカに詳しい人でないと説明しづらいし、詳しい人はすぐに分かるだろうから説明しない。

Metal5eb4 で、作業に入る。まず、吸い側のリードからと思って高い方のDをEbにすることから始めたのだが、いきなりルータのヘッドでリードをめくり上げてしまった。半ベソになりながらいろいろと手をつくしてなんとかEbで鳴るようにはなったのだが、ご覧のとおりギャップが広くなってしまって、思い切り吸い上げないと鳴ってくれない。

Metal5a3 私が加工しなかったA3のリードがこれ。正常なギャップはこれくらいなのだ。

それでは、ということで、気を取り直して、ついでにルータのヘッドも換えてBをCにする作業に入ったのだが、今度は削りすぎてしまってCよりも高くなってしまった。こういう時にはリードの根元を削るんだな、と根元を削ってみたら、根元っていうのはリードの先と違って「逃げ」がないので、ガッツリ削れてしまうのだね。あっというまにBbにまで下がってしまった。あ~ぁ。

Metal5b4 なのでまたリードの先を削る。今度はもっとマイルドなヘッドに交換だ。やっと元のBまで戻ったのだが、そこからなかなか上がらない。業を煮やしてヘッドを一つ前のに交換して削っていると、あっ!リードが折れてしまった。あちゃ~。

破片を探してみましたが、ほんの小さいものしか見つかりません(見つけた破片が写真に写るようにおいといた)。

Metal5b4back 一体どういう事が起こったんだろう?と思っていたら、後の調査でリードが内側へ折れ曲がってしまっていたのだということがわかった。この写真がそれだ。この写真はリードプレートを外して裏側から撮ったもの。表側から取った写真でもよく見るとリードが奥の方へ折れ曲がっているのがわかる。

というわけでリードが折れて、心も折れて失敗だ。なのでもう一台買って再チャレンジすることにする。

Metal5routers ちなみに、使用したルータのヘッドは写真のようなものだ。左がリードをめくり上げたやつ。右がマイルドだと思っていたやつなんだが、よく見ると砥石が落ちている。削れないわけだ。まず使用するルータのヘッドから再検討だな。



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コメント

最初からリューターの刃を当てちゃうってのが敗因ですね。キサゲで削るのがセオリーだと思う

投稿: ををつか | 2013年9月22日 (日) 17時49分

キサゲって、ハーモニカのリード加工にそんなセオリーはないと思いますよ。それをやろうとするとリードを裏からしっかり支えていないといけないが、そういう機構はないのでね。

リードに応力をかけて固定角度が変わると、鳴りが変わったりするので、ルータでこりこり削るのがセオリーです。

投稿: PicksClicks | 2013年9月22日 (日) 21時07分

ほ〜〜,そういうもんですか,金属をちょっとだけ削る場合はキサゲでやるもんだと思ってた。たしかに裏当てが無い所でキサゲを使ったら曲がってしまいますね。
で,本質的な質問,このハーモニカは一体どんな特徴のあるモノなのですか?

投稿: ををつか | 2013年9月22日 (日) 21時44分

このハーモニカの特徴は小さくて安いことです。

ひとつだけだとドレミファソラシドレの音しか出せませんが、同じものを2つ買って片方を半音だけ上げると、2台を使って、例えばミbとかソ#の音を出すことができるようになって、演奏の幅が広がるのです。

もちろん、完成品としてそういうハーモニカはあるのですが、安いものでも数千円から1万円近くします。それを2000円台で実現しようというのがこの話の主旨です。

投稿: PicksClicks | 2013年9月22日 (日) 22時11分

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