シャドウ・プロフィールで悩む
Googleにアクセスしていると突然に「YoutubeとGoogle+のアカウント名を一つにしないか?」というふうなことを言われて戸惑ったり。つまりYoutubeには随分前からアカウントを持っていて、そのころはまだGoogleに買収されていなかったから、Googleのアカウントとは別名になっている。それらを統合しろというのだが、それはお断りすることにする。
Googleからはまた別の時に「セキュリティ強化のために電話番号を教えろ」とかいうことを言ってきて、これももちろんお断りする。
FACEBOOKからもそんなことを聞かれたことがあったような気がするか、定かでない。Facebookには私がSOftbankユーザだということがバレているので、ここでも携帯の番号を教えろとか言われたようなきがするのだが、Googleの時ほどはっきりとは覚えていない。そもそもFaceBookはあんまり信用していないのでできるだけ情報を出さないようにしているのだ。
そんな折、「シャドウ・プロフィール」という話を聞いた。
例えばFaceBookにAさんという人がいるとする。AさんはFaceBookの「友人を探す」という機能を使ってBさんを探そうと考えた。そうすると、Facebookは「電話帳へのアクセスを許してくれたらBさんを探しやすくなるよ」と囁く。本名だけでは特定できないから、電話番号や住所なども合わせて検索できれば確かに検索精度は上がるだろう。
そこでAさんが電話帳からBさんのデータを抜き出して(普通はvCard:vcfとかいうふうな標準フォーマットで出力できる)Bさんのデータだけを送ればいいのだが、それ半面倒臭いし、スマホなんかだと操作も煩雑だから、ええい電話帳を全部送ってしまえ、となる。
AさんがそれでBさんを見つけられればそれはそれでめでたいことだが、問題はその電話帳に載っている例えば私のデータである。Aさんの電話帳には私がFacebookに知らせていない私のデータ、例えば電話番号が乗っているかもしれない。
Facebookはこれ幸いと、私に関するデータベースにその電話番号を記載する。私はその事実を知らないし、もし知ったとしてもこれを削除してもらうことはできない。なぜならそれは私の(私に関する)情報ではあっても、私の(私の所有する)情報ではないからだ。つまり私の電話番号はAさんが入力したのだからむしろAさんの所有する情報なのだ。
こういう、本人が入力したのでないプロフィールを「シャドウ・プロフィール」というらしい。あなたのシャドウ・プロフィールはあなたの情報だがあなたの所有物ではない。
Facebookに限らず、あらゆる形のSNSは多かれ少なかれこういう仕組みを持っており、それぞれのポリシーに従ってこれらの情報を管理する。厳重に管理しているところもあればズサンなところもあるだろう。なかにはこういう情報を取引するところもあるかもしれない。遅かれ早かれ、FacebookやGoogleは私のすべての情報を手に入れるのだろう。
だから、ひょっとしてGoogleが私の電話番号を聞いてきたのも、どこかで手に入れた電話番号を照合するためだったのではなかったか、と今では思っている。
Googleからはまた別の時に「セキュリティ強化のために電話番号を教えろ」とかいうことを言ってきて、これももちろんお断りする。
FACEBOOKからもそんなことを聞かれたことがあったような気がするか、定かでない。Facebookには私がSOftbankユーザだということがバレているので、ここでも携帯の番号を教えろとか言われたようなきがするのだが、Googleの時ほどはっきりとは覚えていない。そもそもFaceBookはあんまり信用していないのでできるだけ情報を出さないようにしているのだ。
そんな折、「シャドウ・プロフィール」という話を聞いた。
例えばFaceBookにAさんという人がいるとする。AさんはFaceBookの「友人を探す」という機能を使ってBさんを探そうと考えた。そうすると、Facebookは「電話帳へのアクセスを許してくれたらBさんを探しやすくなるよ」と囁く。本名だけでは特定できないから、電話番号や住所なども合わせて検索できれば確かに検索精度は上がるだろう。
そこでAさんが電話帳からBさんのデータを抜き出して(普通はvCard:vcfとかいうふうな標準フォーマットで出力できる)Bさんのデータだけを送ればいいのだが、それ半面倒臭いし、スマホなんかだと操作も煩雑だから、ええい電話帳を全部送ってしまえ、となる。
AさんがそれでBさんを見つけられればそれはそれでめでたいことだが、問題はその電話帳に載っている例えば私のデータである。Aさんの電話帳には私がFacebookに知らせていない私のデータ、例えば電話番号が乗っているかもしれない。
Facebookはこれ幸いと、私に関するデータベースにその電話番号を記載する。私はその事実を知らないし、もし知ったとしてもこれを削除してもらうことはできない。なぜならそれは私の(私に関する)情報ではあっても、私の(私の所有する)情報ではないからだ。つまり私の電話番号はAさんが入力したのだからむしろAさんの所有する情報なのだ。
こういう、本人が入力したのでないプロフィールを「シャドウ・プロフィール」というらしい。あなたのシャドウ・プロフィールはあなたの情報だがあなたの所有物ではない。
Facebookに限らず、あらゆる形のSNSは多かれ少なかれこういう仕組みを持っており、それぞれのポリシーに従ってこれらの情報を管理する。厳重に管理しているところもあればズサンなところもあるだろう。なかにはこういう情報を取引するところもあるかもしれない。遅かれ早かれ、FacebookやGoogleは私のすべての情報を手に入れるのだろう。
だから、ひょっとしてGoogleが私の電話番号を聞いてきたのも、どこかで手に入れた電話番号を照合するためだったのではなかったか、と今では思っている。
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コメント
私は,氏名,住所は個人情報では無いと思ってる。住民票とか選挙人名簿は誰でも閲覧出来るのがつい最近までルールだった。電話番号は簡単に変える事が出来るしあまり電話というメディアを重要視してないから,これも個人情報として拘らない事にしている。
投稿: ををつか | 2013年9月22日 (日) 17時52分
住所氏名に銀行口座番号が加えられたリストを公表されても拘りませんか?
住所氏名自体は公なものですが、それがキーとなって様々な情報が集められます。情報のひとつひとつについて「そんなものには拘らない」とか言っていると、それらをつなぎあわせたシャドウ情報に足をすくわれないとも限りません。
投稿: PicksClicks | 2013年9月22日 (日) 21時17分
まあ,そうなんですけどね,私の場合,銀行口座番号も請求書に書いてありますので住所,氏名,口座番号は,世間に出回ってる情報ですね。恐いのはクレジットカード番号だけでモノが買えちゃう現実ですね。カード番号はネット通販で彼方此方にバンバン書き込んでいますからね。
投稿: ををつか | 2013年9月22日 (日) 21時47分
ついでに言いますと,chachaさんと良く夜遊びしてた頃は「個人情報の売買」が商売の一つでしたのでその辺の実体を知ってるとか麻痺してるってのもありますね。
投稿: ををつか | 2013年9月22日 (日) 21時49分