PCの世代交代で悩む
長くなりそうな話を 短くまとめると、PCが2台不調になってきたのでWindows7を入れてみましたが、機能としてはあんまり変わらんね、と。
■PCの現状
メインで使っているデスクトップPCがどうも最近おかしくて、電源が入らない。スイッチを押しても反応しないのだ。
こういう時って、マザーボード上のバックアップバッテリーが死んでいるということがある。そういえばこのPCも買ってから5年くらいになるから、電池がやばいというのはあり得る。
ところが電池(CR2032)を外してみて電圧を測ってみると3.2Vある。ほぼ新品である。あれ最近交換したんだっけな?記憶に無いし、BLogにも書いてない。
でも電池が原因でないとすると、他には思い当たることがない。これは困った。
で、PC内部も外部も結構ホコリがたまっているので、それを掃除しつつ内部を点検するが、特に問題はないように見える。一つ発見したことには、電源ケーブルを100Vにつなぐと、スイッチに触らなくてもマザーボード上のLEDがオレンジに光っている。つまり、電源はちゃんと動いているのだが、マザーボードが何か異常を発見して電源を殺しているようだ。
そういう時はビープ音を鳴らしてくれるはずなのだが、それさえもできないほどの障害なんだろうか?
で、掃除のために床の上に横倒しにしたままでディスプレイとキーボードをつないで電源を入れてみると、これがちゃんと動いてしまう。何故だ?! 先ほどオレンジ色に光っていたLEDは緑になっている。ところがマザボのマニュアルを見てもそういうことはまったく書かれていない。さすがは中国製(GA-8ICMT)。
で、恐る恐るPCを元の場所に設置しなおして電源を入れると、これまたちゃんと動作する。なんだこれは?
ところが数日後、また「電源はいらない病」が再発してしまう。なので、こいつもうダメかな?と思ってしまう2013年の秋。
で、メインではないのだが、メイン以上によく使っているかもしれないミニノート「DELL Inspiron mini9」。これもSSDを32Mに換装してから機嫌よく使っているのだが。スリープ状態からの復帰で固まってしまうという症状が出るようになった。この状態になると、もう全くキーボードもマウス(っていうか、タッチパッドだけど)も受け付けなくなって電源を落とすしか手がなくなってしまう。
どうもSSDを換装してからいくつか入れ替えたドライバがうまく設定できていないようだ。通常使うぶんには支障ないが、電源を入れっぱなしでスリープ状態にしてしばらく使わないでおくと固まってしまう。使えなくはないがちょっとめんどくさい。
とまぁ、PCたちは以上のような状態だったわけです。他にもPCたちははあるんだけど、まぁそれはそれなりに動いてはいるけれど、常用できるものではない、と。
■Windows7の導入
世間ではWindows7にしようかWindows8にしようかなんてことで悩んでいる人が多いようだが、私はまだXPかW7かなんてことで悩んでいる。
W7に望むことなんて、ほぼなんにもないのだが、XPのサポートが来年終わってしまうということで、ここは何とかしないといけないような気もする。W7に全面乗換えという決断はまだ先にしても、少なくともW7を経験しておく必要はあるかな、というところだ。
PCが以前ほど売れなくなって、MSも苦しいのだろう。ひと頃には一家に一台、いや、一人に一台というペースで売れていたPCだが、「(PCじゃなくて)スマホやタブレットでいいじゃん!」ということに世間が気づいてしまったのだから。
情報を発信したり加工するには、やはりPCがいいのだが、情報を受け取るだけならスマホやタブレットで十分だ。
では、情報を発信するひとと情報を消費するひととの割合はどんなものだろうか? 昔、パソコン通信のNIFTYのあるフォーラムで「会員が1000人になりました!」というアナウンスがあったとき、そのフォーラムに書き込みを行っていたひとを数え上げてみると40名くらいだった。4%である。この数値を一般化するのはどうかと思うが、まぁだいたい2~10%くらいと思えばいいのではないか。
そうすると、極端なことを言うとPCは10人から数十人に一台持っていればいいことになる。
いまやインターネット接続は生活にほぼ必須な状況だが、PCはもう一家に一台あればいい。その代わりにスマホあるいはケータイを一人一台持っていて、タブレットを家族で共有するという感じか。
W7をインストールするPCの一台は、昨年末に横浜で安く出ているのを見つけたもので、CPUが1.8GのDual、メモリが2G、HDDが80Gのデスクトップだ。これが8000円というので、今メインで使っているPCにちょっと不安があったものだから買ってしまった。XPのインストーラが予め組み込んであって、持ち帰って起動してみたらXPが組み込まれてしまったので、そのまま時々使ったりしていた。
W7を試しに使うだけならこれでもいいのだが、ちょっと余っている500GのHDDがあるのでこれを組み込むことにするが、スリムタイプのPCなのでHDDを追加するスペースがない。なので、FDD(フロッピー・ディスク・ドライブ)を外してそこへHDDを設置した。
このHDDはXPで動作している時にはD:ドライブとして認識されている。その500GのHDDにWindows7の64bit版をインストールしたので、期せずしてこのPCはデュアルブートになってしまった。
インストールにはなんの問題もなかったのだが、実際に使ってみると噂通りステレオミキサーがない。この機能があると、PC上で出ている音を録音することができるのだが、これがないということは私にとっては不都合である。一体どうしてこの機能を外してしまったのか不思議だが、おそらく著作権がどうとかという思惑がからんでいるのだろう。
PCの構成によってはステレオミキサーを復活させることができるらしいので、古いサウンドカードを組み込んでみたが、やはりステレオミキサーを使うことはできなかった。
BIOSの設定を変えてオンボードのサウンドデバイスを殺してみたが、Windows7はこのサウンドカードを認識しなかった。このカードの64bitドライバがあるといいのだが、このサウンドカードはYAMAHAのDS-XGという古いもので、YAMAHAももうドライバのサポートを行っていない。
いずれステレオミキサーが必要になる時が来るはずなので、その時にまたサウンドブラスターあたりの導入を考えよう。
このサウンドの件以外は何も問題ないが、逆に言えばW7のメリットも何も感じなかったということだ。画面のデザインとして、ウインドウの枠が半透明になっているのが結構うっとおしくて、W7を導入して変わったのがこれだけなのか、この半透明の枠のためにW7を入れたのか、と思うとなおうっとおしい。
Windows7をいれたデスクトップに関しては、特にサウンド関係について色々と格闘中なので、それはまたおいおい書くことにしよう。
Windows7を導入したもう一台がDELLのmini9である。2台同時にWindows7を入れたのは、Windows7を2台分買うと安くなるということと、mini9用のSSDが思いの外安く売られているのを見つけたからだ。
mini9のSSD換装の時に32Gにしたのは64GのSSDが1万6千円くらいしたからだ。32Gなら8千円くらいだったので、まぁ32Gで十分だろう、と。
ところが9月中旬に調べてみると、64GのSSDが8200円で売られている。32Gなら5000円くらいだ。それなら64Gを購入してWindows7を入れてみるのも面白いのではないか。特にWindows7はSSDを認識してウエブレベリングをちゃんとやってくれるというので、これは期待できる。
購入したSSDはKingSpec社の製品だった。RunCoreとは違って、クローニングのためにSSDを外付けする機材は付属しておらず、SSDだけがゴロンと梱包されていた。今回はWindows7をクリーン・インストールするので、それでいいのだ。
DELL mini9はIntelのatomプロセサなので、Windows7の32bit版を入れる。だが、なにしろミニノートなので、そのためには外付けのDVDドライブが必要だ。ところがそんなスマートなものは持ち合わせがないのだなぁ。
DVDプレーヤと兼用の外付けDVDドライブがあれば買ってやってもいいかな、と思っているうちに買いそびれてしまっているのだ。
しかし、私のジャンクボックスにはこういう便利なものがある。これはUSB-IDE変換器で、IDEのハードディスクドライブにこれをつなぐと、USBを介してPCにつなぐことができて、起動できなくなったハードディスクからデータを救い出すことができる。これで何度データを救ったことか。
だから、PCに内蔵するようなDVDドライブにこのUSB-IDE変換器を接続すれば外付けDVDドライブとして動作させることができる。
この写真ではわけがわからないかと思うが、銀色のケーブルで結ばれている紺色のコネクタがその「変換器」。右上がPC用電源の上に載せたDVDドライブ。真ん中で上をむいているのがマザボに刺さる電源コネクタで、よく見るとショートピンが見える。DVDドライブの上に乗っているのが、この変換器に2.5インチHDDをつなぐためのアダプタだ。
この変換器にはハードディスクに電源を供給するACアダプタがあったはずなのだが、それが見つからない。しかたがないのでPC用の電源を臨時雇用してDVDドライブに電源を供給する。ただ単につないだだけでは電源は動いてくれないので、メインコネクタの13-14ピンを短絡してマザーボードがあるかのように錯覚させる。
そんなふうにしてインストールしたWindows7はなかなか快適である。インストーラは相当な量のドライバを予め持っているらしく、mini9専用の機器も問題なく動作した。XPの時にはスリープからの回復が遅かったWifiも、ドライバが変わったせいか動きが良くなった。タッチパッドのドライバもちょっと苦労したが以前と同じ仕様感を復元することができた。電源管理もXPの時よりもいい感じの設定ができた。
電源の入らなくなった(XPの)デスクトップPCだが、いろいろ試した結果、追加したメモリが悪者だという結論になった。このBlitzというメモリはWEBで検索しても評判が悪いようだ。
なので、XPのデスクトップもなんとなく復活してしまって、Linuxマシンもあるし、ええとまたこれらのPCをどう構成していこうか、というのが新たな悩みになってくるわけだ。
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コメント
机の回りの整理とPCの使い分けが大変そうですね。
投稿: ををつか | 2013年10月 1日 (火) 16時37分
そうっ! PCだけでなくて、ケーブルで床がすごいことになっている。
電源ケーブルの他にUSBケーブルとかLANケーブルとか、さらに加えてオーディオ系のケーブルとか音楽用(つまりギターをつなぐような)ケーブルとか、今では片付けたけれども、MIDIのケーブルやアナログTVのケーブルもあったりしたので、先週やっと片付けてやれやれなのです。
投稿: PicksClicks | 2013年10月 1日 (火) 21時41分