新しいプラットフォームで悩む
仕事で忙しいとか言いながらもしっかりと遊ぶことはやっていたりして。
事のはじめはWindowsXPが軽々と動くであろうと思って購入した中型中古ノートPCが意外にもパフォーマンス悪くて、ほんとにまったく使い物にならなかったことだ。スペックはCPUがPen4の1.8G、メモリ768M、HDDがとりあえずcドライブとして30Gと言うところ。この中でメモリ768Mというのが大きなネックになっているのだった。
モノは富士通FMVのBIBLO NB18C/Aというもので、最大メモリ容量が768Mという、まぁ当時はそれで充分だと富士通が考えたのであろう仕様である。それにしてもおそいぞ、このPC。
なので、Windowsでだめならlinuxにしてみようかという常識にしたがってFedoraを入れてみたわけだが、ここでもメモリの壁があった。
Fedoraの最新のリリースは昨年12月の20で、これが推奨メモリ1152Mとある。768Mではまずインストーラ(アナコンダ)がGUIでは動かない。
でも、一応最新versionを試しておきたいので、無理やりCUIモードでインストールを始める。インストール方法は推奨されている「DVDによるインストール」である。
インストールが始まったのでしばらく(実は一晩)放置していると、インストール中にリブートしたらしく言語を選ぶ画面で選択を待っている。デフォルトらしいEnglishにチェックが入っているが、「次へ(N)」というボタンが日本語なのはどうしてなんだろう? あ、最初にキーボードを指定したからかな。
しかし、そこから先へ進まない。だってリブートした時にGUIモードになってしまったらしく、インストーラ自身が重すぎて動けない状態。そのまま夜まで放置したが時間は何も解決しないのでFedora20はあきらめて、古くて軽いversionをいれることにする。
詳細は省略するが、選んだのはFedora15。推奨メモリが640Mだったのと、リリースノートに「ミュージシャン」という項目があるのが気になったから。
Fedoraのインストールもずいぶん楽になったもので、最初にインストールしたFedora6やその次にインストールしたFedora9はこんなに簡単にはいかなかったような記憶がある。
例えばFedora9から15へとupgradeできないのかというと、これができないんだなぁ。Fedora18からはそういう差分upgradeができるらしいのだが、残念ながら私の環境ではそういう最新のversionをインストールできるPCが…、あ、あるなぁ…これは検討に値するかもしれん。まぁその話はまた考えるとして。
インストーラ及びFedora自身で驚いたのは、PCに無線LANカードを挿入したときだ。これはCorega製のちょっと古いやつなのだが、Windows環境でもドライバディスクがないとインストールできなかったものがFedoraだと何も聞かずに動作するようになった。さすがは頻繁にリリースされるだけのことはある。考えてみればWindowsXPなんて10年以上前のドライバしか持っていないはずだから。
で、いろいろいじっているときのパフォーマンスがこんな感じだ。
余裕綽々で動いていますね。無線LANがなぜか遅くて1MB/sというふうに表示されるのは1Mバイトなのかビットなのか?システムモニタをみていると、どうもバイトらしいな。
で、こういうlinuxマシンをいままで私はWEBサーバとかyaccとかlexとかのツールを使うためだけに使ってきたので、普通のPCのような使い方は全然想定していなかった。sshでloginしてviでcgiを書いたりyacc(bison)をいたぶったりいたぶられたりということをやるので、ノートPCならネットにつないだまま部屋の片隅でホコリをかぶらせておくことになるだろうと思っていたのだ。
しかし、ノートPCでも無線LANがつながってしまうと、これはちょっと話が違ってくる。部屋の中のあちこちで使えるならサーバとしての使い方だけでなくてもいいんじゃないか。
アプリケーションのインストールも「ソフトウエアの追加と削除」から簡単にできるようになっていて、いやこれはFedora9でもあったのかもしれないけれども、私はApacheさえ動けばあとはどうでもよかったのでそんな機能があることも知らなかったのだった。
いままでLinux上でのアプリケーションなんて全く興味が無かったのだったが、どんなのがあるのだろうと思って「music」をキーワードに検索してみると、ほとんどは音楽を聞くためのプレーヤーだが、音楽を解析したりだとかなんだかおもしろそうなものがいろいろとあるのでこれはどんどんインストールしてしまう。
インストールはしたもののまだ全然試せていないのだが、なにしろ私にとってはまったく新しいプラットフォームなので、おもしろくもあるのだが面食らうこともしばしば。
それよりもまずブラウザであるFirefoxにflash playerをインストールしたいのだが、linux対応のflash Player11はFIrefoxのversion17以降でないとインストールできないというし、Fedora15についてくるFirefoxはver12だし、どうやってupgradeすればいいのやら、などと悩む冬の土曜日。
とういわけで、この投稿もFedoraから書いてみました。
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コメント
我が国のコンピュータ方言として大文字のBを書いた場合はbyteの様ですね,で大文字のKは10の3乗じゃなくて2の10乗らしいです。
私の所にもシンクパッドがありますが,XPは動くけどメモリー量が少ないので今どきの事は出来ませんね。
投稿: ををつか | 2014年2月 1日 (土) 21時38分
メモリーが少なくて動きが悪くなったいまどきのXPマシンには、メモリ増設するかLinux化ですね。うまく行けばMac化も可能なのかも。
投稿: PicksClicks | 2014年2月 2日 (日) 23時14分