朝のラジオにJ-WAVEを聞きたいのだが、電波状況が良くなくてという話を書いたのはもう2ヶ月前になってしまった。
で、なんとか様子のいいFM発信機を入手したところまでは書いたのだった。
さらに、「USB用充電ポートがふたつ付いたACアダプタ」というのも見つけて買ってきたので、こんな形で「Wifi経由で(スマホアプリ:radikoを使って)J-WAVEを受信⇒FM発信機へ接続⇒固定周波数87.5MHzでFM送信」を実現することができることになった。
中継実験にも成功したので、次は長時間試験をやってみようと思った。
前にも書いたと思うが、ラジオ受信アプリradiko排外の電池を食うし、GPSもonにしておかないと具合がわるいので電池では半日も保たないから、充電器で常時通電しておかないといけない。
ところが、半日ほど実験してみるとだめだった。なんと真新しいACアダプタとケーブルでつないでいるのにスマホが充電されていないのである。
他の充電器+ケーブルで試してみると充電されたりするので、ケーブルなどを差し替えたりいろいろ試した結果、このために100円ショップで買ったUSBケーブルが切れているんじゃないか?という結論になった。
ただ、腑に落ちないのは他のケーブルでも、この充電器とこのスマホの組み合わせでは充電が始まらないことがあるということだった。
ところが、この100円USBケーブルをよくよく見ると、こんなことが書いてあるではないか。
「転送機能があるため機種によりパソコン意外からは充電できないことがあります。」
なんだそりゃ? そういえば「充電専用USBケーブル」というのを聞いたことがあるような気もする。大は小を兼ねるとかの定理で、通信用なら充電用としても使えるってことはないんだろうか?
仕事の帰りにケータイ屋さんで聞いてみると、たしかに「充電専用ケーブル」というのがある。値札には550円と書いてあるが、レジに持って行くと680円だという。消費税便乗値上げか?そんなものは買いたくないなぁ。
なので、その場では買うのをやめて家に帰り、100円ショップで買った通信用のUSBケーブルを改造することを考える。
USBケーブルというのは内部に4本の接続があって、外側の2本で電源を供給し、内側の2本でデータを転送する。このデータ転送側の2本をつながらないようにしてやれば「充電専用」になるのではないだろうか?
そう考えて上に張った黄色いラベルの貼ってあるコネクタの内側にセロテープを張って、データ通信用の接続が接触しないようにしてみた。これでどうだ?
ダメなんだなぁ。なぜか。やはりUSB2ケ口ACアダプタとスマホかんで充電が始まらない。相性問題もあるんだろうか? というのはあとからわかったことなんだが。
で、調べてみた。先に調べろよ、というのは毎度思うことなのだが、まぁ考えが甘かったので仕方がない。

調べてわかったことは、充電専用USBケーブルというのが意外に複雑なことをやっているということだった。セロテープで絶縁させるようなことでは騙されてくれないのだ。
スマホと充電器をUSBケーブルでつなぐと、スマホがまず充電器に「あんた、電流容量どのくらいある?」と尋ねる。そうすると充電器はその性能に応じて最大電流容量に相当する情報をスマホに与えるのだ。
どうしてこういうことになっているかというと、パソコンなどのUSB端子は(パソコンの電池容量を考えて)0.5Aまでという電流制限があるので、そういう時にはその範囲内で充電するようにしたいが、もっとパワーのあるACアダプタ型の充電器の時にはガンガン電流を流して急速充電できるようになっているのだ。
だから、今回は先にもちょっと書いたように相性問題が出てしまっていて、こういうプロトコルを忠実に守るスマホと充電器が遭遇してしまった、というわけだったのだ。
それがわかったら、詰まるところ充電専用USBケーブルをj入手するしか無いが、ダイソーには売られていないが、今日行ってみた「シルク」という100円ショップには「充電専用」があったのでうひょひょとか言いながら買ってきたわけだ。
このケーブルを使うと、さすがにちゃんと充電できる。さすがだ。
で、早速FM中継システムを組み立ててFM中継のテストをしようと思ったら、こんどはradikoが駄々をこねだした。
radikoを起動するにはGPSもを動かして現在位置を申告しないといけない。これはラジオ局の権益を守るための方策で、つまり広告を流すのにある地域にだけ流したいからなのだろう。radikoの有料会員になれば全国ドコにいても海外にいても日本中のラジオが聞けるが、無料会員ではradikoの起動時にGPSで現在位置を確認することが必須条件になっているのだ。

なるほど、それでこんな画面が出るのかぁ。って納得出来ないなっ。これまでは出てなかったのになんで出るかな? しかも「擬似ロケーション」の設定なんて「位置情報」にも「開発者オプション」にもないぞ。
というわけでまた頓挫だよ。
翌朝追記:アプリケーション設定の中に「アプリケーション開発オプション」を発見。さらにその中に「擬似ロケーション」を発見したのでチェックを外す。
しかし、さらに「アプリ認証の通信エラー」だと? ちゃんとWifiは生きているのになんでだ?
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