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2015年2月24日 (火)

最先端の街に悩む

秋葉原が変わりゆくのが運命となっている街だということはわかっている。元々からそういう街だったんだと思う。時代の先を行こうとするサブカルチャーが棲みつくところなんだな。電気街だったのも元々はそういう流れだったのだから、今だにその残滓が残っているほうが不思議なのかもしれない。

そんな街を通勤途中に途中下車できたころもあったのだが、そういう時に限ってそんな時間もなかったのだった。

ひさびさにそんな街に降り立った。

Can 改札を出て中央通りの方へ歩いていると、前を一人の男が歩いている。

でも、このショルダーバッグは何だ? なにかごちゃごちゃしているなぁ。
Hisbag 拡大してみるとこんな感じ。さすがアニメの街なんだな。

秋葉原に行く目的の一つは楽器屋だった。その昔には「LAOX音楽館」という名前だったのだが、その後名前を変えてスタジオ付きの楽器店としてがんばっていたと思っていたのだったが、行ってみると定食の日高屋になっていた。そういえばこの辺りにあったはずのロケット商会もいつの間にかなくなっていたのだった。

Building ふと見上げると、ビルの壁にはこんなディスプレイが。「エロイモノナラナンデモソロウ。」。

そうですか。そういうビルなんですか。
Ledusblight 実のところ、何を買うという目的も特になかったのだが、なにか面白いものでもないかなぁと思って入ったエレキ雑貨屋みたいな小さい店でこんなものを買った。USBから電源をとって光るLEDライトだ。

LEDが8個付いている。LED8個のライトなら自分で作れなくもないのだが、こういったフレキシブルな支柱なんてのは作れないからねぇ。

店は暇そうだったので、店のおやじさんとアキバ昔話。「アキバも変わっちゃったねぇ」「昔はまず信越に行ったりしてね」「トヨムラもTゾーンになって、あ、それも亡くなったか」とかいう話をしていると「お客さんよくご存知ですね」とかいう話になり、JAコールだとかJHコールだとかいう普通の人にはなかなかわからない話になったり、という楽しくも切ない話もそこそこに切り上げて帰路につく。

Chocolate 駅付近まで帰ってくると、怪しげな人たちが道行く人達に何やら配っている。写真を撮ろうとカメラ(実はガラケーだが)を構えると、嬉しそうに「ありがとうございますっ!」と大笑顔である。

しかしこの手創り感満載のダンボール細工衣装(看板)は一体どういうことだ? 彼らが配っているのは安いものとはいえ小さなチョコレートである(ちなみにこの日は2月14日でバレンタインデーだった)。コストもかかっているはずなのに看板には金をかけていない、このアンバランス感はどういうことだ?

ロッテがスポンサーじゃないのかなぁ?でもそれだったら看板にもっと金をかければ良かったのになぁ。

というわけで、何となく情けない街になってしまった秋葉原ではあるけれども、まだ私に楽しめる部分もまだ残っているのだなぁ、という秋葉原散策でありました。

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コメント

秋葉原は,ラジオデパートと千石通商と秋月があれば・・・・,なんて思っています。
今では電子部品に関してはネット通販全盛ですから,秋葉への求心力は減ってしまいました。でも新宿や渋谷などと違った盛り場ってことで面白いなと思ってるのも事実です。

投稿: ををつか | 2015年2月25日 (水) 08時40分

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