宇宙SFで悩む
Interstellarという宇宙SF映画を見たのは昨年12月だった。「2001年宇宙の旅」に肩を並べるくらいの映画なんじゃないかと思って意気込んで見に行ったが、まぁそれほどでもなかったかな? というのはせっかくIMAXの映画館まで見に行ったのに、IMAXが期待はずれだったから、ということもある。
でも、この映画の評判もいろいろ気にしていて、あちこち読んでみると、昔の「コンタクト」という映画と比較しての論評がいくつか見られた。
「コンタクト」はかすかに覚えていた。ジュディ・フォスター主演で、なんだかお父さんがどうしたこうしたという印象しかなくて、これもやはり当時には期待はずれだった気がしていたのだった。
なので、「コンタクト」をもう一度見てみることにした。こういう時にTSUTAYAは便利だ。
見て驚いたのは、InterStellarで主役だったマシュー・マコノヒーが「コンタクト」にも出演していたことだ。主役ではないが、準主役というか、準主役たちのうちの一人という重要な役割で出演している。
内容としては、SFといいつつ政治と宗教が絡んできてややこしいことになっている。「地球外生物とファーストコンタクトを取る人間が、無神論者でいいのか?」という議論が大真面目で語られているのだ。こういうところが私の記憶にあまり残らなかった原因と見える。
それにしても、当時(この映画は1997年公開)の日本の立ち位置が忍ばれたり、当時のCGのレベルが案外いいところまで行ってたのだなぁ、とかさらにはカール・セーガンがこの映画の監修をしていて、Interstellarでも使われていたWormhole(異次元空間を通ってワープする)を提唱したのがそもそもこのカールセーガンだったのだ、とかいうことをすっかり忘れてしまっていたのだった。
内容はほぼ文句のつけようがないけれども、地球外生物とのコンタクトという多額のお金をつぎ込んだ大プロジェクトにしては証拠物件の精査があまりにぞんざいじゃないのかい? ということは大いに気になるですよ。
翌日追記:
すっかり忘れていたが、もう一つ紹介したい宇宙SF映画があったのだった。
これなんだけど、ハードSFとは違って、思いっきりソフトっていうか、ほとんどジョークなんだけど、これが面白かったので、ついに買ってしまったという。
「ヒッチハイクしてきたのはなんとエイリアン!?」とか書いてありますが、実はちょっと違うんだなぁ。まぁそんなことはどうでもいいか。
宇宙SFが好きな人ならニヤリと笑えるネタがいっぱい仕込んであるのだが、唯一敬虔なキリスト教徒にはおすすめしない。その理由は…言えない・書けない。
うまく行けばTSUTAYAで108円で借りられるので、面白くなくても腹も立たないよ。安く見るならお勧めです。
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コメント
「インターステラー」は近年稀に見る駄作ってのが私の評価。もう少し真面目に作ってよねってな所。
でツラツラ思い出すと「コンタクト」は見てないってのを思い出します。見てないなりにカール・セーガンとかジュディ・フォスターとか映画の内容と関係ない部分で騒がれた映画って印象が強いですね。
投稿: ををつか | 2015年3月18日 (水) 09時07分
「宇宙人ポール」見ようと思いつつ,見そびれてしまった映画,早速ネットレンタルします。
投稿: ををつか | 2015年3月19日 (木) 09時14分
インターステラーはストーリーとしては残念な映画ですが、映像的カタルシスがあるかな? と思ってIMAXまで見に行ったわけです。で、IMAXも残念だった、と。
「宇宙人ポール」は女ボスキャラがなかなかの存在感です。お楽しみに。
投稿: PicksClicks | 2015年3月19日 (木) 22時24分