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2015年4月29日 (水)

家庭内WEBサーバで悩む

2、3年前までは自宅でWEBサーバを運用していた。幸い、ADSLの頃からKDDIからウチに割り当てられているIPアドレスは固定だったので、外出先からアクセスしたりもできたし、大きなデータを人に渡すのも便利だった。IP電話を契約していたため150円/月くらい払っていたが、固定アドレスを契約するともっと高価だったように思う。

しかし、ある日突然にこのサーバが壊れてしまう。NECのノートPCだったのだが本体内部の電源が壊れてしまって立ち上がらないのだ。4000円くらいで買った中古PCだったので修理するわけにもいかず、そのまま放置していて、でもこの間廃品として捨てようとしたら見つからなかったのでまだどこかにあるのだろう。

ノートPCをサーバにすると、まず場所を取らないとか消費電力が微小であるとか、スリープ状態にしておいてもアクセスがあると(最初のアクセスにちょっと時間がかかるけど)勝手に立ち上がるとか、電池は数分しか保たないけれども電源の瞬断には強いとか、いろいろとメリットがある。

サーバが壊れても、実はそれほど困らなかったのであまり真剣に対応していなかったのだが、実は後継機を密かに立ち上げていた。

モノは富士通のFMV-BIBLO NB18C/Aというもので、CPUは800MHzくらいだったかな。ただしメモリが768Mしかなくて、これが原因でWindowsXPがろくろく動かないという困りモノだった。

Sbsh0826 このFMVにLinuxを入れてNECのノートPCの後継機にしようとしていて、いろいろ苦労した挙句にFedoraの最新のバージョン20は入らないということがわかり、結局Fedora14なら入りそうだったのでこれをインストールした。ちゃんと動くし、まぁこれでいいんじゃないの。

しかし、ちょっと困ったことにこのFMVはノートPCのフタを閉めてしまうと、完全にスリープしてしまって、フタを開けない限り二度と起き上がらない。NECのはフタを閉めた時の動作をいろいろと設定できたのだが、FMVのにはそういう選択肢がない。

しかたがないので、「使うときにはフタを開ける」という運用をしていた。これは実質的に使えない。

ネットワークとはWifi接続にしているので、電源さえ供給できればどこにでも置けるはずなのだが、「フタを開けないと使えない」というのがどうしても使い勝手が悪いのだ。

Sbsh0827_2なので思い切って荒療治をしてみた。写真内の丸いとこにある「フタ開閉センサ」をチョン切ってやったのだ。

これは効果てきめんだった。当たり前だが、FMVはずっとフタが開いたままだと思っているので、ずっと普通に動作している。ほうっておくとある時間でスリープに入るようだが、そのあたりの仕様は良くわからない。

ただ、やはりフタを閉めっぱなしで運用していると、温度上昇があるようでファンが回り始める。これがややうるさい。考えてみるとNECのはファンの音がうるさいと思ったことがなかったから、そのあたりで無理させてしまったのかもしれない。

これで、金輪際フタを開けなくても良くなったので、置く場所が自由になる。できれば無線じゃなくて有線で繋ぎたいが、それさえ我慢すれば部屋のどこにでも置けるから、できるだけホコリを吸わないようなところに隠居してもらうこともできる。

で、早速Apacheを設定してhttpdに祭り上げると、FMVは自身からはWEBページを開けることができるのに、家庭内の他のPCからはアクセスができない。

これで少し悩んだが、Apacheの設定はどうもこれで良さそうだったので、多分ポートが開いてないんだろう、ということで調べると、

/etc/sysconfig/iptables

-A INPUT -p tcp -m tcp --dport 80 -j ACCEPT という行を設定し、

/etc/init.d/iptables restart でiptablesを再起動する。

…というふうに書いておかないとまたきっと忘れるので備忘録メモ。

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