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2015年5月 6日 (水)

バイク事故で悩む

4月22日、杉並区の路上で萩原流行氏がバイク事故で亡くなった。ご冥福をお祈りしたい。

いったいどういう事故だったのか? 正式な発表というのは出るものなのかどうなのか知らないのだが、ある時点でのTVの報道を見た私の解釈は以下のようなものだ。

Hagiwara

まず、上の図のような位置関係で関係する車両が走行していたらしい。いや、実はA車は走っていなくて、駐車していたのか停車なのか、とにかく走ってはいなかった。

で、B車は当然それに気づいて車線を変更するタイミングを図っていたはずだ。あるタイミングで隣の車線に入れると見当をつけて車線変更した。

そこで驚いたのがC車である。B車と違ってA車の存在に気がついていなかったとすると、C車は慌てて車線変更しなければならない。

萩原バイクはその時C車に異常に接近していたとの証言もあるが、その位置関係ははっきりしない。しかしC車の運転者の死角に入っていた可能性はある。

とにかく、C車(警視庁の護送車であると報道されている)は右へ車線変更を行い、その車体に萩原バイクの前輪が接触した。

萩原バイクは転倒し、そのはずみにさらに右の車線へ滑り込んだ。
その時、後続のD車が避けきれずに萩原流行氏を轢いた。


こんな事故はどこでも起こりえる。こういう事故に巻き込まれないためにはどうしたらよいのだろうか?

・A車はそもそも駐車すべきでなかった。現場が駐車禁止区域であるかどうかは知らないが、とにかく路上駐車というのはすべきでない。
・B車には特に非がないように思われる。
・C車は前方をよく見て、B車の動きを予見すべきであった。
・D車も非がないように思えるが、路上でバイクを見たらとりあえず近づかないことだろうか。
・萩原バイクはC車に近づきすぎたのが失敗。また、B車およびC車の動きを予見できなければならなかった。バイクは交通弱者なのだから、人一倍危険に敏感でなくてはならないのだが、萩原流行氏はこの現場近辺で3月にも事故を起こしており、また過去2年にも2件の事故に関わっているなど、運転に問題があったのかもしれない。

というわけで、事故には関わりたくないものである。連休中には350kmほど運転したが、事故を3件見てしまった。これはなかなかに多いほうだと思う。人のふり見て我がふり直そう。

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コメント

ども,バイク乗りです。

私もバイク乗りゆえ件の事故報道は注視しました。バイクに乗っていて判るのは,4輪からバイクは見えない,見てくれない,って事です,特に雨が降っていてバックミラーが濡れていたらホトンド見えないっても過言ではありません。
私の推測では,C車のドライバーは右後方のバイクに気がつかず車線変更を始めてしまったんですね。この時,萩原氏のバイクが異常接近だろうとなんだろうと,直進側車線が優先ですからC車のドライバーは車線が開くまで待たなくてはなりません。

警察の護送車のドライバーはその辺は充分に理解し慎重な運転をする人達ですので,今回の事故は直進車線を走り急速に接近する右後方のバイクに気がつかなかった,もしくは見えなかったって事ですね。

バイクに乗っていると車線変更側のドライバーが気がついて居ないがための幅寄せは結構頻繁に喰らいます。

投稿: ををつか | 2015年5月 7日 (木) 07時28分

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