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2015年5月23日 (土)

フラクタル音楽で悩む

昔からカオスとかフラクタルにはすごく興味があって、多少はプログラミングもできたりするのでプログラムを作って遊んだりもしていた。もちろん音楽に応用することも考えてはいたのだが、なかなかブレークスルーまでには至らなかった。

カオスとかフラクタルのことを書き始めると、延々書いちゃうので、それはざっくりとならこういうところとかもっと詳しくはこういうところとかを見ていただくとして、ここではカオス(複雑系)という過程を経てフラクタル(自己相似)が形成される、ということだけを言っておく。

で、長い話を短くすると、カオス過程を経ずにいきなりフラクタルを作ってしまおう、ということを考えていて、やってみると案外簡単にできちゃったという話。カオスを経て、というのもアイディアはあるのだが、なかなか手を付けられないでいる。

Base具体的に、例えば、左のようなパターンがあったとして、これを自己相似させてふくらまそう、という考えだ。

ふくらませるというのは、次の図を見ていただこう。図ではわかりやすくするために上下関係を誇張しているが、要するに基本となるパターンを「2つ上がってひとつ下がる」と捉えて、基本パターンを2つ上げたりそこからまた一つ下げたりしてみよう、というわけだ。このパターンをとりあえず「0-2-1」のパターンと呼ぶことにする。

Gene1
こうやってふくらませたものを、さらに基本パターンによってふくらませるとフラクタル次数2となって、こういうパターンになる。
Gene2
これを数値化したものをプログラムで生成する。そうするとフラクタル次数3でこんなパターンが得られる。
021third ここでは基本パターン(図中の①)、2次②、3次③を続けて表示している。やろうとしていることがわかってもらえただろうか?

で、このままでは音楽にならないので、このパターンをスケールに乗せてしまう。スケールとして長調とか短調とかペンタトニックとかクロマティックとかいろいろ選べるようにはしてみたが、ここではとりあえず長調にしてみた。そうすると例の全全半全全全半という音程をなすりつけることによって、こんなパターンになる。ついでにもう一次あげてさらにふくらませている。
021
しかしこれでも、まだ音楽にはならない。これをMIDIに変換して音にしたのがこれだ。約1分のことなので辛抱して聞いてみていただきたい。
生成したものをそのままMIDIにしているので、終止感もないし音楽というよりも音符の羅列でしかないわけで、これにいろいろ手を入れたりすると曲にできたりもするんだろうけど、またそれは別途、ということで。
 
一応譜面にもしてみたが、あんまり意味は無いのでuploadはしないでおく。欲しい人は…いないよね。

で、こんなふうに小さなパターンからメロディを作るということをWEBアプリケーションとして公開してみようかとも思う。実は10年以上前に自動作曲的なものをWEBで公開していて、今でも定期的に使ってくれている人がいるようなので、それを改造したりすると簡単にできそうな気はするのだが、  まぁそれはやってみないとわからんね。

5月31日追記:

別の形でのフラクタル生成なんかも考えつつ、先週できたフラクタルに無理やり終止感を付けて形にしてみました。

コード付けがいい加減というか、いきあたりばったりなので伴奏はまぁ「何か鳴ってるな」くらいの感じです。本当はもっとエスニックな感じにしたかったんですが、いろいろ説明不能なトラブルなんかもあっったりしたのでパーカッションとかをこねこねするのが面倒くさくなって、え~要するにお座なりです。こんなことよりもっと先へ進みたいので。



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コメント

おおっ.
ギターですると,ロバート・フリップみたいになるだろうね.
ミニマルですね

投稿: | 2015年5月23日 (土) 19時31分

おおっ.
ギターですると,ロバート・フリップみたいになるだろうね.
ミニマルですね
すいません.名前を忘れました

投稿: HAWK2700 | 2015年5月23日 (土) 19時32分

すみません、ロバート・フリップという方を存じ上げませんでした。キング・クリムゾンのメンバー(リーダー?)なのですね。アルペジオを多用するひとなのでしょうか?

投稿: PicksClicks | 2015年5月23日 (土) 20時43分

最後に締めのフレーズを入れれば充分曲として通用しそうですね,現代音楽より古典的な響き。

投稿: ををつか | 2015年5月24日 (日) 06時41分

ある意味単調な繰り返しなんだけれども、意外に退屈しないですね。いい意味で「容易に予測できそうでありながら、予想を裏切り続ける」ということができているということなのかもしれません。

投稿: PicksClicks | 2015年5月24日 (日) 09時43分

lovelyMIDI自動生成装置
楽しませて頂きましたぁm_ _m
いったい  感服いたしました!

投稿: Bossa Lary | 2015年5月25日 (月) 06時44分

MIDI自動生成は、アドリブをする自分を励ますためにつくりました。頭のなかにある既存の音楽のイメージをぶち壊す、あるいはプチ(Pettit)壊すことによって自由に自分のメロディを作ることができるのではないかと思ったからです。

投稿: PicksClicks | 2015年5月25日 (月) 23時00分

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