リボ払いカードで悩む
フラクタルに血迷っている間にも、いろいろな小ネタがあったのだが書けずにいた。どこまで追いつけるやら。
まずはカードの話から。
ファミマTカードというのがあって、なにやらお得らしいなぁ、とは思っていたのだった。しかし、カードを増やしたくないし、銀行口座とリンクしたカードを作りたくないということで見送っていたのだったが、たまたまTOEICの試験を受ける日の試験前に入ったファミマで強力な勧誘を受けた。おそらくは5月いっぱいまでのキャンペーンだったらしい。
いわく、「JCBのマークが付いていますが、銀行口座を登録しなくていいんです。」「お店で(あとで)払ってもらえばいいんです。」
ふ~ん? ファミマを使う頻度が上がっているので、それなら持っていてもいいかな? ということでカードを作った。申込用紙にアンケート感覚で(それが間違い)書き込んでいったのだが、「予定年収」というあたりでおかしい、と気づくべきだった。
3週間位してカードが届いた。付いてきた書類をよく見て、からくりに気がついた。
つまり、JCBだかなんだか知らないが、ファミマの購入料金を一時的に肩代わりしてくれるわけで、それがタダであるわけもなく、その利率が年率換算で18%だという。そんな話は全く聞いていない。例えば1000円の買い物をして、1か月後に支払うと1.5%の利息が付いて1015円になる。たった15円のことだが、こんな客が何万人もいると、その利益は莫大なものになるんだろうな。
で、タイトルにした「リボ払い」ということだが、黙ってほうっておくとこれが自動的にリボ払いになる。つまり借金で購入してその支払額を一定以下に押さえる代わりに延々と払い続けるというしかけだ。
その「一定額」というのを自由に設定できるし、リボ払いが嫌ならJCBカードを銀行口座にリンクすることで普通のクレジット払いにもできるというのだが、そうすると最初に私が惹かれたような「ファミマTカードのお得感」というのはきっとなくなるはずだ。
だからこのカードは、ファミマの不注意な客からこっそりと利息を巻き上げるための姑息なカードである、と言い切ってしまおう。
ここに私ん二枚のTカードをご紹介。上が常用しているTカードで、TSUTAYAの履歴とかがリンクしているので、これからもずっと使い続けるつもりだ。下が今回発行されたファミマTカードで、これはもう使わない。裁断して捨てようかと思う。
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コメント
信用調査が甘いクレカはリボ払い前提が多いですね。アメリカのクレカはホトンド(全て?)リボ払い,日本でも普及するのかな?,と思ったけど,日本人は嫌ってる見たいで普及しないですね。
投稿: ををつか | 2015年6月19日 (金) 06時52分
クレカっていうか、このファミマTカードとかYahooカードとか楽天カードとか、古くはJACCSカードとかは基本的に「借金カード」ですからね。そこが嫌われているんじゃないでしょうか。
投稿: PicksClicks | 2015年6月19日 (金) 19時30分
まあ,それをいったら,普通のクレカも借金カードですよね,デビットカードは,その場で引き落としだから借金じゃないけど。
フリーランスになってからは経費処理が楽だからって,カード支払いが多くなって,ネット通販が増えて,こちらもカード払いが原則だから,私の支出はほとんどクレカ経由です。
投稿: ををつか | 2015年6月19日 (金) 21時32分
ああ、借金カードというよりも、「利息のつく借金カード」でしたね。
投稿: PicksClicks | 2015年6月20日 (土) 01時51分