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2015年6月27日 (土)

いつもと違う同窓会で悩む

凝りもせずっていうか飽きもせずっていうか、また同窓会に行ってきました。でも、今回の同窓会はいろんな点でいつもと違っている。あまり深入りしないように気をつけて、できるだけ手短に書こうと思うが、例によってどうなるかはわからない。
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まず、今回の同窓会はいつも出席している「関東同窓会」とは違って本店の同窓会なので場所が大阪である。当然移動するわけだが、今回はいつもの新幹線と違って空路を選んだ。

空路を選んだのは、宿泊付きのツアーが安かったからだ。飛行機の往復とホテル一泊でピッタリ3万円だから、これは安いと思った。航空会社はANAだし、ホテルも大阪駅前の丸ビル(大阪第一ホテル)だ。

さらにわくわくすることに、羽田空港までは私の最寄り駅からバスが出ることになって、それを使った。これもなかなか新鮮だった。いつもは少なからず緊張しながら運転している首都高を羽田までの30余分の間景色を楽しむことができた。

大阪空港(伊丹)を使うの初めてだと思う。13時過ぎに着陸してモノレールと阪急電車を乗り継いで(ここもバスという選択肢もあったのだが、阪急宝塚線に乗りたかった)梅田へ着き、ホテルにチェックインしたのが14時過ぎ。同窓会は15時からなのだが、私にはその前にやることがあった。

出発前に同窓会の過去の写真とかないのかな?と思って探していたら、偶然私達の同窓会の同日に2年下の同窓会が至近距離で行われる予定であることを知った。この学年にはいろいろ知り合いがいるし、なにより大学の後輩でもあるジャズピアニストのW江君がいる。これはちょっと顔出してみる価値があるのではないか。

なので2年下の同窓会会場へ潜入…と思ったが、会場を覗いてみると皆さんでご歓談中…、ではなくて、各人の近況報告みたいなことをやっていたみたいだった。これでは潜入できないので、ホテル職員に幹事を呼んでもらう。

幹事が来てくれたので、2年上の卒業生であることを説明し、「知っている人がいるかもしれないと思って来ました。W江くんとか…」とまで言ったところでその幹事さんが会場へ向かって「スペシャルゲストがいらっしゃいました!」とか呼ばわって、会場へ引き入れられ、ステージへ上げられてしまった。ちょうど会場の入口付近にW江君がいて挨拶などしながらだったので、とりあえず不審者の疑いは晴れた状態だ。

ステージへ上げられてしまったので、「同窓会出席のために横浜から来ました。ネットで2年下の皆さんが同窓会をやると知っておじゃましに来ました。我々の同窓会もすぐ近くで15時から始まるので、知り合いがいるかもしれないから来てみたら?」とか挨拶すると「O谷さんは来られますか?」などと質問が飛ぶ。きっとテニス部なんだろう。「O谷くん来ますよ。」とか答えていると、W江君がマイクを取って私の紹介などしてくれる。

W江くんは高校一年の頃からもうジャズピアニストとして演奏していたので、学校でセッションとかしていたのだったが、その後彼が高校生の頃から私の大学へ呼んで一緒に演奏などしていて、当時彼は別の大学の医学部へ進学希望だったところをウチの大学へ来るように説得してしまったのだった。そんな話をW江くんの立場から話してくれたのだが、そこへ幹事が「それ、Wくんの自慢?」とツッコミが入ったりして。

この話には私のさらに先輩であるA田さんの存在もあるはずだが、そこのところは話が複雑になるので省略した模様。

で、その場は「おじゃましました」ということで早々においとまし、私の同窓会会場へ。
本店の同窓会は多分18年ぶりくらいなのだが、関東から参加しているひとも多くて違和感もそれほどない。でもやっぱり久々の面々には話も弾んだりする。

ANAの現役機長のM岡くんに「今日はB787に乗ってきたぞ」と話すと「乗り心地が良かっただろう?」「え?いやそれはちょっとわからなかった」「気密がいいので、気圧の低下が少ないんだ」「あ、そういえばそうだったかも。耳の痛みが少なかったし、着陸してすぐに治った。」「それに空気が乾燥してなかっただろ?」「ん~、そうかも。」「機体がカーボンで金属じゃないから加湿器が使えるんだ。金属だとサビが出るので加湿器が使えない。」「へ~。」

一方で卒業以来初めて会った女性からは自分でもすっかり忘れていたセリフを聞かされて赤面した。文化祭のステージでギターを弾いたのだが、私はその時「僕の指の動きを見ていてください」と言ったらしい。あ~恥ずかしい。

「変わってないな~」とか言われたりもするので、「そんなことはない。目も整形して二重にしたし」と言うと、間髪をいれず「どこが二重やねん!」と突っ込んでくれるのがありがたい。首都圏では「へ~、そうなんだ~」とか言われて悲しい「ボケっぱなし」になったりするのである。中には私の話に「ボケにキレがある」とわけのわからないことをいう人もいたが、これはどうも褒めてくれているつもりらしい。

今回の参加者は86人ということで、ひとりひとりの近況報告というのはなかったが、代わりに日本舞踊とかギター弾き語りの余興があった。
A39 A47

ギター弾き語りは往年の懐メロフォークだったので、こっそりとハーモニカで参加。でも途中でハーモニカが不調になり(バルブが外れた)「なごり雪」ではコードがわからなくてついていけなくなった。

ちょうどそのころ、2年下の連中がW江くんを含めて数名ご乱入で、こちらもステージで「DVDを作ったのでご進呈」とかよく聞かないと意味のわからないことを言っていたのだが、何しろよく聴いていないのでよくわからない。


久々に会って嬉しかったのはS水くんだった。彼はいろいろエピソードを持っている愛すべき人物で、中でもスキー旅行の風呂の話は今でも忘れられない。

この高校では自由参加の「スキー旅行」というのが冬にあって、1年の時には私も参加した。2年の時には成績が悪かったので行かせてもらえなかった。

その1年のスキー旅行では風呂場に雪が降り込んでいて、床の一部が凍っていた。S水くんはそこでスッテンコロリンと滑ってしまい、股間を抑えていたタオルがめくれてしまった。

そこへ誰かがすかさず「おーS水、でかいな!」と大声でからかったのでS水くんは「コラ、女子に聞こえるやんけ」と取り繕った。男湯と女湯を分ける風呂場の仕切りは上のほうが開いていて、筒抜けなのである。しかし、女子は女子でキャピキャピ騒いでいるので、その中で男子の声が向こうまで届いているとは思えなかった。

しかし、風呂から上がって部屋へ戻る途中、すれ違ったクラスの女子が「S水くん、コケたんでしょ」と囁いたという。一部の女子には聞こえていたらしい。

そんなS水くんだが、どうやって知ったのかこのBlogを見ていてくれているらしい。Blogの感想としてはひとこと「元気やな~」だったが、まぁそういえばそうかもしれん。

二次会になって、S水くんがバルーンアートをやっているということが明らかになった。しかも道具を用意してきたらしい。彼がその場で作ったものを写真にとっていると「こら、Blogに上げるなよ」とか言っていたが、その理由がよくわからない。写真に目線でも入れとけばいいんだろうか?

許可は取っていなのだけれども、彼の作品の一部をこっそりご紹介しよう。

Poodleまずこれがよくあるプードルだが、思いの外それぞれの玉が小さい。あの硬い風船を器具も使わず自在に操って思いの形にするのはさすがだ。

さらには風船を歯で食いちぎって小さなパーツを作ったり、なかなかの手練である。

風船をもらって吹いてみたが、なかなかそう簡単に膨らむものではない。膨らませる前にひっぱったりしていたのがコツなのかもしれない。



Totoro_2 色の違う風船を組み合わせたうえにマーカーかなにかで色を塗って、こんなトトロもできてしまう。

このトトロはもらって帰りたかったのだが、急に現れた女子に強奪されてしまった。あ、違うか。腕に括りつけるパーツをトトロに取り付けてS水くんが女子にあげてしまったのだった。

こういうのを子供に作ってやったらそりゃ子供も喜ぶわなぁ。私も子供だましに風船で遊んでやったりするが、こういう芸も身につけたいものだ。


Tartle緑の風船で何を作るのかと思ってみていたら、これは亀らしい(写真では頭が下になっている)。腕くくりつけパーツを取り付けているので、こんなにおしゃれなアクセサリーになります。

特にボランティアとして活動しているわけではないようだったが、これは老若男女に受けるだろうからイベントなんかにでも呼んでもらえるようにすべきだなぁ。


二次会が終わったあとは、皆さん地元へ帰って三次会という話もあったらしいが、私はいったんホテルへ帰って別の楽器(ポケットサックス)をもってホテルの30階へ行ってみる。ここでは2年下の連中が二次会をやっているはずで、ひょっとしたらW江くんとセッションが出来るかもしれない。

2年下の連中は確かにご歓談中だったが、そこはダイニング・バーでピアノが置いてあるというわけでもなく、しかもW江くんは用があるとかで退出した後だった。ので、ホテルの部屋へ帰ってTVを見る。地元番組を探すが、あんまり面白いのはやってなかった。

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コメント

ほのぼのと,学生時代の気分に戻った様ですね。

投稿: ををつか | 2015年6月27日 (土) 16時45分

同窓会も回を重ねると、ほのぼの感を楽しみたいほのぼのメンバーが常連になってくるのかもしれません。

投稿: PicksClicks | 2015年6月28日 (日) 08時05分

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