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2015年10月18日 (日)

折りたたみベースで悩む

もう先週の話になるが、行きつけのライブハウスでデンマークからご客演のバンドが入っていた。Malene Kjaergaard(マレーネ・キェルゴール:Vo)率いるドラムレストリオで、コール・ポーターの作品を重点的に演奏するというので見に行ってみた。

Malenetriosmall
コール・ポーターの名前はこういう場所へくるお客さんならだれでも知っているが、コール・ポーターの生涯をよく研究していて、「~という風なつらい時に作られた曲です。」というふうな解説付きで8曲くらい歌ってたかな。

実は外国からのボーカリストを生で聞くのは初めてだったので、どういうステージなんだろうかという興味もあった。話はデンマークだけあってドイツ系の英語でわかりやすかったが。歌詞を時々勝手に変えて歌っていたようで、これには気が付かなくて笑いどころを逃がしたりした。

ライブの合間に、私がたまたま持っていたコール・ポーターの「unpublisged」な楽譜を見せて、「こんなの知ってる?」とか聞いてみると曲目リストを凝視しつつ「こういう曲は知らない」と興味津々だった。

ギターのFRANCESCO CIGNA君はGodinのエレガットを弾いていたので「弦がすごく新しいみたいだけれども、どのくらいの頻度で替えてるの?」と聞いてみたが、「このギターはスポンサードなので、つい先週弾き始めたところなんだ、だからまだ交換していないけどほかのエレガットはまぁ1か月おきくらいかな。」などと話したり。

Backslit ベースのええとTobias君とはデンマークの生んだベーシストNHOペデルセンの話をちょっとしただけだったが、彼のベースには驚かされた。フルサイズのウッドベースでありながらなんと折りたたみ出来るのだ。

この写真がそうで、まずテールエンドを外した後にネックから指板をはずし、ボディ裏側の一部を取り外して開いた穴へネックを折り入れる。ネックとボディの接合部がヒンジになっているのである。

この写真で穴の中ほどに白い爪が見えるが、これでネックを固定するのだ。あ、この時点でもう足は外してある。外した足はボディの中のどこかに固定される。




ネックを折り込むとこんなふうになる。

ボディの裏側から外した裏蓋の裏側にテールピースを固定するので、ふにゃふにゃになって

Neckfolded

いる弦は折りたたまれてボディの中に突っ込まれる。

完全に折りたたんだ写真がないみたいだが、結局ぎりぎりのボディのサイズまで小さくなり、それなりのケースに入れて担いでいくわけだ。

メーカー名はよく聞かなかったがイギリスのメーカーだということだった。

そういうわけで、デンマークの人たちとFaceBookのお友達になりました。


最後にこのトリオの演奏をYoutubeで。

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コメント

 これでも良いのでは?

 http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/strings/silentbasses/slb200/?mode=model

投稿: Cello | 2015年10月18日 (日) 21時44分

サイレントベースですね。実際に弾いたことはありますか? 私は何度か弾いてみましたが、ボディが回ってしまってだめでしたね。アルコでも回っちゃうんじゃないでしょうか。やはり体を密着させて弾きたいですね。

で、Tobias君はアンプを使わない生音主義なので、サイレントベースは使わないでしょうね。

投稿: PicksClicks | 2015年10月18日 (日) 23時56分

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