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2015年10月23日 (金)

不思議な打楽器に悩む

FaceBookではだれからどういう経路で渡ってきたのやらよくわからない「シェア」が流れてくる。それで、自分が面白いと思ったらまたそれをシェアしちゃうので、自分もそのわけわからない流れに乗ってしまうことになる。

この動画もそんな流れで流れてきて、私もシェアしたものだ。そのままではここへ持ってこれないので、改めてYoutubeで探してきた。

なんだこの楽器は? スチールドラムを裏返したような楽器だが、妙に惹かれるものがある。最初は単なる打楽器かと思っていたら音階がちゃんとあるみたいだ。

奏でるメロディは単調なのだが、この楽器の特性なのか妙な説得力がある。聞いてて心地よいのだが、同じメロディをピアノやギターで弾いても同じような魅力は出ないのではないだろうか。

こちらもFacebookで、20年位前からの知り合いであるシカゴのGailさんからシェアしたもの(をYoutubeで探しなおして貼り付け)。演奏しているのは関西方面でご活躍の日本人らしい。



で、この楽器は何なのだ? というわけで「percussion steel drum  scale」で検索してみると、「Hang」というのがヒットした。2000年にドイツ人がスイスで作った?のかな? とにかくPANArt Hangbau AG」という会社らしい。ヘルムホルツ共鳴を利用しているというところなんかがなかなかに興味深い。

Freeintegralhang240 音階の配置は五度環のようになっていて、両手で交互に叩くことによって
連続した音階を演奏しやすくなっているという。値段とか入手方法はメーカーサイトのどこかに書いてあるのかもしれない。

翌日追記:
解説的な動画を見つけたので追記。五度環というよりはカリンバの音列に近いんじゃないだろうか。オルタード・ペンタトニックっていう感じ?

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音楽」カテゴリの記事

コメント

これは以前から注目している楽器で、私のblogでもとりあげたことがあります。類似品も数種出回ってますが、このタイプはどこのも人気で入手困難です。スイスのは注文してもたぶん年単位の待ちで、自分でスイスまで取りに行かなければなりません。オークションで60万くらいだったかと。
で、入手しやすいHapiDrumを買ったのでした。

投稿: taki | 2015年10月24日 (土) 11時11分

ほんとだ。2013年6月の貴Blogにありますね。この時は切れ込みの入ったHapi Drumのほうに興味を惹かれてHangのほうには気が回りませんでした。

音階は結局普通の音階なんですかね。なんだかエキゾチックに響くんですが。HAPIドラムの音階はどんなものですか?

投稿: PicksClicks | 2015年10月24日 (土) 13時17分

Hand PanとかHang Drumとか呼ぶようですが、最初に知ったのは2011年でした。

http://taka-sumi.cocolog-nifty.com/taki_blog/2011/02/dante-buccihang.html

HapiDrumは下記でバーチャルプレイできます。私の持ってるのはUFOというのんです。

http://www.hapitones.com/virtual-hapi-drum-d-akebono.html

この手は、スケールごとに買わないといけないというのが難点ですね。
それからアルゼンチンだったかにアンプにつなげるのがあります。

http://www.garrahand.com/

投稿: taki | 2015年10月26日 (月) 23時50分

Hang事態は2013年で製造を終了したとかどこかに書いてありました。次の製品Gubalに集中しているんだそうで。

キーごとに楽器を替えるったって、ハーモニカみたいな訳にはいかないですよね。半音上のを横においてクロマチックにカバーするとかするんだろうな。

投稿: PicksClicks | 2015年10月27日 (火) 00時02分

解説的ビデオにモデルごとのスケールが出てますね。これだけ違うスケールの楽器を使い分けるのはすごい。孤独のグルメの効果音はこれですかね。

投稿: JazMys | 2015年10月27日 (火) 07時55分

この楽器は既存の曲を演奏するよりも、インプロビゼーション専用っていう感じなんでしょうか。左右の手の動きがフレージングを誘導しているっていうか。

カリンバというのもこういう使い方ができればいいのかな?という気持ちになりました。

不思議なのはオクターブの音域しかないのにオクターブに制限されている感じがしないこと。おそらく倍音構成がそうなっているんだろうとスペクトルをとってみると、3倍音が強いんです。つまり一つ叩いただけでパワーコードになっているということ。

で、JazMysさんに業務連絡です。mistery88から「Author」の直前の改行がなくなってます。これでAuthor名を捕まえられなくなってindex作りに苦しんでおります。

投稿: PicksClicks | 2015年10月27日 (火) 21時44分

「孤独のグルメ」をYoutubeで見ました。確かに似たような音を出す楽器を使っていますが、金属的というよりも竹みたいな音だと思いました。音楽担当者の名前が出ていたので、その線から調べれば何かわかるのかもしれません。

投稿: PicksClicks | 2015年11月 3日 (火) 22時46分

この動画の中で見ることができますね。竹製のミニ・マリンバみたいな楽器のようです。栗木健という人のサイトから探しました。

https://www.youtube.com/watch?v=SGsQLmx0qJU&feature=youtu.be

投稿: PicksClicks | 2015年11月 3日 (火) 22時54分

映像みただけで音は聴いてないですが、これはBalafonだと思います。マリンバと同系統ですが、音がもっと素朴ですね。

https://en.wikipedia.org/wiki/Balafon

投稿: taki | 2015年11月 4日 (水) 17時53分

BalafonをYoutubeで検索するとこういう動画を発見。

一体どういうスケールなんだろう?

https://www.youtube.com/watch?v=kXXhp_bZvck

それこそ低音部でヒョウタンなんかを使ってヘルムホルツ共鳴を利用しているのが興味深い。

投稿: PicksClicks | 2015年11月 5日 (木) 07時54分

先の動画で使われている音階はDmのペンタトニックスケールみたいだが、GとかAを多用しているのでDを主音として意識しているわけではなさそうだ。低音部の動きがおもしろい。

一方、こちらの動画ではF#mのペンタトニックでセッションしている。右側の演奏者は左右の音程が逆になっている?

https://www.youtube.com/watch?v=L58-Y3BWrpE

投稿: PicksClicks | 2015年11月 5日 (木) 08時26分

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