午後ロードなどで悩む
昨日久しぶりにTSUTAYAの旧作100円クーポンが送られてきた。なんだか久しぶりのような気がするが、調べてみるとひと月ほど前にもクーポンが来ていて、しかしそれは旧作と準新作が半額という渋いものだった。その半額クーポンでさえ久しぶりだった気がするのだが、そん前のクーポンがいつだったかはわからない。2,3か月前じゃないかっただろうか。
しかし、実際TSUTAYAのクーポンはもうそれほど必要性を感じなくなっている。それはTV東京(Ch7)の「午後のロードショー(略称:午後ロード)」をわりと豆に録画しているからなのだ。
だいたいTSUTAYAでも借りるのはたいていB級映画で、そういうのを午後ロードはまめに流してくれているのだ。もうちょっとまともな映画は「プレミアム・シネマ」というのでチェックしているが、午後ロードのほうをよくチェックしている感じ。
ちなみに先月はジェイソン・ステイサムの「トランスポーター」シリーズと「ファイナル・ディスティネーション」シリーズが放映されていて、それぞれB級なりに楽しめた。今月は毎週金曜日にスナイパー物を放映するというので楽しみにしている。すでに1週目のジョージ・クルーニーの「ラスト・ターゲット」がなかなかいい出来だった。2週目以降はまだ見ていないが「山猫は眠らない」だったかな、楽しみなことではある。
しかし、TSUTAYAから旧作100円クーポンが来たからには、借りてあげないといけないような気がしてしまって、B級じゃないんだけれども昔から気になっていた「北京の55日」と間違いなくB級であるジェイソン・ステイサムの「アドレナリン」、「アドレナリン2」というのを借りてみた。
「北京の55日」はその主題曲を音楽としては昔から知っていたが、内容についてはぼんやりとしか知らなかった。史実との乖離がどれくらいあるのかはわからないが、CGもない当時によくこんな映画を作ったな、という印象。確かに見ごたえがあります。
そういえば、この映画に伊丹十三が出演していたことを思い出した。伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」はこの映画を撮影していた時に書いたものだったはずだ。キャストをじっくり見てみたら「ICHIZO ITAMI」という名前でクレジットされていた。そういう名前だったのかな?
もう一人気になった俳優がいて、それはアメリカ人と中国人のハーフという設定の少女で、一見裕木奈江に似ていて、年齢から考えてそんなはずはないのだが、裕木奈江が何となく気になっていたことがあったので調べてみたら、「Lynne Sue Moon」という人で、1960年代に何本か出演しているがその後特に名を成したわけでもなかったようだった。
もう一方の「アドレナリン」は、もうね、これは究極のB級と言っていいんじゃないだろうか。本気で徹底してB級映画を作ったという感じで、馬鹿馬鹿しいことまで本気でやっている。その分エログロもあったりするので決して上品ではないのだが、B級映画にそんなものを期待するほうが間違いというもので「バカだなぁ」と言いながらへらへら笑いながら見ていられる(見ていられないところもある)。
ジェイソン・ステイサムはガイ・リッチー監督の「SNATCH」で間抜けなチンピラ役を演じていたので知ったのだが、覚えやすい顔だったのと、その後の「トランスポーター」の活躍で注目するようになった。演技力がないから無表情なのか、わざとそういう演技をしているのかわからないところも魅力といえなくもない。アクション俳優だからそういうのはどうでもいいのかもしれないが、ジョージ・クルーニーみたいな味をだせるようになれば面白いのにな、と思う。
というわけでしばらく「午後ロード」漬けだったのが、久しぶりにTSUTAYAのDVDを(1.3倍速で)楽しんだ日でありました。
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