« Bolafon妄想に悩む | トップページ | HTMLエディタで悩む »

2016年2月13日 (土)

パンデイロ・ワークショップで悩む

oJapanpercussioncenterパンデイロのワークショップがあるという話を聞きつけたのでエントリーしてみた。

最初の一時間が初心者コース、30分の休憩をはさんでアンサンブル・コースというのがあって、わけも分からずアンサンブルコースにエントリしてみたらキャンセル待ちだと言われた。なので、初心者コースにエントリして、あわよくばアンサンブルコースにも顔を出してやろうということにした。

そうすると主催者から電話があって、「アンサンブルコースをもう一クラス増やしたので、そちらにエントリしませんか?」「何時からですか?」「5時半からです」ということだったのでそちらは諦めてキャンセル待ちを続けることにした。

なんて話はどうでもいいので。

場所は地下鉄銀座線・田原町(たはらまち)駅3番出口から徒歩1分の「ジャパン・パーカッション・センター」別名コマキ楽器ということなんだが、事前に地図で確認していても「徒歩1分」というのがよくわからない。

結局大いに通り過ぎてしまって、戻ってみたら3番出口から出てすぐに左折すればよかったのだった。最初の角でちょっと左を見ればこの赤い入り口が見えたはずだったし、その場で見上げればビルのてっぺんの看板も見えたはずだったのだが、そんなのわかるか~っ。

Buildingtop これがそのビルなんだが、よっぽど意識していないとこれは見えないよ。

で、見谷 聡一さんを講師とするワークショップの内容だが、前半戦の「初心者向けクラス」にはいろいろと教わることが多かったが、後半のアンサンブル・コースというのはサンバ・ショーロに特化したもので、私にはいまいちだった。私としてはそういうジャンルを超えた基本的かつ初心者の一つ上のテクニックみたいなものを教わりたいと思っていて、とりあえず私がやりたいのはファンクとか4ビートだったので。

初心者向けクラスで教わった最初のことは、「両手で叩く」ということだった。右手だけでなく、左手をうまく使う。この点については私も気づいていたところはあったのだが、左手でパンデイロをひねってジングルを鳴らすのかと思っていたらそれは間違いで、左手を前後に動かすのだった。

どういうことかというと、下の図に示した通りで、私は黒文字で書いた①②③④が基本だと思ってほぼ一万回以上このパターンを繰り返して体に叩き込んでいたのだったが、これは間違いとは言えなくてもうまい方法ではないというか、テンポが速くなってくるとすぐに苦しくなってしまう。
Pandeiroshake
実際にYoutubeでたくさんパンデイロの演奏を見ていたのだが、高速な演奏でもこの4ツ打ちをやっているように見えていたのだったが、それが違っていたようだ。

ではどうするのかというと、図中に赤文字で書いたように②③の音をパンデイロの前後の動きで出すということなのだという。

これによって手で叩くのは④と①だけでよくなり、テンポが速くなっても楽についていけるのだということだった。


Notes16 さらに、もう一つ、ゲスト講師の露木達也(gt)さんがおっしゃっていたことなのだが、左の譜面で(これは2/4拍子の1小節分で、上記の図の①②③④はそれぞれ16分音符の一つ一つに対応する:つまり1小節には①②③④が2回はいる)3つ目7つ目で「体が下がる」ということなのだ。これは言われてみると確かにそうで、③で下がるというよりは④で上がる、そのために③で下がるということなのだろうと思う。

あ、そう言えばFBの露木さんのタイムラインでこのワークショップのことを知ったのだった。
話の中で何度も強調されたことが「(譜面上の)小節の頭はアタマじゃない」ということで、つまりフラムっていうか、上の譜面でいうと4つ目、8つ目の16分音符こそがアタマっていうか、「入りどころ」だということだった。

もうひとつ初心者クラスで「全員(12名)が指ロールできるようになってもらう」ということだったが、あいにくというか少なくとも8人くらいがすでにロールできる人たちで、どこが初心者やねん?という状況。私も実はひそかにロールもどきが可能となっている状態だったので、そこのところはかろうじてクリアということになった。本当の初心者の人たちもロールは出来ていた。

すでにロールができる人たちのなかには「ワックス」を使っている人がいて、聞いてみると蜜ろうを使っているという。東急ハンズで顆粒状の蜜ろうを買ってきて湯煎で固形化したしたひとや、コマキ楽器の売店で購入(1700円?)した人などがいて、なるほどと思った。実際にワックスを塗ったパンデイロを叩かせてもらったりしたが、確かにロールがやりやすくなっていた。


Sbsh1559

アンサンブルクラスでは、パルチード・アルト(ドドンパドンドンパドドンパ?)というパターンを最終目標としていろいろやったわけだが、いやいやパルチード・アルトなんて初耳だし、そんなリズムパターンは知らないなぁ。それに「譜面で書いてほしい」とお願いしても「譜面に書くと却ってわかりにくい」とか言われたので、私の理解の外になってしまった。

そういうわけなので、私としては初心者クラスだけでよかったかもしれないところだが、まぁ自分の知らないことがあるということを切実に知るということも大事なことなので、まぁ良しとしましょう。

ワークショップの時間に十分に間に合うように到着したので、コマキ楽器(日本パーカッションセンター)の売店をさんざん見学できたのも収穫だった。国内でパンデイロをあんなに並べている楽器店は初めてだったし、HANGやZENKO、HAPI Drumなども実物を見て、叩くことができた(素手で叩くことは禁じられていて、試奏用にマレットが置いてある)。

ほかにはスクリーミング・ボウルだったかな? 真鍮製のリンみたいなのを木の棒でこすって音を出すというので、こういう摩擦系は得意なのでやってみると「キーン」と思いのほか高い音が出てうれしかったのだが、買って帰っても何に使えるか?と考えるとやはり購入は見送ってしまったのだった。

2月20日追記:


パンデイロを持った左手を前後に動かすのか。そうか練習するぞ~、っと思っていて、シャドウ・パンデイロではいろいろやっていたのだが、今日改めてパンデイロで練習してみたのだが、これは難しい。

左手を前後させるのとジングルが鳴るタイミングがずれるので、ジングルが鳴るタイミングルを見計らって左手を動かすというのがすごく難しい。

同じようなタイミングの遅れはシェーカーもあるわけだから、練習すれば克服できるはずだとは思うが、それはつまり左手だけでパンデイロを(前後に)振るだけでグルーブを出せないといけないってことだな。

ということできょう半日ほどそれをやってみたわけだが、もう左手パンパンよ。これもまた1万回目標でやってみようと思うんだけど、いつまでかかるかなぁ。

|

« Bolafon妄想に悩む | トップページ | HTMLエディタで悩む »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Bolafon妄想に悩む | トップページ | HTMLエディタで悩む »