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2016年4月の17件の投稿

2016年4月29日 (金)

底なし船で悩む

船の進行を妨げる走行抵抗には造波抵抗と(水との)摩擦抵抗がある。これらの走行抵抗は大きな船では燃費を悪化させる重要な要素となる。

摩擦抵抗を減らすために気泡を発生させるという方法をTVか何かで見たのだが、気泡はどんどん流れて行ってしまうし、船体と水との間をすべて気泡で覆えるわけでもないので、その効果はそれほど期待できないのではないかと思った。

それよりも、いっそ船底の水との接触面を全部気体にしてしまえばよい。つまり船底を底のない空洞にして、その代わりに上部構造は密閉することによって浮力を維持するのだ。

お風呂で桶を裏返しにして、つまり開口部を下にして浮かべると、しばらくは浮いている。浮いている間はいかにもお湯との摩擦抵抗がないような感じですいすいと動く。でもすぐにひっくりかえってしまう。復元力がないのだ。

復元力をつけるには桶の内部に仕切りをつければよい。浮力槽がひとつだと傾いたときに復元しようという力が働かないが、浮力槽が複数あると傾いた側の浮力槽が深く沈む(つまり水面下に沈む気体量が増える)ことによって復元力を発生することができる。

テーブルを安定して立たせるためには少なくとも3本の脚が必要なように、この底なし船にも安定な浮力を得るためには最低3個の浮力槽が必要なはずだ。話を簡単にするために底なし船体を前後左右に区切って4つの浮力槽を持つような構造を考えてみよう。

船底に摩擦が発生しないので、船の構造としては平べったくて喫水の浅い構造がいいはずだ。船体側面の喫水線以下の部分ではやはり摩擦抵抗が発生するので、この部分はできるだけ小さくしたい。

一方で波の影響を考えると、内部喫水線から浮力槽下端までの距離は波に対するマージンとして大きくとりたい。ちょっと図にしてみようか。

Bottomlessboat
この図は船の進行方向に対して垂直な平面の断面図である。というか船の前半分と後ろ半分を断ち切った断面と思ってもらえばよい(前後のちょうど真ん中だと浮力槽を前後に分ける隔壁があるはずだが、そこはちょっと見逃してもらって)。

こういう底なし船は、船底が剛体でないので、例えば波による突き上げなどをかわすのに都合がよい。上の図で右側から波が来たら、まず右側の浮力槽の空気を抜いて波をかわし、次いで右側の浮力槽の浮力を回復しつつ左側の浮力槽の空気を抜けばよい。

浮力槽の空気を抜くには図の上側に設置した弁を開放すればよい。浮力槽に空気を入れるにはポンプで入れてもいいし、圧縮空気で入れてもいい、エンジンの排気を使うこともできるし、緊急の場合には爆薬を使ってもいい。

波の動きは早くてもせいぜい秒単位なので、事前に波が来ることを感知すれば自動的に対応することもできるだろう。

波が高い時には浮力槽のマージンを大きくして(つまり浮力槽下端を深く沈めて)波をかわす余力を大きくし、波が小さく穏やかな場合にはマージンを小さくして船体側面の摩擦抵抗を低くすることもできる。

さらには、浮力槽の空間を使って、普段は水中に入れたくないようなものを格納しておくことができる。例えば接岸時にあると便利なサイドスラスト機構や緊急回避用の操舵装置・制動装置、造波抵抗をキャンセルするための機構など。

太陽光を十分に受けるような状況では浮力槽の空間に多量の水蒸気を含むことが期待できる。この多量の水蒸気からは容易に真水を取り出すことができるから、例えば船でなくとも海上農園の基盤となるような浮漂体を作ることもできるんじゃないだろうか。

でも、こんなこときっともう誰かがやっているんだろうなぁ、と思って調べてみたのだが、意外に見つからない。唯一、「瀬戸内海の造船所が底のない船を作ったことがあるらしい」という話があったので、該当するらしい会社の特許なども調べてみたのだが、発見できなかった。特許検索にもかからない古い特許があるんだろうか?

(とか言いつつ特許出願中)

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2016年4月24日 (日)

車の遮音に悩む

前に乗っていた車から今の車に乗り換えたのはもう10年以上前になる。乗り換えた時に思ったのが、「この車うるさいな」ということだった。エンジンの音やロードノイズがやけに耳についたのだったが、それはその前に載っていた車が静かすぎたからなんじゃないか、と考えることにして、まぁ気にはならなくなっていた。

しかし先日、このうるさい車を車検に出して代車として貸してもらった車がVitzだったのだが、これがまぁうるさいのなんの。オープンカーですか?バイクですか?というくらいにエンジン音とか風切音とかロードノイズ聞こえまくりで。

しかし、ウチの車ももうちょっとなんとかならないのかなぁ、と思って調べてみるとやはり世間には遮音に苦労している人とか多いようで、遮音キットなんていうのがいろいろ売られていたりする。

一つにはエンジンルーム内でボンネットなどに吸音材というのか遮音材というのか、断熱も兼ねてフェルト状のものを貼り付けたり、あるいはトランクにも毛布みたいなものを貼り付けたり、はたまた運転席のフロアマットの下に遮音材を敷いたりというものなのだが、そういうものなのかなぁ?

私が思っていたのはエンジンルームと運転席の間に厚いフェルト状のものを詰め込んで遮音しないとダメなんじゃないか、というものだったのだが、そういうのは関係ないんだろうか?

Handleback
この写真はボンネットを開けて車の前から運転席のほうを見たところで、左の方に見える丸いものの向こうにハンドルがある。エンジンルームと運転席を隔てる壁はほぼ一面防音シートが張ってあるがmこの写真の真ん中の上あたりは防音シートがなくて、こういうところを丁寧に塞いでいくと遮音性がもうちょっと良くなるんじゃないかと思ったりする。

しかし一体、ウチの車を運転していてうるさい音はドコから入ってくるのだろう? しかし運転中にスマホを騒音計にしてあちこち探るわけにも行かないしなぁ。

あ、そうだ。音の漏れどころは可逆的だから、車内で大きな音を出してそれを外から聞けばドコから音漏れしているのかわkるんじゃないか?

そう考えて静かな休日の午後に駐車場で車のオーディオセットの音をかなりうるさくして車外からその音を聞いてみた。ボンネットを開けて実験してみたのだが、ボンネットに首を突っ込んでもそんなに大きな音漏れはない。むしろドアのあたりとトランクから音が大きく出ている。ドアのあたりってことはひょっとして運転席のフロアから漏れているのか?

しかし、それは当たり前で、車のオーディオシステムのスピーカはドアと後部座席の後ろ(つまりトランクの中)に装着されているので、ドアがうるさいのは当たり前だし、トランクの中を見るとスピーカの背面が見えている。これじゃだめだ。実験にならない。

Soundcheck しかたがないので、ミニコンサート(公開練習ともいう)に使っているミニアンプを車内に持ち込み、スマホを音源として「ええいうるさい」と思うくらいの音量で鳴らしてまた車外へ出てみる。

車のドアを開けたときにはご近所から苦情が来るんじゃないかと思うくらいの音量で鳴っていたが、ボンネットの前に立ってみると車外には意外に音漏れが少ない。

ボンネットを閉めると、音はなんとフロントグラスから出ているようだ。これが元凶かっ?

フロントグラスから音が出ているのだとすると、ほかのところでどれだけ遮音してもあんまり意味がないなぁ。トランクを開けると確かにそこからも音は出ているが、トランクを閉めるとそれほどではないし、最初に疑った運転席フロアからも音は漏れていないようだ。

というわけなので、遮音に関して改善することは難しいようだ。フロントグラスにピッタリ密着できる透明なシリコンシートでもあればいいんだけどなぁ。

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METALの新傾向に悩む

METALというのはハードロックの一分野なのだろうくらいの意識しかなくて、ロックならともかくMETALというのは詳しいどころかむしろ避けて通ってきた分野なので、いまさら「新傾向」というも変なんだけど。

BABY METALというグループのことを聞いたのはだいぶ前だったと思う。地下系アイドルっていうかなんかそういういかがわしいグループの一つだろうと思っていたのだが、Lady GAGAの前座をやったりしたというのを聞いて、「え~?」という感じだった。

今月初旬にはロンドンのウェンブリー・アリーナで単独ライブを行ったというニュースが流れた。これは日本で言うと横浜アリーナとか武道館での単独ライブなみの快挙なんだそうだ。

もともとはやはり日本のアイドル粗製乱造の中に紛れていたようなのだが、ボーカリストの能力がが突出しているらしい。レッスンを受けつつあちこちの賞を総なめにしたという。もともとこのボーカリストは他の「自称アイドル」たちとは一線を画していたようだ。

Babymetal

写真の真ん中の娘がボーカルの「SU-METAL」で、両脇の二人はYUIMETAL・MOAMETALと呼ばれていてそれぞれ「Scream & Dancer」ということになっている。デビューした時にはSU-Metalが中学一年で、あとの二人はまだ小学生だった。今はSU-METALが20歳になったんだったと思う。指を変なふうにしているポーズは「お狐さま」に対するリスペクトらしい。

最初の頃はオケをバックに三人で歌って踊ってというステージだったようだが、アイドル系METALという目の付け所もよかったんだろうか、バックバンドにMETALの一流どころを揃えるようになってから快進撃が始まったらしい。

どんなステージなのかというということはYoutubeで見てもらえばいいと思うが、興味深かったのが「SU-METAL、英国の雑誌から英語でインタビューを受ける」というもので、これは予め用意されたものを読んでいるわけでもないと思うので、質問をあらかじめ聞いているだろうにしてもなかなかの語学力だと思う。私自身だったらこんなに流暢にインタビューに対応はできないだろうなぁ。



さらにはBABY METALのアルバムが「スキヤキ」の坂本九以来のビルボードBEST40入りという快挙を成し遂げ、一昨日のフジTV「ミュージックステーション」でも新曲を披露した。確かに歌はうまいしバックの演奏もなかなかのものだった。ちなみにSU-METALのお姉さんは乃木坂46のメンバーなのだそうだ。


というわけで、私はMETALはともかくとしてBABY METALにハマりつつあるのだが、一方でMETALの世界ではやはり賛否両論で、そういう議論を見ているのもなかなか楽しい(他人事だし)。

BABY METAL肯定派は「いいじゃないか、カワイイんだし。演奏はもちろん文句のつけようがないし。」というのだが、METALの保守派というか要するにBABY METALを受け入れられない人たちは、「女の子が可愛い格好をしてフリフリを踊る」なんてことは耐えられないのだろう。

保守派の意見はある意味理解できる。理解できるが同意はできない。なぜならMETALがどういうものであるかよく知らないから。METALでは今まで女性プレーヤーはいなかったんだろうか? そもそもMETALの定義ってなんだ? 歪みまくったギターと人間の声とも思えないシャウトさえもとぎれとぎれにしか聞こえない轟音、というのが私のイメージなのだが、こういうMETALの常識に再定義を突きつけたのがBABY METALなんじゃないかと思う。

METALファンの皆さんもこの機会に「METALとはなんぞや」というあたりから地道に考えてしっかりと更生していただけるといいと思う。

翻ってジャズの世界はあいも変わらずの低調路線なので、ここはひとつそのコンセプトを頂いて、「ベビー・ホリディ」、「ベビー・リー」、「ベビー・マクファーリン」、「ベビー・バートン」、「ベビー・ハッチャーソン」、「ウィントン・ベビー」、「デューク・ベビントン」、「ベビー・モンゴメリー」、「ベビー・G」、「ベビー・バレル」などの輩出を試みてはどうだろうか? (半ばやけっぱち)

4月26日追記:

正直言って、私はMETALを音楽の範疇として認めていなかった。コードなんてワンコードか、もしくはパワーコードだけなんじゃないか、Death Metalなんてそもそも聞いてもらおうという気はあるのか? ってなもんで。

だからBABY METALの曲をアコースティックでカバーしているのを見たときには驚いた。


ちゃんとコード進行もあるんだ?! B7のパワーコードで始まって、サビではC⇒Gの繰り返しがあって、最後がどうなるのかはよくわからない。なんでもいいような気もするんだが、Emに帰結するんじゃないのかな? 帰結させずに終わらしている感もあってよくわからない。ちなみにこの演奏はオリジナルとキーが同じだ。

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2016年4月16日 (土)

浅い震源の地震に悩む

2016年4月14日21時26分。熊本県益城町の地下10㎞でM6.5の地震が発生し、最大震度7と測定され、死者9名の被害が発生した。次いで震度6超の地震が頻発し、4月16日には震度は6強ながらM7.3の地震が発生し、死者は37名となった。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。

で、はじめは「震度6の余震」とか言っていたのが「16日のが本震で、その前のは前震」ということになった。

今回の地震は日本列島を貫く中央構造線にまつわる活断層の活動であるということだった。中央構造線というのは紀伊半島から九州を結ぶ線で、なんと日本列島はもともと南北に分かれていて、この中央構造線で接合されたということだ。

この衛星写真で中央構造線がはっきりと見える。四国から九州へ伸びる不思議な半島もこの構造線のせいでできたようだ。

Chuokouzosen

Japaneseislands

日本列島のでき方にも諸説あるようだが、そのうちの一つにこういうのがあって、つまりざっくりと千葉の房総半島から九州までの南半分がプレートの動きによってこの図のように流れてきてくっついたというのだ。

以前にこういう話を見たときにはもっと説得力のある図があったのだが今回は見つけられなかった。

それにしても房総半島や紀伊半島、四国・九州の南半分はこんなにうまい形で流れてくるはずはないんじゃないか。きっと別の形で流れてきて、くっついてから今の形になったのではないかと思う。



ところでこの地震は予知できなかったのだろうか?

以前にも書いた通り、電磁気学を応用した地震予知システムというのがあって、私は毎週火曜日にメールで週刊予測を受け取っている。その内容は「家族以外に公開してはならない」ということになっているので公開しないが、12日の予測では四国九州あたりの予測は△で、これはひょっとしたら地震があるかもしれない、という程度のもので○や◎に比べると、まぁ当てられなかった、ということなんだろうな。

公開可能な情報として地震解析ラボのBLOGがあるので、そこを見てみると。こんな記事がある。

Kumamoto20160414

つまり4月4日の時点で8日~14日の期間にまさに熊本あたりで地震が起こることを予知したが、震源の深さが30kmと仮定していたために震度4と評価していた、と。

まぁ、当たらずと言えども遠からずということなんだが、今一つすっきりしないな。15日あたりの時点ではどういう判断をしていたのか知りたいところだ。とりあえず来週火曜日にどういうレポートがでるのか期待してみよう。

4月21日追記:

地震解析ラボには特に新しいコメントは上がっていない。表層の活断層による地震だから岩盤崩壊のような電磁気的な減少が起こらなかったということなのだろうか?

それにしても気になるのは余震が続いていることで、これが収まらないことには二次災害も心配で復旧作業もままならない。

発表されているデータから余震の具合を見てみたが、まだなかなか収束する様子はないなぁ。震度4、震度5クラスは落ち着いてきたようにも見えるが、震度3クラスの余震がまだ飛び抜けて多い。

地震履歴表からマグニチュードと震度を読み違えていたので修正した。

Kumamoto2016
ところで、全国の活断層の場所をここで見ることができる。人口密集地だけなんだけど。

4月29日追記:

27日から震度1と2の地震が多数発生している。これはなにか新しいことが起こっているのか? 阿蘇山か?。

Kumamoto20160429

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2016年4月12日 (火)

WEBページの更新日に悩む

10年ほど前のブラウザ(NETSCAPE NAVIGATER)だと、Control+Iを押下することでその時見ているページの最終更新日時を表示させることができた。

しかし、blog形式のWEBが増えてきたりして意味がなくなってきたのか、最近のブラウザにはそういう機能がなくなってしまった。

Blog形式だと閲覧される度にデータベースから検索して生成されるので実質的な更新日付はないのだが、記事内容として日付けが入っていたりしてそれを一応信用するのだが、手書きのページなんかでは(そういうところこそ確認したいのに)日付が入っていなかったりするので、フラストレーションを感じる。

なので、そういう「手書き」のページの最終更新日付を確認できる機能をHTTPのheadコマンドを使って作ってみた。

で、ここにそれをiframeで表示しようとしたのだが、なぜかこのサーバのページを表示することができない。なんでだろう?

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2016年4月11日 (月)

キュービック・パズルで悩む

「ルービック・キューブ」と言おうとして「キュービック・ルーブ」と言ってしまうのはなぜなんだろうか? それは「キュービック・パズル」という分野があるということがまず頭にあって、そこからしゃべり始めてしまうからではないのだろうか?

それでは「キュービック・パズル」とは何だ? というと、それはつまり立方体にかこつけて立体ジグソーになっていたりするようなもののことではないだろうか。

そんな「キュービック・パズル」に関内方面の某JazzBarでたまたま遭遇した。

Sbsh1628

これは1cm角ほどの小さな立方体をゴム紐でつないだもの。立方体は27個あって、うまく位置付けると3個×3個×3個のちょっと多いなサイズn立方体になる。

パズルとしてはルービックキューブよりもはるかに簡単だが、まったく簡単というわけでもない。

各立方体がゴム紐でつながっていると書いたが、ゴム紐が立方体を貫通する方法は2種類あって、ひとつはまっすぐに貫通する方法、もう一つは90度隣の面から出ていくようになってる。

それだけの簡単なパズルなんだが、何とか定式化できないものかなと思ってこの写真のように2次元化してみたわけだ。

Twotypes

これが立方体をゴム紐が貫通する二通りの様子(を図示したもの:日本語的になんだか変な感じがする)。

Cubicmap

ついでに、このパズルを二次元化したものをせっかくなのでEXCELでセル化してみたのも置いておこう。

90度に曲げる立方体が16個あって、それぞれの90度の曲がりで4方向の選択肢があるので、4の16乗だから42億通りの選択肢がある。10進数の桁数でいうと10桁程度の難しさということになる。

まぁ、コンピュータで解くとしたらすごく簡単なレベルだな。

そして、このパズルが解けたところ。

Solvedpuzzle

図と文がどんなふうに配置されるのか、今一つよくわからないんだけれども(公開するまでどんなふうに見えるのかわからないというCOCOLOGの仕様)、HTMLでごちょごちょやるのが気分的に面倒くさくなってきているので、まずはこのまま投稿してあとから調整しよう。

パズルが解けたのがうれしくて喜色満面のドヤ顔で撮った写真もあるんだが、これはさすがに恥ずかしいので公開しない。

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軍事ロボットで悩む

自動車の自動運転がなんだか今にも実現しそうな勢いなんだが、「危険を察知して自動停止」くらいにしとけばいいのに、自動操舵なんてことを言い出すから皆さん夢を見だすようで。

しかし、交通信号を感知できないことにはまず実用にはならないと思うなぁ。

車が交通信号を感知するにはまず赤黄青の信号をカメラで検出させることを考えるが、背の高いトラックが前に止まっていると信号は見えないし、木の枝で見えないこともある。交差点でWifiみたいな電波を出して自動車で受信させるか?とか思ったが、それでは進行方向ごとに差別化することがむつかしい。やはりエンコードした光学的な信号を進行方向ごとに用意して放射するのがいいのかなぁ?

とか言いう話は前置きであって、米軍がロボット戦艦の進水式を行ったという話。

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これはまだ武器を積んでいないのだが、無人で遠隔操縦もなしで数か月走行してして潜水艦探知などを行ったりできるという。

「SeaHunter」と呼ばれるこのロボット船は全長40m、排水量は不明。

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船底はこんなふうになっている。スクリュウは2軸らしい。

ということでもっと詳しいことを知りたいもんだなぁ、と。

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トレーナーで悩む

ひょっとしたらもう死語なのかもしれないが、トレーナーというのは長袖Tシャツの厚手のやつのことを言っている。

この季節にはちょうどいいというか、ほかに着るものが無いということでもあるのだが、長い間この季節の普段着はトレーナーが定番となっている。

しかし、最近というかもう長い間店頭でトレーナーが売られているのを見たことがない。

なので通販で探してみるのだが、今一つピンとくるものが無い。

では、私にとってどういうものが「ピンとくる」のかというと、古くはHONDAのウイングマーク入りロゴのトレーナー、オーストリアのザルツブルグで買ったヨーロッパ風エンブレムの入った紺色のトレーナー。そして今愛用しているのがこのアメリカで買ったシリコンバレートレーナーだ。なんだかそういう機械系というか理系オタクふうなものがこのみなんだろう。

Trainer このトレーナーもそろそろ十数年着ているので、そろそろくたびれてきている。着ていたものを脱いで撮影したので、くたびれ具合も格別だ。そろそろ次を物色しているのだがなかなかピンとこないのだなぁ。

Tシャツだったら、最近ではちょっとバカっぽいご当地Tシャツ(神戸!とかスカイツリー!とか)そういうのを買って、人目につかないところで着ていたりするのだが、トレーナーは結構外出時にも使うからなぁ。いろいろと悩ましいところではあります。なにかこう、メカっぽくて子供っぽくないのがいいなぁ。

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2016年4月 9日 (土)

毛筆の技で悩む

Gakokoro 思うところあってこんなものを作ってみた。時間軸を細かく調整できるので、メリハリをつければ筆先の躍動感みたいなものを表現できるかと思ったのだが、図の変化分をもっと細かくしないとだめみたいだ。

この図では筆の運びを22分割しているのだが、100くらいにしないとダメかな? 100はちょっとしんどいぞ。

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システマで悩む

残念なことにテレビ東京の土曜日25:20「ざっくりハイタッチ」が終わってしまった。やっぱりあのBPO(放送倫理委員会)から警告を受けたのが痛かったんじゃないかな。日曜朝の楽しみがなくなってしまった。

「ざっくりハイタッチ」の功績の一つに、まだ売れていない芸人に芸を披露させて、それをざっくりメンバーが「(売れるように)味付けする」というコーナーがあった。

これはそんなコーナーに出演した「ピーマンズ・スタンダード」というコンビの芸である。ロシアの格闘技の技である「システマ」の呼吸法を使うと、どんな痛みにも耐えられる、というネタだ。


これはこれで面白い、ということで特に味付けは不要ということになったが、この放送を見たあとで、私はこの技に意外なところで遭遇することになる。

Odyssey2

「火星ひとりぼっち」という映画「ODYSSEY]である。

主人公のマーク・ワトニーは事故のために一人で火星に取り残されてしまう。酸素も水も食料もない中で、どうやって生き延びるか、という映画なのだ。

生き延びる過程で、ちょっとした怪我をするのだが、その怪我を自分で治療するときにこのシステマ技を使っているのだ。

映画館の中はもちろん静まり返っているわけだが、私はそのシステマを見て笑いそうになってしまった。ワタシ的にはぶち壊しである。

しかし、その御蔭で「システマ」というのがネタのための単なる作り話ではないらしいことがわかったのだった。

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2016年4月 3日 (日)

朝から美人で悩む

親戚が集まったので写真を撮ってみました・・・ってわけじゃなくて。

Sbsh1624

3月31日の朝の新聞広告だったのだが、見開きページでこういう写真が掲載されていた。これはちょっと残しておかないとな。

しかし、全員が同じ化粧品会社(コーセーだったかな)の製品を使っているせいか、なんだかわりと同じっぽく見える。新聞を床に広げるまでは誰だかわからない人もいた(上戸彩とか)。左上の二人は今も誰だかわからない。

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人工知能で悩む

ネタとしてはもう旧聞に属するってやつで、もう2週間ほど前に書こうとしていたことなんだけれども、なかなかタイムリーには書けなかったね、ってことで。

例の「人工知能が囲碁の名人を4勝1敗で負かしました」という話なんだけれども、なんだろ、私の中でもまだうまくまとまってないっていうか、「どっちやねん!?」ということを書きそうな予感がある。

なので、考えないで書いてしまう。書いてから考えよう。

コンピュータでゲームをプレイしようとするとき、基本は起こりえるあらゆる場合を全部調べあげて、相手の「手」に対して自分が有利になるように手を選んでいけば良い。

1997年にIBMのコンピュータ:Deep Blueがチェスの世界チャンピオン:ガルリ・カスパロフを破った時にはこの方法が使われた。

チェスの場合、一手あたりの選択肢は平均35種類とか言われている。チェスの棋譜を調べてみるとだいたい40~50手までには勝負がつくようだから、そのための計算量は35の50乗で、10進数で77桁という計算量になる。チェスの盤面は8×8の64マスだから、多目に計算しても90桁というところ。

Igo 翻って、囲碁の場合にはどういう計算量になるのかというと、マス目が19×19で第一手目を置く位置が361通り、第二2手目が360通り、第3手目が359通り、ということでこれを全部読み切ろうとすると計算量の数値は10進数で768桁ということになる。桁違いとはまさにこういうことを言うんじゃないだろうか。

ちなみにこの768桁の数値というのは全宇宙の原子の数に匹敵するとか言われているらしい。それが本当かどうか考えてみた。

地球の質量が6×10の24乗Kgということでグラムでいうとまぁ27桁かな。さらにはその原子量ということを考えるとアボガドロ定数が6×10の23乗なんだが、地球を構成している主な元素がシリコンとアルミじゃなかったかなその原子量がシリコンで28、アルミで27なので、ええい面倒だ2倍とか10倍の誤差なんて気にしてられるか、もう3桁ということにしてしまうと、地球を構成する原子の数はおよそ10の48乗のレベルなので、およそ50桁ということにする。

太陽の質量は2×10の30乗Kg だそうだ。地球より7ケタ多いから、地球に関して計算したことはもうカスみたいなもので、太陽系全体の原子の数は地球を構成する原子の数の3桁倍ということだから、それでも53桁。

銀河系には太陽系みたいなのがいくつくらいあるのだろうか?銀河の質量は太陽の1.26兆倍ということだが、桁でいうと12桁だからこれで65桁。

宇宙には銀河系みたいなのがいくつあるのかな?これはそれこそ「星の数」ほどあるということで、2000億とかいう話もあるが、これを1兆としたところで12桁だから足しこんで77桁。だから、768桁という数がいかに大きいかということがわかる。

だから、こういう虱潰しみたいな戦法では囲碁に勝つことはできないのだ。

それではGoogleの(子会社のディープマインドの)Alpha GOがどうやったかというと、これはGoogle全般で使われている「先例に倣う」という技術を使っている。先人の棋譜を徹底的に分析して、そんパターンにマッチする流れを読み取り、優勢になる手を選ぶのだ。

そもそもGoogleの検索がそういう考え方だし、Google翻訳もそういう方法論で動作しているらしい。

なので、もともと「人工知能が囲碁で人間に勝った」という報道に対して「いや、あれは人工知能じゃなくて囲碁のゲームソフトだから、人間の脅威にはならない」と方向で書こうとしたのだが、実はそうじゃなくて「ディープマインドは囲碁だけでなくて他のことにも応用できる」とかいうことなので、人工知能って本当に人類の脅威になるかもしれない。

で、人工知能関連の報道で、「人工知能が小説を書く」という話があって、例の「日経星新一賞」応募作品のうち4作品が人工知能っていうかプログラムによって生成されたものだったということだった。それらの作品はこことかここで読むことができる。

で、そう言えば思い出したが私も「日経星新一賞」に応募していたのだった。結果はというと、昨年末の3次審査の結果として落選が通知された。これは必ずしも「一次、二次は通ったが三次で落ちた」ということではなくて、一次で落ちていたのかもしれない。

まずだいたい1万字という応募要項に対して半分くらいの分量しかなかったのだ。これは「オチばれ」が怖くて先を急いでしまったのだが、つまりそれは私の力不足ということなのだろう。

これはもう公開してもいいのかな? 入選もしていないので著作権とか問題ないと理解して公開してしまおうか。

これがそれだ:「JJ」

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遠隔地のライブで悩む

ピアニストのW江君は高校と大学の後輩にあたる。関西で活躍する彼の演奏をオンラインで初めて聞いたのは先月のことだった。その時はほんの一瞬の演奏だったのだが、今回は歌伴ではあるけれどもフルコーラスだ。 記念に貼り付けておこう。

大阪の「ニュー・サントリーファイブ」というハコらしい。ここはW江君が長年にわたって出演しているところだと聞いている。そういうところにはまず行くことはないと思うので、こういう動画はうれしい。

何が原因かはわからないが、スタートをやり直している。キーも同じだしテンポもリズムもそんなに変わっていない。W江君が「シングルがどうのこうの」とか言っているが何のことだかわからない。

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2016年4月 2日 (土)

ロボレースで悩む

自動走行車なんていう話が出て久しいが、あ、そうだ人工知能の話も書いてなかった。それはまた書くとして、自動走行車のレースが行われそうだという話。ま、実際にレースが行われるのは来年以降ということなんだが。

これがそれだ。当然のことながら操縦席はない。ハンドルもない。ハンドルがないと取り回しに困らないのかな?いやつまりピットインした後とか、電源を切った後とか。

Roborace
電池は迅速に入れ替えないといけないんだろうけど、どういう構造になっているんだろう?

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ファニーカーで悩む

街なかでかっこいい車を見かけた。いや、おじさんのカブじゃなくて。

K4black

かっこ良くはないのか? ファニーなのか?でもこのフロントグリルはなかなかいいかんじだ。
最近はフロントグリルをヘッドライトへ流線型につなぐのが流行りみたいだが、こんなふうにドーンと存在感のあるグリルはかっこいいと思う。

時間がなくてもっと細かいところまで観察できなかったのが残念。改造車なのかな?

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読めない小説で悩む

Simpleplan580ページくらいの文庫本なので、普通だったら1週間くらいで読んでしまうのだが、この本には1ヶ月くらいかかった。仕事のせいというのもあるが、本が途中で(しかも初めのほうで)読めなくなってしまったのだ。

どういうことかというと、話が辛くてよめない、というか辛くなりそうで怖くて読めなくなってしまったのだ。

話を簡単に紹介すると、主人公はオハイオ州の田舎に住む真面目なサラリーマンで、身重の奥さんがいる。しかし兄がいてこれが素行不良というか、独身で無職。さらに兄にはさらに素行の悪い友人がいる。

この3人がたまたま森の奥で大金を見つけてしまう。440万ドルというから今のレートだとざっくり5億円。話は1987年あたりだからもうちょっと感覚的には大きいのかもしれない。

もちろん、主人公以外の二人は大喜びでさっさと山分けしようというのだが、主人公は「いや待て。6ヶ月寝かせて、探している人がいないことを確認してから山分けしよう(やっぱりするんかいっ!)」ということで二人を説得して金を預かる。

日本なら、拾得物の5%~20%を謝礼として受け取ることができるのだが、アメリカでは(オハイオでは)どうなんだろうか? 本の中ではそうことに全く触れられていないので分からないし、調べてもわからなかったのだが、わずかでも謝礼金が出れば拾得物を正直に申し出るということも増えると思うのだが。5億円の1割って言うと5000万円だからねぇ。

しかし、こんな話がうまくいくわけがない。特に身重の奥さんがいるということが私にはとてもつらい設定であって、妊娠中でもストレスは与えたくないし、生まれたら生まれたでこういうややこしい話には巻き込まれたら嫌だなぁ、ハッピーエンドなんてありえないなぁとか思うと怖くて読めなくなってしまったのだ。

そんな(私の)状況が3週間ほど続いて、もうこりゃダメだな。この本はもう捨てようとも思った。教養書以外のこういう娯楽本を途中で辞めるということは意地でもやらないようにしているのだが(教養書や技術書を途中でやめたことは何度もある)、今回は初めてその禁を破ることになるのかな? と思ったり。

でもまぁ、読むのをやめる前にどうなっていくのかちょっと見てみようと思って本の真ん中あたりをチラ読みしてみると、どうやら主人公が何やら決断を下したらしい。それならなんとか読み進めることができるかな? とおもって読み返し始めて3日で読みきってしまった。ああ疲れた。

スコット・スミスという作者は当時27歳でこの本を処女作として書いた。発売当日に売り切れるほどの人気だったらしい。サム・ライミ監督によって映画化(1998年)もされているので見てみようと思うが、「あ、それ言っちゃいかんだろう」とか「あ、それやっちゃいかんだろう」みたいなことが何度もあるので、ある意味韓ドラ的な面があるのかもしれない。ひょっとしたら交通事故で記憶喪失というのもあるかも。

で、最後まで読んだわけだが、ハッピーエンドだったか?というと、まぁそれは見方によりますわな。どういう見方ならハッピーエンドなのか?というとそれは秘密です。

しかしなかなかにおもしろい話ではあった。主人公の心理描写が多いので、映画ではそこをどんなふうに描いているのか楽しみだ。

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スプリングコートで悩む

スプリングが春のことだというのは知っているが、「スプリング」と聞いて頭に浮かぶのはやはりバネだ。あのビヨヨヨ~ンとなるやつ。

だから、暖かくなってみなさんがスプリングコートを着てさっそうと歩いていると、私にはその肩や背中からバネがビヨヨヨ~ンと飛び出しているのが見えるのだ。

Springcoat

皆さんにも見えるように図示したバネの絵だが、これには苦労した。ベジェ曲線で描いてももうまくいかず、結局EXCELで三角関数を使って作図したのだ。

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