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2016年5月 5日 (木)

鼻タケでまた悩む

鼻タケというのができていたのでそれを切ったという話を書いたのはもう8年前になる。再発するかも、とは言われていたので、前回手術の2年後に見てもらったが「まだ大丈夫」ということだった。なのですっかり忘れていた。

調子悪いなと思ったのは今年の3月初めごろだった。花粉症という感じではなくてなんだか鼻水が出るなぁ。それも左側(以前に鼻タケを切った方)が多い。毎日鼻をかむのだが、2,3日おきに左側だけから大きな鼻くそが出る。で、指で探ってみると案の定鼻の奥に触るものがある。

なので、4月になって思い切って耳鼻科に行ってみた。以前に行った上大岡のじゃなくて、もっとっ通いやすいところにしてみたのは、どうも以前の耳鼻科が頼りないと思ったからだった。

他の人の話を聞いたりすると、レントゲンを撮ったりいろいろと調べてから切除したりするらしいのだが、上大岡はいきなり切って「切ってみたら奥にもあったのでそれも切っておきました」という行き当たりばったりだったので。

で、隣駅の耳鼻科に行って、8年前に切ったのがまた出てきたみたいだから切ってほしいと言ってみたのだが、どうやら鼻タケ業界に異変があったようだ。

まずは内視鏡を入れて「うむ、鼻茸が大きくなっていますね」ということを確認した。私も見せてもらったが、なんというのか袋に入ったゼリー状のような感じに見える。そして先生が言うには「この鼻タケは副鼻腔から出ている。切り取れる部分だけを切ってもまた再発するので、完治させるためには副鼻腔の中にある根元から切除しないといけない。」


Introducing39_2 で、副鼻腔起因の鼻タケを切除ずる手術をするには1週間ほど入院しないといけないという。それで、そういう手術はその病院ではできないので、他の病院を紹介する、と。

話は分からないでもないが、なんとなく「ウチで切るのは嫌だから、よそへ行ってほしい」という影の声が聞こえたような気がする。

これがその紹介状なのだが、こういうのを書いてもらうのは初めてなので記念に撮影してみた。ついでにこの「ご担当先生 御待史」というのがどういう意味なのか調べてみたが、これは「おんじし」と読んで要するに学識のある高位の人に対する敬称(正確には脇付け)であって、ついでに言うと「御史」は間違いで「御史」が正しいらしい。

まぁそんなわけで、なんとなくたらい回しにされそうな予感を持ちつつ、車でないとちょっと行きづらい総合病院へ行ってみた。

そこでもやはり同じような説明を受けた。副鼻腔の根元を断ち切る手術をするには全身麻酔が必要で、そのための事前検査のために1週間から10日ほど入院する必要があるのだという。

そこでちょっとした裏話的なことを聞いたのだが、つまり略式の手術だと多量に出血することがあるらしく、そういう場合に訴訟沙汰になったりすることもあるので、最近ではあまり感単には切らないらしい。多少大掛かりになってもちゃんと事前検査をして根治するように切るのが最近の傾向らしい。

いまちょっとそんなに入院するわけにはいかないので、根本治療にならなくていいから、なんとか略式で日帰りの手術にしてほしいとお願いして、それなら「数か月~数年で再発しても文句は言わない」という同意書にサインして略式で済ますことにした。

手術は奇しくも4月8日。8年前は4月9日だったから、ちょうど8年ぶりということになる(それがどうした?)。

手術は意外に早く済んだ。10分もかからなかったんじゃないかな。そしてさらに意外だったのが前回ほどには出血しなかったということだった。

前回は止血のためにガーゼを数mほども詰め込んだのだったが、今回は「融けながら止血するガーゼ」というよくわからないもの(直径1㎝ほど)をふたつほど詰め込んだだけで終わった。

Hanatake48これが切り取られた鼻タケで、生々しい写真も同かとは思ったが、なんだかよくわからないからまぁいいか、と。

この写真で見るとよくわからないのだが、前回のようにつるんとした綺麗な形ではなくてでこぼこしたものだった。この切り取った部分は検査の結果、悪性腫瘍ではないことが確認されている。

切除後の予後も順調で、2日ほどで鼻をかんだときに「融けるガーゼ」がポロリと落ちてきておしまい。1週間後に通院して診てもらったが、なんだか残ったものを取り出しておしまい。

手術自体は案外簡単でよかったのだが、実は手術の直前あたりから頭痛がしていて、そういう話で手術が遅れるのもいやだったから黙って手術を受けたのだが、手術後にも頭痛が続いたので術後診断の時に相談してみた。

そうすると、「ちょっとレントゲンを撮ってみましょう」ということになり、NMR-CTで顔の中身を見ることになってしまった。

そうすると、要するに顔の内側にいくつかある副鼻腔が全部膿で塞がっているという状態だという。風邪をひいたりしてそれがひどくなると頭痛ということになるらしい。

これはひょっとして「蓄膿症」ってことじゃないのか? と聞いてみるとやはりそうで、そういえば私の父がちょうど私くらいの年齢の時に入院して蓄膿の手術をしたことがあったことを思い出した。

当時は今と違って上あごを切開して副鼻腔から膿を出すという荒療治をしたらしい。私がやるとしたら、そういう大掛かりな手術ではなくて内視鏡と鉗子でやるらしいのだが、いやたしかに父はそういう手術をしていた。

つまり、私はそういう爆弾(というほどのものではないが)を抱えたまま生活することになる。これはストレスだなぁ。まぁ頭痛の原因がわかっているだけマシだと思うことにしようか。

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コメント

我が妻が先々月その1週間の入院という手術を受けました、手術後、口からしか呼吸出来ず、食事をしてると窒息すると苦しがっていました。

投稿: ををつか | 2016年5月 6日 (金) 06時40分

MNRはX線を使うわけじゃ無いのに医者はレントゲンって言いかたするんですね。まあ普通の医者じゃMNRの原理は知らないか。

投稿: ををつか | 2016年5月 6日 (金) 06時41分

ええと、奥様は初めての手術でしたか? それとも以前に一部だけ切り取ったりとかの経験がおありで?

投稿: PicksClicks | 2016年5月10日 (火) 22時23分

妻は初めての手術でした。

投稿: ををつか | 2016年5月11日 (水) 22時11分

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