「新しい判断」に悩む
「これまでのお約束とは異なる、新しい判断だ。」ですって。
消費税の再増税の是非について論じるつもりはないが、約束を違えておいて「新しい判断だ」とは恐れ入る。これは今年の流行語大賞を狙ったか? 少なくともノミネートされることは間違いないだろうなぁ。
それにしてもうまいこと言うもんだ、と思ったがこれは諸刃の剣で、これからはどんな約束をしても「また『新しい判断』がでるんでしょ?」ということで、もうだれもあんたの言うことを信じないよ。
当日追記:
「約束違反だという声については真摯に受けとめる」とも言っているのだが、「真摯に受け止める」というのは「うん聞いたよ、でも何にもしないけど」というくらいの意味なんだろう。
アメリカの9.11の直後にジョージ・ブッシュがこんなことを言っていた。「これは戦争だ。新しいタイプの戦争だ。」
「新しいタイプの戦争」という言葉によって、ブッシュは何でもできるようになった。「新しい」というのは危険な言葉なんだな。
もう一つ、風呂に入っている間に思い出した言葉があって、「言い訳がうまくなるほど、人としての格は落ちていく」というような。わりと最近聞いたのだが、どこで聞いたんだったかな?
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