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2016年7月10日 (日)

2階建てバスで悩む

中国でもこういう革新的なものを考えるようになった、ということなんだろうけど、このアイディア自体はすでに日本のアニメで提示されていたとか所ジョージが喋ってたとかいう話もある。

簡単に言うと道路をまたぐような2階建てのバスで、一階道路として開放し、一般の車を通過させ、二階には乗客を収容する。乗客は基本的に車体の上から乗り降りする。

Chinabus

まずは短縮版の動画(34秒)。


もう少し詳しい動画は8分半ほど。


基本的にいい考えだとは思うんだけれども、解決しないといけない問題も多いだろう。

■乗客の乗り降り
乗客は基本的に停留所で車体の上から乗り降りするらしい。緊急時には避難用シュートが降りてきてそこから(飛行機からのように)脱出する。

停留所のコストが結構掛かりそうだな。地上から乗り降りフロアへのエレベーターも必要だろうし。
■走行車線の確保
このバスが走行する、つまりタイヤが地面に接しているレーンは、ガードレールで守られていたりするようだが、そうしないとお行儀の悪い一般車がそこに駐停車したりするからなぁ。レールみたいなのを敷くようだが、それもまたコストの問題がある。確かに地下鉄ほどのコストではないにしても、だ。

ついでに書くと、走行レーンに沿って立てられたポールには充電用の端子があって、ここから間欠的に充電させるつもりらしい。

でもそういう、レールとか充電設備とか、システムに不可欠な要素がたくさんあるのって、弱点が多そうで、システムとして脆弱な気がするなぁ。一般的なバスだったら、路線を外れたってどこへでも行けてしまうというタフさというか、システムへの非依存性みたいなのがあって障害に強いんだけれども。

■交差点
交差点は大きな弱点になりそうだ。なにしろ走行車線を守るガードレールがないので、そこでいろいろな想定外のことが起こりそうだ。

■連結
おそらく運送効率を上げるために、連結は不可避なんだろう。でもできれば連結はしない方がいいと思うんだなぁ。

連結部分は列車のような構造になっているらしくて、曲がり角では蛇腹がグーンと伸びるわけだが、その時車内ではなにか起こるかというと大きなギャップができるわけで、それって危なくないか?

てなことを他人事ながら心配してあげるわけだが、やるとなったら中国政府の鶴の一声であっという間に実現しそうな気もする。既成の都市に導入するのは大変だろうと思うが、導入できてしまえば、あとは交差点さえ気をつければなんとかなるのかもしれない。

まぁお手並み拝見というところ。

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自動車」カテゴリの記事

コメント

このアイデア、バスと言うより鉄道の範疇ですよね。停留所でこまめに止まるより拠点間輸送に使った方が良さそうですね。

投稿: ををつか | 2016年7月11日 (月) 06時48分

私もこれは街中よりは高速道路向きなんじゃないかと思いましたが、こんなのに追い越されるというか、またぎこされるのは怖そうです。

年末には試作機が走るらしいので、これは楽しみ。

投稿: PicksClicks | 2016年7月11日 (月) 21時38分

そうそう、高速道路向きですよね。たとえば東名高速を利用して都内から横浜とか町田までのバス便とかですね、トンネルの有る所は、トンネルを広げないと無理ですね。

投稿: ををつか | 2016年7月12日 (火) 06時47分

8月にはもうこんなニュースが出ていて、すでに走っているらしい。

http://jalopnik.com/is-the-chinese-traffic-straddling-bus-a-scam-it-looks-1784979121

投稿: PicksClicks | 2016年12月 4日 (日) 22時16分

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