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2016年7月18日 (月)

マニュアル撮影で悩む

ハードオフで540円で購入した古いNIKONのカメラは、私の持っている古いレンズと一緒に使うことはできるが、自動露出も自動焦点も使えない。ピントはファインダー内の、なんていうんだっけな?あのプリズムを使ったメカを使って合わせることができるのだが、露出に関してはすべてマニュアルで調整しなくてはならない。

露出計があれば正しいシャッター速度と絞りの組み合わせがわかるのだが、あいにくと露出計の持ち合わせはないし、今時売られている露出計はプロ向けの高価なものしかない。中古市場で数千円から1万円くらいで手に入れることはできるが、たいてい難ありだったりする。

なので、結局露出に関しては「勘」で決めることにする。あとは、おそらく進歩し続けているはずのフィルムのダイナミクスに期待することにする。要するに多少露出を間違ってもフィルムのほうで耐えてくれるだろうという無責任な期待である。

そんなわけで、5月末に購入したF50というカメラに24枚撮りのフィルムを入れて、ちょこちょこと撮影した結果がこれだ。「ベタ焼きってできるんですか?」「はい現像すればインデックスが付きます」というややすれ違い気味な会話の後1時間でこういうものを手に入れることができた。現像代は648円。昔とそんなにかわらない気がする。

Nikonf50first24
前半は探り探りで、同じ被写体をシャッター速度と絞りの組み合わせを変えながら撮影している(でも記録をちゃんととっていない)。だから同じ被写体が写っているのはそれぞれEV値が一つずつ違っているはずなのだがそれがあまり顕著に表れていないのは、フィルムと現像・焼き付けのシステムが吸収しているのだと思う。

後半はいろいろと勉強の甲斐もあって(フィルムのダイナミクスにも助けられて)かなりいい線行ってる、ように見える。最後の5枚なんてほぼデジカメ品質じゃない?後半の12枚はたしかNIKONの35mmマクロレンズ(F3.5)を使っている、前半は324円で購入したズームで、レンズにカビが生えている疑惑がある。

現像と焼き付けの時に、写真屋さんが(というか、現像機械が)自動的にうまいことしてくれているということもあるのだろうけど、そのためにはフィルムが頑張って情報を飽和させずに保持する必要があるので、おそらくはそこんとこにも助けられているのだと思う。

というわけで、ハードオフでジャンクとして売られていたNIKONのカメラも案外使えます。

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コメント

マニュアルで撮る時は、前後1絞りずつずらしたコマも押さえで撮っておくとかしますね。露出は馴れれば目見当で合いますよね。

投稿: ををつか | 2016年7月20日 (水) 23時23分

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