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2017年1月の5件の投稿

2017年1月22日 (日)

録画のコピーで悩む

TVがアナログだったころにはPCにチューナーを搭載して、リアルタイムの画面やHDDに録画したものをキャプチャしたりできたのだったが、デジタルになってからはどうもうまくいかない。

デジタル録画した番組を保存するにはBlu-Rayを使っているのだが、PCにつなげられるBlu-Rayドライブを持っていないので、PCに読み込むことができない。DVDならPCで読めるはずなのだが、最近では著作権が厳しくてCPRM(CoPyRightManagement)対応のDVDでないとTVレコーダーで書き込めないし、私の持っているDVDドライブはCPRMをサポートしていないので、CPRMのDVDを読み込めないのだ。

しかし、先日ポータブルなDVDドライブを購入したら、これがたまたまCPRM対応だったようで、録画したものをPCに取り込めるようになった。

Dvdrw10 そこで、録画したものをPCに持ち込むために、再記録可能なDVD(DVD-RW)を活用しようという気になった。短時間の録画をPCに取り込むのにいちいちDVDを使い捨てにしてはいられないからだ。

DVD-RWを使ってみると、今まで知らなかったことを知ったりもする。VAR形式でフォーマットしないといけないとか、ファイナライズしなくてもPCで読めるが、その場合はPC側でファイナライズすることになる、とか。

そして一つの興味はDVD-RWを丸コピーできるか?ということだった。それができると、たとえばコピ10(10回までコピーできる)のコンテンツを10回以上コピーできるんじゃないかとか。

しかし、これはさすがにダメだった。DVD-RWをISO化したものをCPRMなDVDに焼いてみたが、これはPCでは再生できなかった。読めることは読めるし、再生しているふりはするのだが、画像が真っ暗だ。

ではISO化したコンテンツをDVD-RWに書き込むとどうか? というと、これも同じで再生するフリはするのだが、画像が真っ暗だ。

というわけで、著作権はしっかり守られているようだ。しかし個人的なコピーを配布するのに、これまでCPRMなDVD-Rを使っても「読めないよ」とか言われていたのが、DVD-RWだとちゃんと読めるようなので、これはうれしい発見だった。

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IPv6で悩む

要約:ネット接続が遅くて悩んでいるのだが、どうもこれはDocomo光(つまりNTT東日本)のIPv6対応に問題があるのではないか、と疑っていて、どうにも解決できなくて悩み中。結局宅内のネットワークにIPv6をブロックするモノがあってはいけないということらしい。最初のほうはIPv6の自己流解説なので退屈。

インターネットの世界では、IPアドレスという電話番号みたいなものがあって、これを頼りに通信をしている。例えばこのブログは121.94.171.150というIPアドレスを持っている(ただし占有しているわけではなく、cocologの他のblogと共有している:IPアドレスの共有については別のテクノロジーがある)。

このIPアドレスは32bitで表わされ、約42億の個別のアドレスが存在し得る。当初はこれで十分とされていたが、初期にアメリカで大安売りした(一つの企業に167万アドレスを与えたり、とか)せいもあって「IPアドレスの枯渇」という問題が2000年問題と前後して議論されてきた。

「IPアドレスの枯渇」に対する一つの解答がIPv6だ。32bitだったアドレス(これをIP version4:IPv4と呼んでいる。IPv5はなぜか廃棄された)を一挙に128bitにすることによって地球上のすべての平面を1cm四方に区切ってIPアドレスを与えてもまだ余るという豪快なアドレス体系だ。IPv6はそのアドレス体系だけでなく、IPv4でのほかの問題をも解決するための手法を数々取り入れている。

しかし、IPv4からv6へ切り替えるというのはものすごく大変なことで、要するに全世界の電話番号が国番号から市外局番から全部体系から全部変わってしまうようなもので、「徐々に変えていけばいい」というものでもない。実際IPv6アドレスで稼働しているサイトもあるが、実際みないでしょ? IPv6にはまだ未解決の問題があるのかもしれない。

NTTとかDocomoとか(同じか?)は先進的技術としてIPv6を取り込んでいこうとしている。いつかは全世界がIPv6になるのでその準備をしておこう、そしてあわよくばIPv6の新しい世界で技術的に主導的な立場に立とうということなんだろう。

ところがこのNTTのIPv6が世界標準とすこしずれているらしい。詳しいことは正直よくわからない。

で、ウチのネット接続が遅くて(ルータ直結で4Mbps程度:これはADSLクラスで光としては全然もの足りない)、ということはたびたび書いているが、これを実際に測定してみようと思った。15分おきにあるサイトから1Mバイト(8Mビット)のデータをダウンロードし、その時間を測定する。これをlinux(Fedora)マシン上で行った結果がこれだ(単位はMbps)。

Graph201701222
(24時間採取したので差し替えた:やはり日中は速度が下がるんだな。)

30Mbps前後出ているではないか。これなら想定内というか(70~80Mくらいならもっといいんだが)文句を言う筋合いではない。

しかし同時にWin10のPCで速度測定すると、やはり2Mとかそんなものだ。では、WEB版の速度測定をこのLinux機で行うとどうか?

Win10での測定がこちら(クリックで拡大されます)。Linux側での測定と合わせるために画像ダウンロード方式で測定。

Speedpicwin10

linuxでの測定がこちら。

Bnr0122

ほらね。Linuxだとちゃんと速度が出ているのだ。これはIPv6の扱いがWin10とlinuxとで違っているからじゃないかと思う。Win10のPCは無線LANブリッジを通っているから、それが何か関係しているのかも、とうっすらと思っていはいたが、この時点ではブリッジだから問題ないと思っていた。

それぞれのネットワーク設定はこんな感じ。

Win10:

10:35:25 C:\WORK>ipconfig

Windows IP 構成


Wireless LAN adapter ローカル エリア接続* 2:

   メディアの状態. . . . . . . . . . . .: メディアは接続されていません
   接続固有の DNS サフィックス . . . . .:

Wireless LAN adapter Wi-Fi:

   接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
   IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.0.7
   サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.255.0
   デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.0.1

Tunnel adapter isatap.{72F91555-55B7-4C90-B73E-F85AFA31FE27}:

   メディアの状態. . . . . . . . . . . .: メディアは接続されていません
   接続固有の DNS サフィックス . . . . .:

Tunnel adapter Teredo Tunneling Pseudo-Interface:

   接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
   IPv6 アドレス . . . . . . . . . . . .: 2001:0:****.****:****:****:****:****
   リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: fe80::2031:3897:95b6:f03f%7
   デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: ::

12:07:50 C:\WORK>

Linux:

[********@###### ~]$ ifconfig
em1       Link encap:Ethernet  HWaddr 00:E0:00:F3:67:B3
          inet addr:192.168.0.10  Bcast:192.168.0.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: 240b:11::****.****:****:****:****/64 Scope:Global
          inet6 addr: fe80::2e0:ff:fef3:67b3/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:140477 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:56923 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:125060330 (119.2 MiB)  TX bytes:6037531 (5.7 MiB)
          Interrupt:11 Base address:0x4000>br>

で、このページをネタにこれからNIFTYとかDocomoに電話してみようっと。

同日追記:

Buffalo8hub そういえば先週HUBを新しくしたのだった。

長年使ってきたBaffaloのハブに特に不満があるわけでもなかったのだが、不安要素は取り除いてみようということで前から欲しかったギガビットの通るハブに換えてみたのだ。

実際にギガビットの通信が必要というわけではないのだが、ギガビットをも通してしまうという余力に期待したわけだ。

去年のある時期にPC同志をHUBでつないでファイル転送したら通信速度80Mbpsぴったりで転送しきったのを見て、ああこれが100Mbpsの限界なのか、と思ったのも「いつかはギガビット」という動機にはなっていた。

Baffaloの8ポートHUBは新しいハブの下位に接続して比較的低速な機器をつなぐのに使っている。

一方こちらが新しいハブで、写真では見えにくいが水色のケーブル2本がギガビットでリンクしてLEDが緑で発光している。100Mリンクはオレンジだ。

Tplink5hub
という構成変更を踏まえて、ギガビットハブを通してNTTルータとつながっているWin7のPCで速度測てしてみると、なんと93Mbpsという値をたたき出した。

Bnr201701221526

ではLinuxのほうで14Mしかでていないのはどういうわけかというと、それはLinux機の非力さが原因じゃないだろうか。CPUは確か1.6GHzくらいだったと思うが、なにしろメモリが768Mで、やっとFedora14がインストールできたという代物なので、現役Win7機に太刀打ちできないのかも、という気はする。でも便利だから使っているのだ。

そううわけで、NTTとかNIFTYには電話していない。NIFTYは昨日電話して「質問をメールで送る」ということを言ってもらっている。週明けくらいには着くのだろう。

ということなので、次の段階としてNIFTYからのメールを待たずにIPv6対応な無線ルータ(いや、実はブリッジとして使うんだけど)を入手することを考える。でもIPv6対応とちゃんと謳っているものって案外ないのだなぁ。

1月28日追記:

その後も15分おきの速度測定を続けていて、過去一週間でこういう結果になっている。ただし、このLinux機は非力な上に通信時間とHDDへの保存時間が算入されているので、測定速度が低めに出ている可能性はある。

Nifty20170128
グラフ作成の生データも置いておこう。

「netspeed201701281800.zip」をダウンロード

しかしどうもウチのネットワーク機器、特に無線LANブリッジのIPv6ブリッジ機能がちゃんと働いていないのが問題のような気がしてきている。昔そのブリッジを設定したときにIPv6をブロックしたんじゃなかったっけ? ブリッジなので簡単にLOGINできなくて確認できないのだが、今日明日あたりで機会を見て調べてみようと思う。

でも、宅内のネットワーク機器がIPv6対応前提にするなんて言うのはNTTの勝手というか横暴だと思うんだけどなぁ。

1月29日追記:

無線LANブリッジの設定を変えるのはめんどくさい。なにしろルータじゃなくてブリッジなのでそれ自身はIPアドレスを持っていないから、設定変更のためにPCを接続することができないのだ。

じゃぁどうするかというと、無線ブリッジをリセットして工場出荷状態にし、そこからまた設定して最後に「ルータ機能を殺して」ブリッジにするのだ。そのときに「IPv6ブリッジ機能を有効」にしないと、今回の私のようなトラブルに巻き込まれる。

リセットした無線ルータにPCを接続するにはまたちょっとめんどくさい操作が必要だが、これはこちら(これはブリッジ化手順なのだが)を見てもらうとして、たどり着いた設定画面がこれだ。

Systemsetup

あれれ?「IPv6ブリッジ機能」がないぞ?  「IPv6ブリッジ機能」は幻だったんだろうか?見たような気がしたのは気のせいだったか?だいたい、IPv6ブリッジ機能って何だろう? まぁハブじゃなくて ブリッジなんだからやっぱりパケットの中をいじるのはわかるんだが、具体的に何やってるんだろう? 15年位以上前にIPv6の分厚い本を買ったんだが、あれはどこへ行ったんだ?

設定メニューを探し回ると下記のように「詳細設定/その他各種設定/パススルー」という深いところに(しかもメニュー列の一番下だ)発見した。リセット直後には「無効」になっていたから、世の中の無線ルータは(少なくともCoregaは)IPv6デフォルトで無効なんだろう。

そういう状況で、ドコモ光とかFletsとか、とにかくNTT系の光ネットはIPv6が通らない宅内ネットではトラブルが起こるようになっている。これってやっぱり乱暴な仕様なんじゃないのか?
Passthrough
だから、Hi-HOに相談した時に「NTTルータのIPv6機能を殺してください。理由はわかりませんがそれによって接続速度が改善される場合があります。」と言っていたのはある意味正しかったことになる。

さて、その結果はどうだったか。

Bnr201701290216
やっと16Mbpsだ(時刻に注意)。まぁやっとauのころに戻れたというところだ。この時点でNTTルータに有線接続されているPCでは80Mbps以上出ているので、まぁ無線ブリッジが非力だということになるのかなぁ。もう10年以上使っているからなぁ。買い替え時かな。


Screenshot_20170129085116_2 ではスマホではどうかというとこんなところで、12Mか。まぁやっぱり無線ブリッジかな。

スマホでこういう通信速度を測ったのは初めてなので、今後もちょこちょこ測っていこうと思う。

Spacer480x5
宅内のネットワークがIPv6で再構築されたらしく、スマホやタブレットなどが自動で接続されなくなってしまった。IPv6でなにかネゴしてるのかな? 一番困ったのが無線で接続しているTVとHDDレコーダ。なぜか接続できなくなって困っている。無線中継器を再起動してもダメだ。TVはまだそんなにこまらないのだが、HDDレコーダは出先からでも録画予約ができる機能があって、これが非常に便利なのでかなり依存している。これが使えないととすごく困る。

Niftyv6_2 さらに、まだよくわからないのがNIFTYのIPv6テストだ。有線で接続しているPCからNIFTYのIPv6サイトに接続すると、完璧にIPv6対応できているという結果になるのだが、無線で接続しているPCからだとこんな結果になる(たぶんNIFTYをISPに使っている人専用)。

まず、だいたいこのサイトにIPv4でつながっているし、大きな字で「機器がIPv6対応していません」と屈辱的な宣言。昨夜深夜までの作業はなんだったんだ?

さらに試験は軒並みNGで、じゃぁ無線ブリッジのIPv6ブリッジ機能はどうだったの? 無線LAN機器を接続しなおしたのはなんだったの? HDDレコードはなぜつながらない?

などなど、悩みの種は尽きないのであった。

分かった。日曜日をほぼ潰していろいろやっていたら、ほぼ引退していたノートPC「mini9」が同じ無線LAN環境でしっかりIPv6通信していることを発見。なるほど、こいつか。

Wifiproperty
これを有効にしてv6テストを行うと、こうだ。

Niftyv6testafter IPv6テストの結果はいいのだが、接続速度ははかえって遅くなってしまった。4Mbpsくらいしか出ない。ネットが混んでいるのかと思ってLinuxから速度測定してみたが、特に遅くなっている様子はない。

IPv6をまた外してみようかな。

IPv6を外しても特にはやくはならない、なんだろう?

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2017年1月15日 (日)

新しいギターで悩む

こういうタイトルにしてみたものの、新しいギターを買ったわけではない。新しいギターを買う予定もない。新しいギターがあったらいいのになぁ、というクリスマス前にサンタさんに聞いてもらうはずだったお題である。

Bg_guitar 正直、特に新しいギターは必要なわけではない。とりあえず間に合っているのだが、強いて言うと鉄弦のエレキギターが欲しい。ネットを見ていてこんな広告が表示されるとついクリックしてみたりする。

今持っている鉄弦エレキは「茶木」製の重たいフルアコースティックと、軽くて便利ではあるが見栄えにちょっと難のある(いや、私はかっこいいと思っているのだが)「TravellerGuitar Speedstar」の二本なので、その中間ぐらいの「重くなく、見栄えも悪くない鉄弦エレキ」が欲しい。

Sbsh1401

何年か前からエピフォンのカジノというギターが気になっていた。このギターを欲しがる人はジョン・レノンが使っていたから、とか、その音(BeatlesのGET BACKで聞ける)を出したいとかいう理由で欲しがるわけだが、私としては軽くて薄いフルアコースティックが欲しくてこのギターのことを調べていたのだった。エピフォン製とは言っても日本製のものとか中国製のものがあって、値段が倍以上違う。モノが同じかというとそうでもなくて、ネックの形(断面)が違っていたりする。

これは最近発売されているカジノ・クーぺというボディが一段と小さいモデルで、日本では4万円台で売られていることもあるからきっと中国製なのだろう。
Casino_coupe_1

しかしどんなギターを買っても、私はフラットワウンドのちょっと太めの弦を張ってしまうので、カジノの軽やかな音ができるわけもなく、はっきり言って猫に小判になること請け合いだ。

たしかカジノの原型だったはずのGibsonの339というのもなかなか魅力的で、この339の形をそのままにサドウスキーがコピーしたものを使っている人がいて、これはいい感じだったなぁ。でもこれはきっと50万円以上するんだろうと思う。

この写真はEpiphonの339なのだが、見ての通り弦の張力をボディのセンターブロックで受けていて、カジノとは違ってテールピースがない。ここはがんばってテールピースを付けてセンタブロックなんていう重いものをなくしてほしいものだが。

Epiphon339
あ、そういえばFBでお友達の某フランチェスカ君がGODIN製の339シェイプのギターを弾いていたなぁ。GODINのエレガットの音は好きじゃないんだけど、鉄弦はいいかもしれないな。
しかし、エレキギターに50万円出すのだったら、ピックアップを是非とも特注したい。どういうことかというと、6本の弦のそれぞれに専用のピックアップを付けたいのだ。そしてそれぞれのピックアップから取り出した信号を別々に少しずつ歪ませてからミックスする。こうすると、ディストーションの効いた音でありながらお互いに潰しあうことなく音を重ねることができる。そういうギターなら50万円くらい出してもいい。この広い世界にはきっとそういうギターもあると思うんだけどなぁ。

そういう「高いんだったらこういうことを要求したい」ということをついでに言わせてもらうと、ガット弦のアコースティックギター、つまりいわゆるクラシックギターの軽く作ったものが欲しい。

こういうタイプのギターを私も二本持っているが、それぞれ1.2kg、1.4kgだった。これを例えば800gで作れないだろうか? そのためにはボディの板を薄くするだけでなく、ネックにも指板で隠れる部分に溝を掘るとかして全体の重量バランスを整えないといけない。それぐらいのことをすると必ずその努力は音に現れるはずだ。「軽いギターはよく鳴る(はず)」と私は信じているのだが、それを試すのにはやはり50万円くらいはかかるかもしれない。

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蜜蝋で悩む

パンデイロでフィンガーロールするためのすべり止めとして蜜蝋を塗るのがいいらしいということを書いていたら、奇特なお方から蜜蝋をいただけることになった。

Honeywaxpelet いただいたのはこういうペレット状のものだ。これを湯煎して固形化させるものらしい。

Spacer480x5

お湯を沸かして小さな容器に入れ、小さなブリキ缶の中でペレットを溶かして固形化させた。お湯が冷めるまで放っておけばよかったのだが、気が急いていたので「お湯を抜いて水に入れ替えて冷やそう」という作業の中で缶の中にお湯が入ってしまって博多駅前のようなシンクホールができてしまった。

Honeywax
しかし、固形化した蜜蝋は思ったほどクリーミーじゃなくて、つまり指に付けて塗り付けるというのは難しいくらいに固い。これをどうやって塗れと?

塗り付けるためにはむしろ消しゴムのような塊にした方が扱いやすいかも、と思ってペレットをサランラップでくるんでお湯の中に放り込んでつくったのが上の写真の上の方に写っているもの。包みの中に入った空気が膨張してサランラップが破れて融けた蜜蝋の一部が漏れ、水面に浮かびつつ固まった羽みたいなのが付いている。

で、ペレットを湯煎している間に、待ちきれなくてペレットのまま指先でつまんでパンデイロに塗り付けてみていたのだが、なぜか均一には塗れなくて何といえばいいか「ダマ」になってしまっている。
Honeywaxrub
   これでもちゃんと指への引っかかり感があって、フィンガーロールができやすくはなっているのだが、もうちょっと平らにした方がいいんじゃないかな、と思って、蜜蝋をサランラップで平らにした上から熱湯をかけてやった。するとやっぱりサランラップの下に空気が入ってしまっていて、その部分がクレーターみたいになってしまった。

Honeywaxflat平らにしてみたが、これが意外とよくない。むしろダマがあったくらいの方がいいのかもしれない、と思ってせっかく平らになったところへ冷えた蜜蝋の塊を塗り付けてみた。
Honeywaxrub_flat
現状はこのままになっているのだが、これがどんな感じかというとJRのエスカレータの手すりのような感触でありながら、そこにぼつぼつがあるという感じ。

フィンガーロールは指を立てるようにすればできるが、パンデイロ名人がやるような軽く指を曲げたような形でのフィンガーロールをやるにはもっと指を鍛えることが必要だ。関内某所に置いてあるパンデイロだとパンデイロのふちの部分でパーム・ロールができて、これが具合いいのでこの重いパンデイロでもそういうパーム・ロールができるといいのだが。

まぁ、今は肌の乾燥していて具合が悪いので、もうちょっと気候がよくなってからかな。それまでに指を鍛えないと。

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ネット接続で悩む

要約:ネットが遅くていろいろもがいたが、結局ウチのネット機器の不具合だったかもしれない。

タイトルは正確に言うと「インターネット接続の速度に悩む」なんですが、タイトルはできるだけ簡潔に、しかし意味ありげにということを考えておりまして、こういうタイトルにしました。

で、ここのところ更新が滞っておりますが、原因のひとつがネット接続速度の低下で、前にも書いたと思うけれどもドコモ光で180kbpsというのはかなり悲惨な状況で、昔なら64kbpsで喜んでいた時代もあったのだけれども今のコンテンツだと「重い」というだけでは済まなくて、スマホが「ネット接続がありません」とか言い出して使い物にならなくなったりする。この速度が原因でBLOG投稿を失ったりしたことも二度三度というわけで、書く気も失せる、という状況だったのでした。

auひかりからdocomoひかりに換えたのは昨年の4月ごろだった。当初は20Mbpsほど出ていたので快適だったのだったが、夏も盛りを過ぎた8月9月あたりから急に速度が落ちた。これは朝でも昼でも夜でも変わらない。変だなと思って設置していたルータを見るとPPPoEのLEDがオレンジになっていて、これは何か障害のサインなのではないかと思った。(翌日追記:過去の投稿を確認すると10月からだった)

docomoに電話して聞いても「問題ありません」というばかりだが、DNS検索に時間がかかりすぎるということもあっていろいろ調べ ると、プロバイダやウチの設備がIPv6に対応していなかったりして不具合が起こっているのではないか、という感じだった。なのでプロバイダのアドバイスを聞いて何だったか忘れたがIPv6の機能を一部だったか全部だったか殺すことにした。そうするとPPPoEのLEDが緑になったので、良しとしていたのだった。

ドコモは「何も問題ありません。プロバイダに聞いてください」とケンもホロロの対応で、プロバイダ(HI-HO)は「機器増強に努めておりますが、神奈川県は需要が多く…」というふうなことで、まったく要領を得ない。そのまま様子を見ていたが、12月になっても改善が見られなかったので、ついに業を煮やしてプロバイダを変えることにした。このBLOGでも世話になっているNIFTYにしよう。

手続きは電話を何度かかけて終わったが、実際の切り替えは2017年1月14日になるという。それまでの我慢だ。

で、この投稿を書き始めたのが14日のことだった。もう日付が変わったがまだ書き終えていない。

速度が改善されるという期待でわくわくしていたので、朝起きるとさっそく設定を始めた。

Pppoeconnection

ドコモのルータにLOGINして今までの接続設定(接続設定1)はそのままに(また戻すこともあるかもしれないので)、新たに「NIFTY」と名付けた設定を作ってそれを「接続」すればいいのだろうと思った。

ちなみにNIFTYから送られてきていた接続ツールキットのCDROMを起動しようとしたが、こんな表示が出て起動すらできなかった。

Nftytool

だいたいこのツールキットはドコモの設定から始まるもので、今回の私のようなプロバイダだけ変更するような半端なユーザには全く役に立たないものだった。

期待をスカされて気落ちしつつ、NIFTYに電話してみる。「今日開通のはずなんだが、ツールキットに開通日付が書いてないのはどういうわけだ?」「開通の切り替えはドコモさんがやるのでこちらではわかりません。」「あれ?開通日付はNIFTYさんから聞いたように思うけど」「いえ、こちらではわかりません。ドコモさんに聞いてください。ルータの設定もドコモさんに聞いてください。」

まぁドコモのルータだからルータのことをドコモに聞けというのは納得かもしれない。しかしせっかく接続ツールキットを作るなら、ほかのどこにも聞かずにCDROMだけで完結するようにできなかったのか? 結局ツールキットは以前から使っているIDとPWを確認しただけで、ほかには全く役に立たなかったし。

で、ドコモに電話する。ちなみにドコモの電話番号は0120-800-000という素晴らしい番号だ(開通関係はつながってから7-1-3)。確認すると確かに今日が開通日だという。では「接続設定画面」でNIFTYの接続ボタンがアクティブにならないのはどういうわけだ?「では担当に代わりますのでお待ちください」

結局やっと聞き出したところによると、「接続設定」は最初の行(接続設定1)しか使っていなくて、その内容を上書きするというのが正しいらしい。こんなこと電話するまでもなくわかるようにしてくれよ。

さてこれで、何ということもなくプロバイダ変更が終了。速度は出るかな?

出ないんだなこれが。以前と一緒だ。240kbpsとか380kbpsとか、期待値の1/100だ。

しばらく腕組みをしてうんうんうなった挙句、やはりこれはドコモに電話だ。電話がつながって「7-1-2」でトラブル対応につながる。

いろいろ話した結果、ルータのIPv6設定を戻し、(活かす)ルータに直結したWin10PCからIPv6サイトに接続して速度測定を行い、83Mbpsという結果になった。これにはギャフンと言わざるを得ない。Wifiに接続しているWin10PCは450kbpsにしかならないのだから、これはウチの機器が悪いってことなんだろう。「Wifiの状況が悪いってこともありますからねぇ」なんてことも指摘されたりして。

特にWifi環境としては最近特にご近所の電波状況が混雑しているということにはうすうす気づいていて、混雑だけでなくてウチの電波に近いところに強力な発信源が出現している。

Screenshot_20170115020214この図で赤いのがウチの電波で、実はこの時点ではもうひとつ「ウチの電波」がch6にあったのだが、その両方に影響を与えるような形で黄色いのが突出している。

いつもは黄色が赤を超えることはあまりないのだが、こういうこともあるというところをキャプチャしてみた。

ウチの電波をもうちょっとすいているところに移動させればいいのだが、どういうわけかこれがうまくいかなくて、何度も設定するのだがchが変わってくれないのだ。

Wifiルータもずいぶん長く使ってきているので、そろそろ買い替えてもいいのかな?とか思ったりもするのだが、待て待て、その前にまだやれることがある。

ウチではWifiルータを2台使いにしているのだが、これにはもちろん理由があって、最初の一台をウチの端っこに設置したために電波の届かないところができてしまって、いろいろ苦心の挙句にウチのほぼ中央にもう一台設置する羽目になってしまったのだった。

なので実は最初の一台は無くても何とかなるのだが、諸般の事情によりまだ活動しているというわけなのだ。

なので、ウチのネット構成はこんな感じだった。

Netconfigold

しかし、これはひょっとしてWifiルータAがボトルネックになっているんじゃないだろうか?

Wifiでなくて有線でつながっているPCも今ルータを通してネット接続されているので、こいつをなくすっていうことも可能ではある。

なので、机の下に潜り込んで配線をたどり、こんなふうにつなぎ変えてみた。

Netconfignew

すると、Wifiでも2~3Mbpsの速度が出るようになった。これでも光接続の速度からするとまだ期待値の1/10程度だが、1/100よりはずいぶんとマシだ。有線接続のPCでは4Mbps出るようになったし、のぼり方向なら73Mbpsという速度も出たりする。

ADSLなみの4Mbpsなんかで喜んでいてはいけないのだが、とりあえず1/100コースからは脱却できたかな、というところで、次はハブを(これも古い奴なので)替えてみようかな?と思ってギガビットを通せるものを通販で発注したところだ。続報にご期待いただきたい。

 

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