新しいギターで悩む
こういうタイトルにしてみたものの、新しいギターを買ったわけではない。新しいギターを買う予定もない。新しいギターがあったらいいのになぁ、というクリスマス前にサンタさんに聞いてもらうはずだったお題である。
正直、特に新しいギターは必要なわけではない。とりあえず間に合っているのだが、強いて言うと鉄弦のエレキギターが欲しい。ネットを見ていてこんな広告が表示されるとついクリックしてみたりする。
今持っている鉄弦エレキは「茶木」製の重たいフルアコースティックと、軽くて便利ではあるが見栄えにちょっと難のある(いや、私はかっこいいと思っているのだが)「TravellerGuitar Speedstar」の二本なので、その中間ぐらいの「重くなく、見栄えも悪くない鉄弦エレキ」が欲しい。
何年か前からエピフォンのカジノというギターが気になっていた。このギターを欲しがる人はジョン・レノンが使っていたから、とか、その音(BeatlesのGET BACKで聞ける)を出したいとかいう理由で欲しがるわけだが、私としては軽くて薄いフルアコースティックが欲しくてこのギターのことを調べていたのだった。エピフォン製とは言っても日本製のものとか中国製のものがあって、値段が倍以上違う。モノが同じかというとそうでもなくて、ネックの形(断面)が違っていたりする。
これは最近発売されているカジノ・クーぺというボディが一段と小さいモデルで、日本では4万円台で売られていることもあるからきっと中国製なのだろう。
しかしどんなギターを買っても、私はフラットワウンドのちょっと太めの弦を張ってしまうので、カジノの軽やかな音ができるわけもなく、はっきり言って猫に小判になること請け合いだ。
たしかカジノの原型だったはずのGibsonの339というのもなかなか魅力的で、この339の形をそのままにサドウスキーがコピーしたものを使っている人がいて、これはいい感じだったなぁ。でもこれはきっと50万円以上するんだろうと思う。
この写真はEpiphonの339なのだが、見ての通り弦の張力をボディのセンターブロックで受けていて、カジノとは違ってテールピースがない。ここはがんばってテールピースを付けてセンタブロックなんていう重いものをなくしてほしいものだが。
あ、そういえばFBでお友達の某フランチェスカ君がGODIN製の339シェイプのギターを弾いていたなぁ。GODINのエレガットの音は好きじゃないんだけど、鉄弦はいいかもしれないな。

しかしどんなギターを買っても、私はフラットワウンドのちょっと太めの弦を張ってしまうので、カジノの軽やかな音ができるわけもなく、はっきり言って猫に小判になること請け合いだ。
たしかカジノの原型だったはずのGibsonの339というのもなかなか魅力的で、この339の形をそのままにサドウスキーがコピーしたものを使っている人がいて、これはいい感じだったなぁ。でもこれはきっと50万円以上するんだろうと思う。
この写真はEpiphonの339なのだが、見ての通り弦の張力をボディのセンターブロックで受けていて、カジノとは違ってテールピースがない。ここはがんばってテールピースを付けてセンタブロックなんていう重いものをなくしてほしいものだが。

あ、そういえばFBでお友達の某フランチェスカ君がGODIN製の339シェイプのギターを弾いていたなぁ。GODINのエレガットの音は好きじゃないんだけど、鉄弦はいいかもしれないな。
しかし、エレキギターに50万円出すのだったら、ピックアップを是非とも特注したい。どういうことかというと、6本の弦のそれぞれに専用のピックアップを付けたいのだ。そしてそれぞれのピックアップから取り出した信号を別々に少しずつ歪ませてからミックスする。こうすると、ディストーションの効いた音でありながらお互いに潰しあうことなく音を重ねることができる。そういうギターなら50万円くらい出してもいい。この広い世界にはきっとそういうギターもあると思うんだけどなぁ。
そういう「高いんだったらこういうことを要求したい」ということをついでに言わせてもらうと、ガット弦のアコースティックギター、つまりいわゆるクラシックギターの軽く作ったものが欲しい。
こういうタイプのギターを私も二本持っているが、それぞれ1.2kg、1.4kgだった。これを例えば800gで作れないだろうか? そのためにはボディの板を薄くするだけでなく、ネックにも指板で隠れる部分に溝を掘るとかして全体の重量バランスを整えないといけない。それぐらいのことをすると必ずその努力は音に現れるはずだ。「軽いギターはよく鳴る(はず)」と私は信じているのだが、それを試すのにはやはり50万円くらいはかかるかもしれない。
そういう「高いんだったらこういうことを要求したい」ということをついでに言わせてもらうと、ガット弦のアコースティックギター、つまりいわゆるクラシックギターの軽く作ったものが欲しい。
こういうタイプのギターを私も二本持っているが、それぞれ1.2kg、1.4kgだった。これを例えば800gで作れないだろうか? そのためにはボディの板を薄くするだけでなく、ネックにも指板で隠れる部分に溝を掘るとかして全体の重量バランスを整えないといけない。それぐらいのことをすると必ずその努力は音に現れるはずだ。「軽いギターはよく鳴る(はず)」と私は信じているのだが、それを試すのにはやはり50万円くらいはかかるかもしれない。
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コメント
B&Gは写真がきれいで見せ方がうまいですね。私もFBの横に出たCMにつられて本国のサイトをみて欲しくなりました。買いませんが。
軽いガットは鳴るんですか?
私の持ってるエレガットは胴体は薄くて重量も軽いですが、フルボディーのガットに比べると生音は弱いです。響きが浅いし音量も小さいです。
材の厚みはあまり変わらなそうなのでボディーの薄さが原因かと思いますが。
投稿: taki | 2017年1月17日 (火) 15時04分
軽いガットが鳴るか? というのは私の希望的観測ですが、軽さを自慢できれば別に鳴らなくてもいいと思っています。
投稿: PicksClicks | 2017年1月22日 (日) 00時54分
1弦1PUといえば
アトランシアのARCがそうですよね
回転させてシングルにもハムにもできるPU
投稿: | 2019年11月23日 (土) 23時40分
情報ありがとうございます。このページの「ARS」のことでしょうか?
http://www.atlansia.jp/PAT.4.HTML
詳細がわからないのが残念ですが、ピックアップのそれぞれの信号にディストーションをかけると面白いと思うのですがね。
投稿: PicksClicks | 2019年12月 8日 (日) 09時33分
あ、ARCはこっちか。
http://www.atlansia.jp/PAT.1.HTML
投稿: PicksClicks | 2019年12月 8日 (日) 09時57分