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2017年2月 5日 (日)

自己流パンデイロで悩む

「楽器は習いに行ったら負け」ということを常日頃言っている。

だいたい一般的に言っても、「習う」よりも「学ぶ」のほうが自分にとってためになると思っていて、「習う」はつまり「倣う」であってまず形から入れってことで、「理屈はいいからまず形から覚えろ」というのは不条理かつ不合理なことだと思うからだ。

伝承されてきた「形」にはそれぞれ意味と理由があるはずで、それを伝えてこそ「学習:学ぶ+習う」だと思うのだが、その意味と理由を伝えずに(あるいは「自分で探せ」、と言って)「教える」のは怠慢だと思う。

もちろん独学独習にはリスクもあって、先人の失敗を繰り返してしまったりそもそも失敗しなくとも大切なものを見逃してしまったりということが考えられる。しかし、失敗から学ぶことも多いし(「痛い目に遭わないと覚えない」とも言う)、本来の目的を追求する中で見逃したものはきっと重大なものではないという「変形(自分に都合の良い)酸っぱい葡萄理論」で乗り切ることにしている。

まぁそんなことを言いつつも、例えばスキーなんかではやっぱり教わらないとできなかったなぁなんてこともあったし、広く一般に適用するのは危険だろうとは思う。

前置きはこのくらいにして、実はパンデイロを習いに行ったという話を書くつもりなんだが、そこで開口一番「ここでの内容はBlogなんかには書かないで」と言われてしまったので、極めてざっくりしたことも書けない。

まず、私がパンデイロを「習う」にあたってなにを期待していたかというと、

・私の持っているパンデイロは何なのか(どう使えばいいのか)?
・サンバ系ではなくて、アメリカン・ボサノバとか16ビートで使える技を知りたい。
指先と親指を使った「トトン」がうまくいかないのだがどうすればよいか?
・蜜蝋の使い方(塊にして塗り込むのでいいのか?)

ということだったのだが、結局サンバの基本的なパターンを演奏するための「形」を練習するにとどまった。つまりこれが前置きで書いた話につながるので、自分で楽しいと思っていないグルーブでサンバの「形」をなぞろうとしてもちっとも面白くない。

このサンバのパターンがだいたい分かったというのは収穫ではあったのだが、それを叩くつもりはないので自分の覚書として書いておくと、要するにサンバというのは「ドデスコドデスコ」ってことなんだなぁ、と。

Pandeiro_on_guitar他の質問については、例えば私のパンデイロは大きくて重くて、なにしろ12インチなので、これは細かいビートをチャカチャカ刻むものではない、と。もっぱらオカズとして、適所で「ドパン・ダバダバ」という感じのフレーズを打ち出すものらしい。

要するに、私は買い方を間違えたということで、まぁパンデイロにそんないろいろと種類があるとは思っていなかったものなぁ。そりゃ、パンデイロを買う前にどなたかに師事していればよかったのだが、それは私のやり方ではない。何しろはじめは練習用パンデイロを作ろうとしていたくらいなのだから。

もう一つ、「トトン」の話は私の叩く親指だけのトトンと指先-親指のトトンの違いが分かってもらえなかったようだった。先生は指先と親指で「トトン」をやっていて、「え?これでちゃんとできてない?」とおっしゃるのだが、私にはできていないと聞こえる。そうは言わなかったけれども。


というわけなので、私としては私独自の自己流パンデイロを追求するしかないようだ。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

教育に携わってるとですね、勉強する過程で「車輪の再発明」ってのは重要な要素だと思うのですよね、てっとり速く「教えてくれ、答えは何?」って聞く学生が多いけど、「自分で考えて、それでも判らないトコロを質問しろ」って言うんだけどね。勉強って、憶えるんじゃ無くて理解する事なんだと思うのですよね。

投稿: ををつか | 2017年2月 6日 (月) 10時26分

技能としてのプログラミング言語なら独習も可能だと思いますが、体系として習得するには指導が必要でしょうね。

ところで、最近は「オブジェクト指向」ということは教えないのでしょうか?「インスタンス」という言葉が通じなくてあれれと思ったことが何度かありました。

投稿: PicksClicks | 2017年2月 7日 (火) 08時16分

私の見聞の範囲ではJAVAやC++を教えているトコロが多いですのでオブジェクト指向は教えてると思いますよ。当然インスタンスも出てくると思います(私は教えていました)。
インスタンスって言葉、定義があいまいで教科書によって使い方が違ってたりして・・・・・。まあオブジェクト指向自体がプログラム初学者には判り難い概念ですからね。

投稿: ををつか | 2017年2月 7日 (火) 13時41分

クラシックの場合は技術など体系的に確立されたものもあるでしょうし、長年の教育の蓄積もあるでしょうけど、それでも先生のあたりはずれがありますからね。

パンデイロに限らずパーカッションの類は大なり小なり演奏者が自分で開発してやってるみたいですから、先生によっていうこともやることも違うんじゃないかと思いますし、先生っていったって教えるプロじゃない人が大半だから当たりハズレはクラシックどころじゃないという気がします。

上手い人はどうしてそれが出来たか自覚がないから教えるのは下手だという話もよく聞きます。

ジャズとかポップもそういう類の音楽だと思ってます。

といいつつ、色々習い事はしてますが(^_^;)、その辺のことは時間があったらBlogに書くかもしれません。

投稿: taki | 2017年2月 8日 (水) 00時55分

JAVAやC++などのプログラミング言語教育の一環としてオブジェクト指向を教えるのはどうなのかな? C++のオブジェクト指向なんてかなり歪んでいると思うので。オブジェクト指向というのは設計のレベルから取り入れないといかんのじゃないか、と思うんですが。

投稿: PicksClicks | 2017年2月 8日 (水) 08時23分

そうそう、パーカッション、特にパンデイロなんていう歴史の浅いものはまだ教え方の定石もないので、初心者も好きなようにやっていいんじゃないか、と(自分勝手に)思うんですよ。

投稿: PicksClicks | 2017年2月 8日 (水) 08時25分

ヴィブラフォンもプロを含めて自己流が大半みたいですね。

今はいざしらず、私が始めた頃はLP音源とジャケットやジャズ雑誌の写真、それもめったになかったですから自分でなんとかしないと仕方がなかったです。

今はマリンバとか打楽器の教育を受けた人がよく弾くようになってますが、YouTubeでみてもなんか違うなと感じます。

Why You Are Wasting Your Money On Music Lessons!

https://www.blairacademyforthearts.com/why-you-are-wasting-your-money-on-music-lessons/

これはたまたまFBでシェアされてたんですが、音楽教師は練習法を教えるのであって、あとは自分で練習しないとどうにもならんみたいなことが書いてあります。ちょっと今回の話とは違いますけど、練習法を教えない音楽教師は駄目ってことでもありますね。

また話は変わりますが、ジャズやロックは大袈裟に言うとリックを習っちゃったらお終いみたいな気が最近はしてます。

投稿: taki | 2017年2月 8日 (水) 10時58分

リック練習帳みたいなのも買ったことはありますが、ほぼやりませんでしたね。それよりハノン的な練習が一番役に立ったかな。ハーモニカはそこんとこができてなくて上達してません。

投稿: PicksClicks | 2017年2月 9日 (木) 00時16分

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