マクラフリンのペンタトニックで悩む
チックコリアのお誕生ライブにジョン・マクラフリンが登場したという動画をtakiさんのFBで拝見して、マクラフリンの指の動きを見ていると、なんだか二度と短三度の音程しか使っていないんじゃないかという気がしてきた。
そういえば、昔見て感激したマクラフリンのチェロキーでもソロに入るとそんな感じがしなくもない。
(「しなくもない」なんて書いてしまったが、今見返すと二度と短三度だけなんてことは全くない。エンディングのイメージだけが印象に残っていたようだ。)
で、二度と短三度の音程ってことはひょっとしてそれってペンタトニックじゃないのかい?
昔、マクラフリンのフレーズを採譜した時には半音音程のフレーズもあったので、マクラフリンがペンタトニックだけで攻めているということはないのだろうが、しかしペンタトニックだけで攻めるというのはアリなんじゃないかと思った。
というのは、つまりDmペンタとEmペンタのスケールでCの(イオニアン)スケールを埋め尽くすことができるので、この二つのペンタトニックスケールを組み合わせることによってなんだか新感覚なソロができるんじゃないんだろうか? と思った次第。ついでにさらにもう全音あげてF#mペンタにするといい塩梅の「アウト」な感じになったりして面白いかもしれない。
AmペンタとBm(b5)ペンタでもCスケールを埋められるんだが、Bmb5というところにちょっと抵抗がある。でもうまく使えるといいことがあるかも。
他の調のペンタトニック・スケールではどうなんだろうと思ってこんな表を作ってみた。こんなのもうすっかり頭に入っているよ、っていう人も多いんだろうけど、私はまだまだそういうレベルじゃないもんで。
で、早速でもないんだが、思いついてからひと月ほどたってから試してみた。Cの循環コードに乗せて、DmペンタとEmペンタを組み合わせてみる。ん~?
でもやっぱり、ついついCのスケールを使いたくなってしまうんだなぁ。で、DmペンタはやっぱりF音に違和感があってうまく使えないし、EmはC音がないのでやはり落ち着かないというか「オチを付けられない」。これはなかなか難しい。F#mペンタなんて使えるもんじゃない。
…というのはやはり私の感性がなんていうか「突き抜けてない」のかなぁ? 人によっては「うん、これは面白い」となって新しい感じのソロをできたりするんじゃないだろうか?
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