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2017年4月 2日 (日)

ケータイの着信音で悩む

あれはたしか21世紀になってまだ間もないころだった。私の使っていたケータイはもちろんまだいわゆるガラケーで、利用者が着信音のメロディをプログラミングすることができた。

その日、私は夜遅くの電車の中でその着信音をプログラムしていた。曲はベースラインが特徴的な「Menphis UnderGround」である。ケータイのスピーカーでベースの音程を表現できないので2オクターブほど上げて、ギターの伴奏など入れて、でもドラムは無しというものだった。

もちろん譜面なんかは無しで、夜遅くで空いた電車のなかで覚えているメロディを少しずつ打ち込んでは聞いて確かめるということを繰り返していたのだった。

何度もの試行錯誤のあと、やっと自分の思うような着メロがができたとき、きっと私は嬉しそうにニヤリとかしたのだろう、電車の中の通路を挟んで向かい側に座っていた女性が噴き出した。

まだ終電には時間のある時間帯だったので、周りにはそんなに多くの人がいなかったから私のやっていることに注目していたのだろう。苦労した挙句に到達した会心の笑みに感動したものと見える(バカにしてたかもしれないが、そこは知らぬが仏ということで)。

まぁ、それをきっかけに話しかけるなんてことはできないので、私は何事もなかったかのように作業を続けるふりをしたのだったと思うが、まぁ「私と着信メロディ」のエピソード1としてはこういうものだった。

その後も「SPAIN」を打ち込んだり(これはさすがに譜面を見たのだと思う)、時代が進むに連れてCDからキャプチャした音源を入れられるようになって(同時に着メロのプログラム機能というのは消滅した)、こんな曲を入れていた(イントロ抜き)。音源はこれではなくてAirto Moreiraの「Free」に収録されていたものを使った。このYoutube動画は作曲者がソプラノサックスを吹いている。
この曲が長く続いたのだが、実際にはいつもマナーモードにしているのでほとんど聞いたことはないのだった。

その後、こんな曲を入れたりしていたのだが(Commo en Vietnum:イントロ抜き)、このころはイントロ抜きのワンコーラスをうまいことつないでループできるようにしていた。



で、スマホメインの生活になって半年ほどになるが、やっとこのたび新しい着メロを入れることができた。Miles Davisの「Honky Tonk」だ。イントロ抜きとかループとか言わないで、全曲いれてやった。

この曲は私がジャズとして一番かっこいいんじゃないかと思ている曲だ。私がいないときにマナーモードなしで着信したらまるまる全曲鳴り響くことになる。

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