ジェレミーカフェで悩む
Jeremy Steigのことは何度も書いているが、昨年亡くなったことは書いていなかった。4月13日だったかな。その後のことは何も知らなかったのだが、ジェレミーの奥様であるASAKOさんが9月22日からジェレミー・カフェという形で活動を始めたことをFaceBookでK岩君が書いていた。横浜の元町だという。
なので行ってきた。
店にはASAKOさんがおられたので、以前に茅ヶ崎でジェレミーの個展に行ったことをお話しすると、私が買った絵のことを覚えておられたのでびっくり。さらにどうやってこの店のことを知ったのか、ということになって、FaceBookのK岩君の書き込みを見せると「ああ、K岩さんのお知り合いでしたか!」ということで、K岩君も有名なんだなぁ。
ほかにもO本薫さんやF沢薫さんの話などもしてみると、みんな覚えているという。すごいなぁ。
で、そこでかれこれ2時間くらいいたのかな。いろいろとお話を聞かせていただいて、特に印象に残っているのが、「ジェレミーはどんな練習をしていましたか?」とお尋ねした時の答えで、「フルートをはじめて年くらいは練習(Practice)したけれども、そのあとは練習していない。」ということだった。
この質問はジェレミーが日本で生活しているときにファンの人が「ぜひ練習風景を見たい」ということだったのに対する答えだったということだが、より詳しく聞いてみると「練習ではなくてステージだと思って吹いていた。で、演奏はすべて録音していた。」ということだった。もう一つ付け加えると、この「一人ステージ」では必ず鏡の前で行っていたということだった。
これはおそらく、多重録音でバスフルートとかいろんなフルートの音を重ねていたのだと思う。茅ヶ崎での個展で流れていたのがそれだったんじゃないかな。
その「練習を録音したもの」がジェレミーのMACに山ほど残っているらしいのだが、これをあのカフェで流せばいいのになぁ。それならJASRACも文句言えないだろうし。
カフェにはジェレミーの描いた絵が十数枚ほど展示されていて、ストックはたくさんあるので入れ替えて展示するらしい。とにかくジェレミーの絵はたくさんストックがあるらしくて、紙ナプキンもジェレミーが10代のころに描いたものだという。そういえば作風がちょっと違うな。
ジェレミーTシャツもあるらしいので、今度行ったら買ってみるかも。
10月9日追記:
実はジェレミーズカフェでもう一つ買い物をしていて、それがこのCD。2004年にNYのジェレミーの自宅で録音したというギターとのデュオ作品だ。
ギターはラルフ・タウナーみたいな感じ、と言えばわかる人にはわかるかも。なかなか気に入って、4回くらい聞いた。
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