カリフォルニアのペットショップで悩む
先月、カリフォルニア州上院議会である法案が全会一致で承認された。あとは知事の署名を待つだけだという。
その法案とは「ペットショップは保護された動物(具体的には犬、猫、ウサギ)しか店に置けない」というものだ。つまり、ペットショップはブリーダーやパピーミル(劣悪な条件で犬などのペットを量産する工場)から動物を仕入れることができなくて、日本でいえば保健所のような保護施設からしか動物を仕入れられない、ということになる。
ブリーダーから買いたい人は、ペットショップじゃなくてブリーダーへ行くだろうしほかの州のペットショップでも買える。パピーミルも生き残るためにはそれなりの工夫を凝らすだろうから、実効性はどうなんだろうかとは思うが、世の中の動きがそういう方向へ動いているっていうことなんだろう。
それにしても、こういう法案が全会一致で通過するっていうのは、なかなかの思い切りっぷりだと思う。日本人の感覚ではちょっと意外に思うのではないだろうか。
昔、高級犬の純潔血統を守るために、例えばダルメシアンだと白黒のブチ模様が薄い個体は処分されるということを聞いたことがあって、それはむごいなぁと思ったものだったが、そういう事態を招かないようにということも含んでの立法処置なんだろう。
生き物を飼いたいという気持ちは誰しも持っているものだと思うが、ええと、ペットについての考えがうまくまとまらないので、そっちの話はまたの機会に。
というわけで、日本とはペットに対する考え方が違うらしい国で、そんな法律ができるんだそうです。
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