ミニ・クーパーで悩む
RASTARという中国のメーカーの安物ラジコンカーに以前から注目しているのだが、その中でもミニクーパーがずっと気になっていた。
1/24ということで全長15㎝ほどという可愛いサイズなのだが、この写真はなんとも間抜けな感じがする。それは何故かというと、ラジエータグリルがボディと同じ赤だからだ。
これは何とかしたい、ということでこうなった。
お値段が2000円ちょいで送料無料、しかもポイントが500円ほどあったので買ってしまったわけだ。小さいだけあって電池も単三3本なのだが、電池を入れて走らせてみると例によって元気がよすぎる。
なのでこれまた例によって小さな電球を使って走りをマイルドにする。
電球を使って走りをマイルドにするって、何言ってんの? と思われるのはごもっともなのでちょっと説明する。
LEDに押されてもうそろそろ歴史的遺物になりそうな電球だが、私はこれが大好きで、まぁ私の好みはどうでもいいのだが、電球のフィラメントには面白い特性があって、温度によって大きく抵抗値が変わるのだ。
実際に今回使った電球で測定してみると、室温での抵抗値が1.9Ωという値で、これに3Vなんていう電圧をかけると1.5Aほどの電流が流れるはずなのだが、実際にはそういう電圧をかけるとフィラメントが光るほどの高温になって、実測値で135mAしか流れない。これは抵抗値としては23.7Ωと室温の10倍以上の値となる。
こんな電球をラジコンRCカーのモーターと直列に入れてやると、トルクが要求されるスタート時には低抵抗となって大電流を流し、スタート後には電球の温度が上がって抵抗値も上がり、電流を絞って走行がマイルドになり、電池の持ちがよくなる、と。
で、この写真が今回使った電球で、模型に使ったりする「麦球」と呼ばれるもの。直径3.6mm、長さ11.4mmで、おそらく100本ほどを一気に買ったのだと思うが、数えてみるとまだ74本ほど残っている。どうするんだこれ?
まぁ。それはそれとして(いいのか?)、この際だからこの電球の電圧電流特性を測ってみようと思った。
自由に使える電源に限りがあるので、こんな結果になった。もっと低い電圧まで測ればよかったのだが、低い部分は推定して青い曲線で表わした。
そういうわけで、ミニ・クーパーにもこんなふうに麦球を組み込んでみた。RASTAR社得意の「モーターでステアリングを無理矢理切ってしまう」というのも電池の無駄だと思ったので、こちらにも電流制限の意味で麦球を入れてある。なにしろステアリングを切ると実測値で300mA以上流れるのだ。
走行用モーターには麦球を3本並列に入れたが、まだ元気に走るので2本でもよかったかもしれない。
ところで、ココログの情報がFacebookにうまく伝わらない問題があって、これは私だけの問題じゃなくてココログの問題だったらしく、現在対応中だということだった。まだ治ってないのかな。
11月25日追記:
気になっていたラジエーターグリルのメタルモールを付けてみた。本当ならもっとクロムメッキ風のピカピカにしたくてギターの鉄弦を使いたかったのだが、ついつい手軽に使える糸ハンダを使ってしまった。
12月3日追記:
ウチには他にもminiが居るので集めてみた。特にminiが好きってわけでもないんだけど。
真ん中のはケーブルが付いているのでわかるかと思うが、マウスなのだ。右端はまぁ、なんてこともない玩具なんだけど、ついでに置いてみた。
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