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2017年11月23日 (木)

サンバとボサノバで悩む

以前から悩んでいたことなのだが、調べてみると2009年からなんだな。

そのときには一応の結論が出たと思っていたのだが、なんとなく納得のいかないところがあった。

でも、この動画を見てやっと納得ができたっていう。


私はもともとアメリカナイズされたボサノバから入った(つまり早い話がアストラッド・ジルベルト)ものだから、サンバにはあんまり興味がなくて、むしろ「アメリカナイズされたボサノバ」のほうが洗練されている、というふうな意識があったのだった。今でもサンバというと、日本で言えばいわゆる流行り歌に対する演歌みたいな、そういう意識(あるいは偏見)を持っている。

で、どうしてもボサノバ的観点からサンバを見ていて、その見方がサンバを受け入れることを拒んでいたのだろうと思う。

ついでに、サンバの譜面がいつも2/2で書かれていることにも納得できたような気がする。

Dodesuco1
では一体何を納得したのかっていうと、やっぱりサンバって「ドデスコ」なんだなぁ、ということで、これは以前からうっすらと気づいていたのだが、これを先の動画で実感した、と。

というのはね、この演奏に合わせて自分でもパンデイロを叩いてみたりしたわけで、それも1回や2回でもなく何度もしつこくやってみてやっとわかったっていう、あまり自慢もできないことなのだ。

Dodesuco2 私がやろうとしていたのは、この「ドデスコ」にボサノバ風のトトンを組み合わせてみようとしてうまくいかなかった、というところで納得がいかなかったのだった。

譜面にするとこんな感じになるのかな。

で、今回やっと気が付いたことには、この「ドデスコ」と「トトン」が実は水と油で、同居できないものだということにいまさらながら気が付いたということなのだ。

このトトンはあくまでもエイトビート(8/8)なので、サンバの2/2とは基本的なビートが違うのだ。非常に細かいことを言うと、トトンの八分音符と付点四分音符の間隔は、テンポを同じにした2/2の同じ位置にある八分音符の間隔よりも短いのだと思う。これはパンデイロでなんとかボサノバのグルーブを出そうとして苦労した結果の発見というか諦めというか妥協というか、要するに結論ということなんだと思う。

今までブラジルの楽譜をさんざん見てきたのだが、その都度2/2を8/8に読み替えて読んできたツケが回ってきたってことかもしれない。

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コメント

アフリカの影響のあるリズムは、8分と3連の混ざった、というか、その間の長さが一定ではないビートですね。トトンというのもきっとその間ではないかと思います。

投稿: taki | 2017年11月23日 (木) 23時31分

う~ん、三連ほど明確じゃないんじゃないかと。あ、そうか、中間か。

投稿: PicksClicks | 2017年11月24日 (金) 00時24分

そうですね。3連でも均一じゃないし、8分も均一じゃないという感じだと思います。
習ってるスティックロールの先生によると、あちらの人は、ずれてるのが普通だそうで、逆に均一なリズムは苦手だとか。

投稿: taki | 2017年11月25日 (土) 10時14分

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