逆オイルショックに悩む
昨年秋ごろからだったか、フランスあたりが「2025年以降はガソリン車を作らないことにする」とか言い出したんじゃなかったかな? それに続いて英国やEUも同調して、自動車の動力源がガソリンから電気へシフトすることが明確になった。
昔から都市伝説として、「新しいエネルギー源が発明されたのだが、産油国がオイルマネーを使って潰してしまった」というふうな話をよく聞いていたので、こんな話が通っちゃうんだ、と驚いていた。
では、自動車がガソリンを使わなくなると、原油の用途としてはどれくらいが浮いてくるのだろうか?
調べてみると、だいたい原油使用量の20%~30%くらいが運輸・輸送関係ということになっているらしい。ネットで探すとこういうグラフがあった。
自動車が完全電化されても、原油の需要がなくなるわけではなくて、使われなくなる原油は2~3割に過ぎない。産油国としても無視できる量ではないが刺客を送るほどの打撃にはならないのだろう。
今まで自動車燃料を供給することによって稼いできた原油が売れなくなり、その代わりとして電気エネルギーの供給元がその収入を得ることになる。
オイルマネーの一部がエレキマネーに取って代わられるわけだが、さてその行方はいかに?
今まで自動車燃料を供給することによって稼いできた原油が売れなくなり、その代わりとして電気エネルギーの供給元がその収入を得ることになる。
オイルマネーの一部がエレキマネーに取って代わられるわけだが、さてその行方はいかに?
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コメント
エネルギーの多様化ってのは必要ですね。但し、電気自動車って蓄電に関しての制約がマダマダ大きいですからね、自動車メーカーがどんな対応をしてくるのか楽しみです。
投稿: ををつか | 2018年1月29日 (月) 08時52分
固体電池というのが各種絶賛開発中らしいですが、マグネシウムが有望とか、いやそいつは一次電池だから駄目だとか、硫黄系の固体電池は発火がおそろしいとか、いろいろ楽しみです。
投稿: PicksClicks | 2018年1月30日 (火) 18時54分