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2018年1月14日 (日)

被害者ばかりの国に悩む

Munprs いわゆる「慰安婦合意」について、隣の国では「破棄はしないが履行もしない」ということに決めたらしい。つまり「骨抜き」ということだが、その理由を読んで驚いた。「2015年の合意は被害者中心主義に反する」というのだ。

は? 「被害者中心主義」? なんですかそれ? はじめて聞きますが。

聞くところによると、かの国では「被害者こそが一番偉い」ということが信じられているらしい。たとえ加害者であっても「実は俺も被害者なのだ」と言うことによって被害者になれるという不思議な論理だ。
一体そんな論理をだれが何を根拠に言い出したのかよくわからないのだが、その論理によるとかの国自身が日本の植民地であったことを根拠に「被害者」なのであり、その被害者たるかの国には加害者である日本に対して永遠に優位に立っている、ということらしい。

そんな主義を信奉しているとどういうこになるか? 正義ではなく法治でもなく「俺は被害者なんだよう」というと「加害者」に対して優位に立てる社会っていうのがうまく想像できないのだが、そもそも誰が被害者を認定するんだろう?ということに始まって、なんだかおかしなことになるんじゃないだろうか。

そう考えると、かの国の独特の論理構造とか、さらにその北隣の国の論理構造、その南北のやり取りのトンチンカンさもなんだか(わからないなりに)筋は通っているのかなぁ、と思ったりする。

誰もかれもが被害者になりたがっている国に未来なんてないと思います。

1月15日追記:

「被害者中心主義」というのは誤訳で、原語は「Vitim Centered Approach」ということで、被害者中心手法くらいに訳すのがいいのかな。犯罪被害者を救済する手法というか、考え方らしい。

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