レッツノートと再会して悩む
Panasonicのレッツノートはある意味あこがれのPCだった。一時期、いわゆる「できるヤツ」はみんなレッツノートを持っていたような気がしていた。そんな時期がたしかにあった。
そんなレッツノートの中古にハードオフで出会ってしまったりするのも時代なんだろうか。
こんな形で再開するとはなぁ、とか話しかけつつスペックを確認すると、このレッツノートはCF-T7という製品で、CPUはIntel Core2の1.6GHz、メモリ3GでHDDが120G。で3000円という価格が付いている。
しかし、写真でもわかる通り、なんと「G」のキーが無い。キートップが無いだけなら何とかなるかもしれないが、キーのスイッチ自体が無くなているようにも見える。これは本当に「G」が入力できないのかもしれない。
それでもひょっとしたら外付けキーボードでなんとかなるかもしれないが、3000円でそのリスクを負うことはできないなぁ。
ってことで値切ってみたら、「あ~、キーが無いですね。じゃぁ2500円ですね。」「そこをもう一声!(実はもうちょっとやり取りがあったが省略)」、「じゃぁ、2400円。」というやり取りで購入の運びとなった。こんな値段で結構な性能のPCが手に入ってしまうのも困ったものではある。
で、「yumのエラー」で悩んでいたこともあって、CentOS7を入れようと思った。今常用しているLinux機はDELLの15インチノートPCに組み込んだCentOS6.9で、このPCにもCentOS7をインストールすることはできたのだが、最新版のCentOS7は仕事上で苦労したことがあって敬遠していたのだった(CentOS7は従来のバージョンからいろいろな面で大きく変わっている)。
しかし、CentOS6.9のyumで苦労してみたりすると、「なんだ、前のバージョンでも結局苦労するんじゃん」ってことになって、どうせ苦労するなら最新のCentOS7にしたいとは思っていたのだ。
でもDELL15にいきなりCentOS7を再インストールするのは現状保存などでめんどくさいので、6.9を使いつつ7もあればいいなとは思っていたのだった。
ここからは自分の備忘録みたいになるので、SSDの話以外は飛ばしてもらっていいのだが、とにかくこのレッツノートには最初CentOS7を「WEBサーバー」としてインストールしたのだが、そうするとGUIがインストールされなくて、それはちょっと困るので「GUIサーバー」としてもう一度インストールしなおした。
ちなみにこのPCにはDVDドライブも無線LANも付いていなかったので上の写真のように外付けDVDドライブをUSB接続してインストールする。これは楽だ。あ、「G」のキーは爪の先で押すと動作した。どうせ、CentOSをインストールしたらキーボードを触ることもないし。
GUIサーバとしてインストールすると、WEBサーバにならないので、httpdをインストールして80番ポートを開ける。ポートを開けるのはiptablesを使うのだが、これは使い方がよくわからないので、GUIで設定する。
で、CentOS6.9と7を運用しながら6.9で作り込んだものを7へ移行したりしていたのだが、レッツノートはディスプレイを閉じてしまうと動作を停止してしまうという問題にぶち当たった。
こういう問題はBIOSでなんとかできればいいのだが、そういう機能はBIOSにはない。なので、こういうページを参照して対応するわけだが、そうするとHDDが回りっぱなしになる。休む暇がなくなるわけだ。
しばらく使っていたLinux機が昨年にクラッシュしたのもHDDに負荷をかけすぎたせいなのだと思う。思えばネット接続速度を15分おきに調べることを1年半ほどやっていたらHDDが壊れてしまった。計算すると、これは1日に96回、年間3万5千回で。だいたい5万回ほどでHDDが悲鳴を上げたということになる。なるほど。
で、今回のレッツノートはせっかくメモリもたっぷりあることだし大事に使いたい。中古のHDDがいつ壊れるのかと心配しながら使うのはいやだ。しばらく使わないときにはHDDの回転を止めたいが、そうもいかないようだ。ならば、回転しない記憶装置を使うのはどうか?
というわけでSSDの登場だ。SSDについてはかなり懐疑的だったのだが、TRIMをうまく使えると私が思っているほど壊滅的な弱点でもないかなと思うようになってきた。詳しいことは1年半前の投稿に追記した。
しかも、お値段も手ごろだ。120GのSSDが5000円ほどで買えることがわかって、早速ポチしてしまった。ただ、このSSDはTLCだというんだなぁ。TLCと言えば「Water Fall」だが、いやいやそっちじゃなくてセルあたり3ビット詰め込むという無茶なSSDだ。SLC(Single Level Cell)で10万回と言われる書き込み回数限界がMLC(Multi Level Cell)で1万回と言われ、TLCでは8千回とか言われている。これはちょっと心配。
でもまぁ、fstrimなんてコマンドもあったりしてCentOSにもSSDをメンテする環境がいろいろとそろっているようだから、いろいろやってみようと思う。
[root@cf-t7 yum.repos.d]# fstrim -v / /: 44.9 GiB (48225222656 bytes) trimmed [root@cf-t7 yum.repos.d]# fstrim -v /home /home: 57.7 GiB (61900251136 bytes) trimmed [root@cf-t7 yum.repos.d]# |
同日追記:
[mitz@cf-t7 gethtml]$ ./xxxxxreg.pl
Can't locate LWP/Protocol/https.pm in @INC (@INC contains: /usr/local/lib64/perl5 /usr/local/share/perl5 /usr/lib64/perl5/vendor_perl /usr/share/perl5/vendor_perl /usr/lib64/perl5 /usr/share/perl5 .) at ./keibareg.pl line 9.
BEGIN failed--compilation aborted at ./keibareg.pl line 9. |
LWPのhttpsライブラリ・モジュールが使えなくなっている。これはなかなかに困ったことである。これを何とかしようとこのページを参考にしてがんばったら数時間かかった。Perlのモジュールファイルをいくつかコピーすればこいいのかと思ったがとんでもなかった。こんな事一人ではとても解決できない。
CPANのライブラリ更新ってこんなに手のかかるものなのか。
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