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2018年4月 1日 (日)

折り紙飛行機大会で悩む

さらっと書くつもりだったが、やっぱり長くなってしまった。

昨年末から三角翼の全翼機を折り紙的に(つまり、切ったり貼ったりしないで)作るということをやってきたわけだが、ちょっと大きめのを作って近所の公園で飛ばしてみても風 にはからきし弱くて全然ダメだった。もっと広いところで飛ばしたい。

 

どこかでそういう集まりはないのかと探してみると、「第一回折り紙飛行機全国大会」というのがあることを発見した。3月の初めのころだった。

 

すかさずメールでエントリーするが、開催の一週間前になっても連絡が来ない。そもそも申し込みの締め切りも明記されていないし、「出場者多数の場合には抽選。外れた人には連絡しない」とか書いてあったようにも思う。こりゃダメだったかな?と思っていたら、3月12日月曜日に「出場案内のメールが来た。大会は3月18日である。

 

当日は午前中が東京地区予選、午後に全国の代表が集まる決勝戦ということで、全国19の会場ではすでに決勝出場者が確定している。

 

Origami2018_2

 

 


というわけで、先々週の日曜日に大田区市民体育館へのこのこと出かけて行ったのだった。

Ohtagym_2

 

 

この体育館はわりと最近に建てられたものらしいが、何と言っても天井が高い。すごく高い。なんでこんなに高くしたんだ?と聞きたいくらいに高い。

参加者は小学生部門と一般部門でそれぞれ40人くらいだったと思う。小学生たちはピクニック気分というか、本当に遊びに来ている感じでその辺を走り回っている。

後からわかったことだが、この東京地区予選では小学生部門と一般部門でそれぞれ10名が決勝へ進めるということだった。

実をいうと、私は成績には全然関心がなかった。事前に色々調べてみると、この競技会は滞空時間を競うもので、機体を高く投げ上げてそこからの滞空時間を競うものだからだ。

私の三角全翼機(仮称:DELTA301)は機体の構成上、投げ上げにまったく弱くてまっすぐに投げ上げることができない。水平方向にそぉっと押し出して滑空させるタイプなので、投げ上げには全く向いてないのだ。

開会式に続いて、「よく飛ぶ折り紙飛行機の作り方教室」なんてのがあって、私はDELTA301で参加するつもりだったのであまりよく聞いていなかったのだが、ギネス認定の折り紙飛行機滞空記録(29.2秒だったかな?)を持つ戸田さんとおっしゃる方の「スカイキング」という機体の作り方を老若男女が熱心に聞いて協会指定の紙を使ってめいめいに飛行機を折っていた。

そのあと、「練習時間」というのがあって、私も練習してみるがやはり投げ上げるのは無理でくるくると回ってしまって高度を稼げないし、姿勢が安定しないとそのあとのフライトもスムーズにはいかない。

他の人のを見ていると、まっすぐに投げ上げてまっすぐに落ちてきたりするのもあるが、大半のひとは投げ上げた頂点から見事に滑空に移ってなめらかに降りてくる。折り方の精度の悪い機体はまっすぐに投げ上げられなかったり、滑空に入ってからもきりもみになって落ちたりする。

ギネス認定の戸田さんも、(後のデモ飛行&ギネスに再度挑戦に備えて)練習をされていたが、こちらは全く危なげなく高く投げ上げたものが滑空比10:1くらいで、体育館の広さをうまく使って大きな円を描いて滑空してくる。

で、まぁ、子供の部とか一般の部とかチーム分けとかそういう話はもういいや。東京地区の一般の部の1位は16秒くらいだったと思う。子供の部の1位は8秒台だったかな。それぞれ5枚の公式A5版の紙を使って機体を作り、2度投げていい方の記録が採用される。

で、私の記録がどうだったかというと、2.97秒という悲惨な記録で、言い訳させてもらうと練習時間の終了間際に機体を踏まれてしまって記録会直前にまた新たに折り直し、そのままぶっつけで挑戦したのと、ある意味作戦の失敗というのもあってのこの記録だったのだった。

そんなわけで全国大会に出られるわけもなく、地区大会の記録発表を見たところで帰ってきてしまった。だから優勝者がどうだったかとか戸田さんのギネス再挑戦がどうなったとかは知らない。HPを見ても書いてないので、これはちょっと怠慢なんじゃないかと思う。

それにしても、スカイキングのワンメークレースというのはちょっと納得がいかないなぁ。「折り紙飛行機」の大会なんだから、デザイン審査とかもっといろいろあってもいいのにと思う(負け惜しみ)。

Folding

 

 

これは私がDELTA301を折っているところ。現場は明るくて紙の折り目がはっきり見えないだろうと思ってフラッシュライトで横から照らして折り目を浮きだたせている。

右下に見えるのは直角を出すための治具でこの日のためにバルサ材で作ったもの。

まぁこんなことをやっても、2.97秒ですからね。

Delta301

 

 

 


これが私のDELTA301。「変わってる」「カッコイイね」などの評価もあったが、それ以上のことは何もなかった。

この翼端を折りこんでいるのが特徴なんだけれどもl、これが投げ上げるときにネックになるんだなぁ。戸田さんにも見ていただいたのだが、「これじゃ投げ上げられないでしょ?」と一目で見抜かれてしまった。まぁそもそも指でつかむところ(胴体)もないしね。









Enthu

 

 

こちらはおそらくどこかの地方予選を勝ち抜いてこられた方なのであろう。小さな机を持ち込んでの機体作成作業。お話してみたかったが忙しそうだったので諦めた。

 

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