世田谷文学館で悩む
書くのを忘れていたのだが、世田谷文学館で開かれていた「筒井康隆展」に行ってきたのだった。
筒井康隆というと、高校生ぐらいのころにはほぼファンだったのだが、純文学方面に色気を出し始めたころからなんだか嫌になって読まなくなってしまっていた。
一番好きだったのは「馬は土曜に蒼ざめる」の「夜を走る」だったかなぁ。単行本の「俺の血は他人の血」とか「男たちの描いた絵」とか「俗物図鑑」も好きだった。
でも、今回の「筒井康隆展」で発見したのは「全体を見渡した時には、私はそれほど筒井が好きではない」ということだった。
まぁこれに関してはだらだらと書くこともできなくはないのだが、やめておこう。
それよりも、展示されていた「筒井康隆作品マップ」というのが面白かったのでこっそり掲載。筒井の全作品(だと思う)を分類したものだ(クリックすると拡大されます)。いったい誰が分類したんだろう? 本人?
展示場の片隅には「筒井康隆書房」なんてのがあって、これは何かというと筒井康隆が読んだ本を販売します、とのこと。でも土曜日限定だとか、値段はその時に付けるとかなんだか不明瞭だったので、私には全く買う気が起こらなかった。
でも一つ気になったのがあって、それは私も大好きだった「フレドリック・ブラウン」の本がその中にあったこと。「筒井康隆蔵書」とかいう印が押印してある。
で、まぁ昔ファンだったよしみということで、図版本を買ってきた。
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