ポータブル・オシロスコープで悩む
秋葉原へ行くことにときめかなくなったのはいつからだろうか。昔はときめくモノを買いに行く電車の中でカタログを読み、買って帰る電車の中でマニュアルを読むというシアワセを感じていたものだった。今では秋葉原も変わっていしまったということもあるが、そもそも心ときめくモノがなくなってしまったのか、秋葉原へ行きたいということもあまり思わなくなってしまった。

で、実はこの製品、しばしば「キット」として売られている。つまり購入して自分でハンダ付けなどして作らないといけないのだが、このサイズで正確にハンダ付けするのは意外に難しい。
私の買ったものは「fully addembled」とは書いてあったものの、値段からして絶対「完全組み立て済み」とは信じられず、ある程度はハンダ付けも覚悟しての発注になった。

到着してみると、基板は作製済みでさすがに「fully
assembled」だったが、ケースに入れてネジを締めるという作業が残されていた。
上の写真の左側の基板を4本のネジでケースに固定し、後は右側のケース(基板は固定されていない)をかぶせて(コネクタがうまく刺さるように気を付けて)ケースの四隅をネジ止めするだけ。これはちょっと考えなくてはいけなかったが、まぁなんとか作り上げることができた。ネジが余ったけど。
しかし、問題が一つ残った。それは電源で、PCなどによくある円筒形のプラグを挿入するのだが、その電源が9Vのセンタープラスだという。かつ、電源電圧は10Vを超えてはいけない、と。
9Vでセンターマイナスの電源(ACアダプタ)ならあるのだ。ギター用のエフェクタなどはたいていその仕様なので2~3個ならそのへんに転がっている。しかし9VセンタープラスのACアダプタは持っていたこともあるのだが、似たようなものがあると混乱していけないと思って整理する意味で捨ててしまった。やはり整理なんてものはするものではないよなぁ。
仕方がないので積層電池006Pを逆接続して使うことにした。普通には逆方向に接続できないので、マスキングテープで半固定したうえで輪ゴムで止めるといういい加減な接続だ。でもとりあえず動かしてみたかったのでこれでいいのだ。
すると案ずるより産むがやすしきよしで、ちゃんと動いてくれた。消費電流は仕様では120mAとなっていたが実測値で85mAだった。これならやや身元不詳な006P電池でも1時間くらいは使えるだろう。
この写真はその逆接006PでこのDSO150を駆動しているところ。このデバイスの頭の部分に1KHzのテスト信号が出ているのでその信号を表示しているところなのだが、矩形波の水平部分に異変がある。なんであんなリップルが乗っているのだ?

A/Dコンバータにデジタルなノイズが乗っているんだろうか? アナログ部分をシールドしないとダメか? それとも電源からデジタルノイズが回り込んでいるのか? 電源のバイパスコンデンサが不調なのか?
ところがふつうの信号を入力してみると、こんなふうに少しノイズが残ってはいるがまだしもきれいに表示される。ってことはあの「標準信号」にノイズが乗っているのか? それってダメじゃん。
しかしちょっと遊んでいると、なんだか動作が怪しくなってくる。スクリーンが真っ白になったりする。ここで電池の電圧を測ってみると4.55Vとか情けないことになっている。
これではだめだなぁ。っていうか、この006Pが怪しすぎるのだが、その出自は省略する。まともなアルカリ006Pなら2時間くらいは使えると思うんだけど。
手持ちの電池ではこういうものを使うことになる。また逆接+テープと輪ゴムでセンタープラスを実現している。
で、実はもう一つトラブルがあったのだが、写真を撮るために再現させられなかったので、その解決に非常に役立ったマニュアルの「機能詳細」を貼っておく。また自分でも見たくなること請け合いなので。
上の写真の左側の基板を4本のネジでケースに固定し、後は右側のケース(基板は固定されていない)をかぶせて(コネクタがうまく刺さるように気を付けて)ケースの四隅をネジ止めするだけ。これはちょっと考えなくてはいけなかったが、まぁなんとか作り上げることができた。ネジが余ったけど。
しかし、問題が一つ残った。それは電源で、PCなどによくある円筒形のプラグを挿入するのだが、その電源が9Vのセンタープラスだという。かつ、電源電圧は10Vを超えてはいけない、と。
9Vでセンターマイナスの電源(ACアダプタ)ならあるのだ。ギター用のエフェクタなどはたいていその仕様なので2~3個ならそのへんに転がっている。しかし9VセンタープラスのACアダプタは持っていたこともあるのだが、似たようなものがあると混乱していけないと思って整理する意味で捨ててしまった。やはり整理なんてものはするものではないよなぁ。
仕方がないので積層電池006Pを逆接続して使うことにした。普通には逆方向に接続できないので、マスキングテープで半固定したうえで輪ゴムで止めるといういい加減な接続だ。でもとりあえず動かしてみたかったのでこれでいいのだ。
すると案ずるより産むがやすしきよしで、ちゃんと動いてくれた。消費電流は仕様では120mAとなっていたが実測値で85mAだった。これならやや身元不詳な006P電池でも1時間くらいは使えるだろう。
この写真はその逆接006PでこのDSO150を駆動しているところ。このデバイスの頭の部分に1KHzのテスト信号が出ているのでその信号を表示しているところなのだが、矩形波の水平部分に異変がある。なんであんなリップルが乗っているのだ?

A/Dコンバータにデジタルなノイズが乗っているんだろうか? アナログ部分をシールドしないとダメか? それとも電源からデジタルノイズが回り込んでいるのか? 電源のバイパスコンデンサが不調なのか?

しかしちょっと遊んでいると、なんだか動作が怪しくなってくる。スクリーンが真っ白になったりする。ここで電池の電圧を測ってみると4.55Vとか情けないことになっている。
これではだめだなぁ。っていうか、この006Pが怪しすぎるのだが、その出自は省略する。まともなアルカリ006Pなら2時間くらいは使えると思うんだけど。
手持ちの電池ではこういうものを使うことになる。また逆接+テープと輪ゴムでセンタープラスを実現している。

で、実はもう一つトラブルがあったのだが、写真を撮るために再現させられなかったので、その解決に非常に役立ったマニュアルの「機能詳細」を貼っておく。また自分でも見たくなること請け合いなので。
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コメント
一家に一台、オシロは必要ですからね。ノイズは、量子化時のノイズがそのまま出てるのか、表示用に平滑化が巧くいっていないのか。
投稿: ををつか | 2019年1月28日 (月) 14時13分
A/Dコンバータは12ビットらしいので、量子化ノイズってことはないと思いますね。A/D周りをシールドするのがいいのかな。
投稿: PicksClicks | 2019年2月 2日 (土) 23時41分