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2019年2月 5日 (火)

多肉植物で悩む

園芸にはそれほど興味がないのだが、子供のころにはたまに小さな(高さ5cm程度)のガラスビンに土を詰めてハコベみたいな小さな花を植えたりしていた。

学生のころには大きめのコップに水を入れ、サツマイモをどっぷりつけておいたら芽を出して、棚中がサツマイモのツルだらけになったこともあった。

室内で育ったサツマイモの葉は畑のサツマイモの葉とは違って透明感があって綺麗だった。

と、そんな私がたまたまTVで見た「多肉植物」にハマってしまった。過酷な環境の中で生き抜くために肉厚の葉を持つ植物だ。

どういうところにハマったのかというと、トラブルからの回復ということが解説されていて、例えば水をやりすぎて根腐れしてしまった多肉植物は腐った根や葉をバリバリと剥がしてしまって、裸になった(根なしの)葉だけの株を土の上に置いて「これで放っておきます」とか、光が当たらなくて茎の伸びすぎたものはバシバシと数cmくらいに切ってそのまま土に刺せばそれぞれに再生するとか。要するにそういう豪快な丈夫さみたいなのに惚れたのだ。

横浜で多肉植物を扱っているところを探すと、クイーンズ(ランドマークビルの隣)にあるらしい。東急ハンズでも見たような気がするが、やはり専門店に行ってみようかと。

HITOHACHIと書いて、これはやはり「一鉢」と読むんだろうな。

Hitohachi

ここでいろいろ見ていていて、カンガルー・ポケットなんて面白いなぁとか思っていたのだが、本当はTVで見た「透明な葉の多肉植物」というのがあるのか、あるとすればいくらくらいなのか、ということを知りたかった。

透明な葉というのは、「日が当たらないところで光を通して光合成するため」ということなのだが、ならばなんで葉緑素を表面にもっていかない? 進化の過程でそういう選択をしてしまったんだろうなぁ。

店内を2周くらいしたあたりでお店の人が話しかけてくれたので「葉の透明なのはありますか?」と聞いてみると、「それならこれです。」と。 ああこれ? それほど透明じゃないけど。

で、結局それを買ったのだ。ホームセンターで売られているような薄いプラスチックの鉢の中で土に植えられているものなら500円。しかしそれに小さな湯飲み茶わんみたいな鉢(底に穴が無い)へセラミックビーズと一緒に植え替えてもらうと、なんやかんやで1500円くらいになった。

Haworthia

この鉢で直径8cmというところ。

私がTVで見たのはこんなので、店の人によれば「透明なものほどお高いんですのよ」ということだ。

Haworthia2

この一族は「ハオルシア:Haworthia」というもので、一時はアロエ属に分類されていたものだが、今はハルオシア属になっているという話はWIKIを見ていただくとして、その「透明なほど高価」というところが話題になったりするらしい。

私の購入したのはそういう高級なものではないので、さほど手がかかるものではない。セラミックビーズの表面が乾いて白くなったら4,5日待って水をあげればいい。水の量はこの鉢の場合30ml。店ではビーカーで測って入れてくれた。2月3日のことだ。

家へ持ち帰って第一にやったことはこの鉢の重さをはかることだった。

Haworweight 鉢をぶらさげられるように網のようなものをタコ糸で作って秤で測ってみる。ご覧のように380gである。

お店で水を30ml入れてもらったから、鉢とハオルシアの重さは350gのはずだ。測るタイミングを水やりの直前にすれば、ハルオシアの育成具合がわかるんじゃないだろうか。

2月3日に購入して、3日の夜に380g、4日の夜に測ってみると355g、5日の夜に測ると350gになっている。セラミックビーズはすでに白くなっているので、ハルオシアとしてはもう水分耐乏生活にはいっているはずだが、お店で言われた通り次の水やりは3日後とする。

さてこれから、このハルオシアがどんなふうに育つのか、あるいは育たないのか。楽しみだなぁ。

2月9日追記:

6日に350gでこれ以上下がらないだろうと思ったら7日に345gになってしまった。8日夜にも345gだった。9日朝に測っても345gだった。この人面秤の目量(分解能)は5gで誤差±10gということなので、まぁそんなものだろう。

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