映画の予告編で悩む
映画「ハンターキラー」を見てきた。私の大好物:潜水艦モノだ。
米ソ冷戦のころにはネタに困らなかった軍事ミステリー界だったが、冷戦が終わって中東ネタと宇宙ネタしかなくなり、セコ過ぎるか壮大過ぎるかというジレンマに陥っていた軍事ミステリ界だったが、最近の米露軍拡競争の傾向に元気づけられたか新しい傾向のものが出てきた。
こんな動画(6分)が公開されていて、かなりのネタバレだと思うのだがいいのかなぁ? これから見に行こうという人は見ない方がいいと思う。ほかにも短い予告編はあるので、そちらを貼り付けておこう。
で、ハンターキラーは面白かった。息つく暇もないサスペンスだ。うひゃっなどと声を出してしまうことも二度三度という感じ。おススメです。
最新の潜水艦の装備も、現実そのままというわけではないだろうけれども興味深かった。ソナーのスクリーンをまじまじと見れたのはうれしかった。これは以前に資料で見たソナーに似ているので、縦線のソナーはおそらく現実に近いものだと思う。縦軸は時間軸だろうから横軸は周波数かな。海図を2D表示するようなソナー画面もあったがたぶんそれは希望的装備だと思う。テーブルサイズのタッチパネルスクリーンも現実的ではあるが本当に軍用として稼働できるかどうかは疑問だと思う。
という映画を見に行ったわけだが、映画が始まる直前にいわゆる予告編というのがあるじゃないですか。着席した時にはすでにその予告編が始まっていて、その部分部分が耳に入ってきたりするわけです。
すると、「イバコーに連れて帰ろう」とか「ボコーに」とかいう言葉が語られている。あれ? 実は私のボコーもイバコーなんですけど? とか思ってスクリーンを見ると昔見慣れた校舎とかいわくある石棺が映っていたりする。やっぱりボコーじゃん。
それは「葬式の名人」という映画だった。原作は川端康成だという。なるほど、そういうことか。川端康成はボコー(旧制中学)の卒業生だからね。
調べてみると、この映画は茨木市市制70周年を記念して作られたのだという。それなので、川端康成の青春時代を描いた作品を重ね合わせて青春群像を作ったということらしい。それでその舞台としてボコーが選ばれたのだとか。
という「ボコー」の話を本番の映画の直前に聞いてしまったので、最初の方はなかなか映画に集中できなかったぞ。で、この邦画も見に行かないとなぁ。
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