LPの傷に悩む
持っていることはわかっていたのだが、どこにあるかわからなくてずっと探していた「Ruta and Daitya」をやっと探し当てた。
Kieth JarrettとJack DeJonetteのアルバムであることは知っていたが、Dejonetteがキーボードを弾いているものだと思っていた。実際にはDeJonetteはパーカッションのみの参加で、Jarrettがピアノ、エレピ、オルガン、フルート、バンブーフルートなどで好き放題やっている。
当日追記:
忘れていたがこのLPの日本語解説をあの岩波洋三が書いている。本当に駄文だ。ECMがよくこんなライナーノーツを付けたな。三島由紀夫がどうしただって? デジョネットがどういう楽器を使っているかとか調べてこいよ。駄文の最後に「僕には・・・も面白かったが、・・・が好みであることを付け加えておく。」って、知るかっ。文章が足りなくて本当に付け足しだったんじゃないのか。
追記ここまで
本当に久々に聞いて楽しいアルバムだったが、プレーヤーで聞く前に盤面をチェックしていて汚れに気が付いた。
中央が黒く映るのはカメラの影っていうがある種の反射らしい。この時はまだよくわかっていなかったので、黒い部分を外して撮影したりした。
こういうゴミを付けたまま針を通すわけにはいかないのでガーゼにアルコールを付けて拭いてみたら綺麗にとれてしまった。取れた跡を撮影しようとしたが、汚れのあった位置がどこだかわからない。これは傷ではなくて汚れっていうのか虫の死骸なのか、とにかくLPレコードには実害がなくてよかった。音にも影響がなかった。
「Ruta and Daitya」を探していてこんなアルバムを見つけた。Geoge ShearingとJim Hallのデュオだ。
ところがこれにも汚れがあった。
糸くずみたいなのは問題ないとして、白っぽいのはカビだろうか?アルコールで拭いてみた。
レコードの音溝にまで汚れが入っているようにも見える。アルコールで二度拭きしてみたが状況はたいして変わらない。意を決してプレーヤーで聞いてみたが、やはり音飛びまではしないもののノイズが入ってしまう。針先が痛んだかと思って調べてみたが、それはないようだった。
LP捜索で、こんなアルバムも見つけた。
本田俊之がChick Corea、Miroslav Vitous、Roy Haynesと共演している。このトリオメンバーはもちろんあの名盤「Sings/Sobs」のメンバーで、このメンバーは特に日本でファン層が多いのか、あるいは多いと思われているのかよく企画される。
このLPには傷も汚れもなかった。聞いていてもノイズもなかった。
しかし演奏の方はどうなんだろうなぁ。まだ良く聞き込んでないんだけれども、バックを務める3人には「Sings/Sobsの時みたいにやってください」とか注文を付けたんだろうか?
それとも「自由にやってください」とか? 「Sings/Sobs」は60年代の終わりだったはずでこの「Dream」は1983年録音だから十数年の時間差があって、それだけ時間が立てば芸風も変わるんじゃないかな。
ということで年代物のLPを再生するには注意が必要です。
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