食洗器で悩む
9月5日(木曜)の夜のことだった。自宅でTVを見ていたら、22時ごろ突然真っ暗になった。TVが、じゃなくて部屋が。「停電?!」と思ったが、ウチの近辺は何やら電源を落としてはいけない施設があるらしく、例えば2011年の大地震後の計画停電の時にも一切停電はなかったので、雷雨でもないのにそんなことがあるのかな? と疑問に思いつつ家の外を見てみると近所の建物には明かりがついている。さらに隣家を見ても明かりがついているから、どうやらウチだけ落ちているらしい。
ブレーカーを確かめると、確かに落ちている。入れなおしてみるがまたすぐに(即時)落ちてしまう。試しに電灯系だけをONにしてみるとOKだ。コンセント系を一つ一つ確かめていくと、キッチンのコンセントが怪しいということになった。そうやって確かめていくと、食洗器がどうも怪しいということになり、食洗器だけをコンセントにつなぐと即落ちなのでこれで決まりだ。
その時、食洗器は稼働していなかったので不思議ではあったのだが、とにかく食洗器をコンセントから外すとブレーカーは落ちないのだからこいつに違いない。
これはTOTOのEUD310という食洗器で多分2002年ごろに買ったのじゃないかと思う。もう20年近く使っているのだからそろそろ寿命かもしれないが、非稼働時にブレーカーを落とすとはなかなかの不届きものだ。でもテスターでコンセント端子間の導通をチェックしてみると全く導通しないし、端子とアース間にも導通はない。どうしてブレーカーが落ちたのかは謎だ。謎を解くには何度もブレーカーを落とすことになるので、それは困る。もうこれについては追及しないことにする。
しかし、この機種名で検索してみると、無料修理のキャンペーンがあったことが分かった。「発煙・発火の恐れがあります。」ということがあったらしいのだ。やっぱり電源系に何か問題があったのかな? ひょっとして無料で修理してもらえるんだろうか?
修理依頼用の電話番号があったので電話してみるが営業時間外だ。なのでWEBから状況説明を送り付けてみた。
すると翌日午後あたりにメールが来て「お宅のEUD310は2008年に処理済みです。」とかいう。全く覚えがないが、そうなんだろう。というわけで通常の故障扱いになるわけだが、症状からしてなんだか面倒そうな予感がする。
なので土曜日を待ってヤマダ電機に直行。ただし事前に電話して追加工事が必要かどうか、故障機の引き取りについて確認しておく。最初に食洗機を導入したときには水栓からの分岐の工事が必要だったので、また何か必要かもしれないと思って。回答としては工事は必要ない、引き取りに関してはわからないケースバイケースなのでわからない、ということだった。
引き取ってもらえるのだったら故障機を車に積んでいこうかと思ったが、そのへんはよくわからないということなので手ぶらで行ってみる。
で、まぁいろいろあったことを省略してPanasonicのNP-TH1というのを購入。2018年の8月まで生産されていたものらしい。もうこの分野はPanaしか作っていないようだ。最近ではキッチンに作り付けのが主流なのかもしれない。工事は自分でやるということで車に積んで帰る。故障機の引き取りは「区役所の方が安いですよ」ということなので粗大ごみに出すことにする。
工事はまぁそれほどむつかしい話ではないのだが、そもそも故障機を取り外すのがひと苦労だった。水栓との接続部がさびていてはずれにくくなっており、これをどの程度の乱暴さでもって外せばいのかというのがわからなかった。故障機側の部品は壊れてもいいが、水栓側は温存したい。しかも外す前の状態ではなぜ外れにくいのか分かっていないという状況だったので、おっかなびっくりでそろりそろりと力を入れていく。しまいには大きなプライヤでつかんで揺さぶるという方法で外すことに成功した。
あとは重量物を扱うことに注意しながら配線と配管を行う。すると付属の排水ホースが20cmほど短いことが発覚。給水ホース1.2m、排水ホース1.0mってどういうことだよ。別売の1.4m排水ホースは1300円だとか。ヤマダ電機に在庫あるかと聞いてみたらない、と。来店していただいて発注いただくことになるということなので、島忠へ行ってツバ菅9mmというのを150円くらいで買ってきて「ツバ」を切り取って古い食洗器の配管を廃物利用して継ぎ足した。めでたしめでたし。
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