電灯消えて悩む
食卓を照らす電灯が消えた。土曜日の夜だった。3年前に購入したおしゃれな天井灯が点かないのだ。
ただしこれは修理済みの風景。
簡単な接触不良だったらすぐに直せると思ったのだが、そうではないようだ。コントロールボックスに変圧器っぽいものがあって、これが100V~240Vを45Vに変換するらしく、その一次側の抵抗値を測ってみると無限大だったので、これはトランスの断線だと思った。そんな部品の持ち合わせはないので、これは私の手には負えない。
AIRCORNO_016というのがこの電灯自体の型番で、このパーツはGY-450040Lというらしい。それよりも扱っている会社の名前が分かったので、そこへ連絡することを考える。すると「CONTACT」というページでメールが送れる。なので、状況と私が怪しいと思った部品番号を送り付けた。
すると月曜日に電話で連絡があった。「申し訳ないが、該当製品はもう作っていなくて、部品も手当てできない。」という。いや、だから製品はダメでも部品は何とかならんのか?と食い下がるが、「部品も中国で手配するので日本ではどうにもならない。」とおっしゃる。
じゃぁどうするのか?というと「同等品と交換するか、または全額は無理だが半額くらいなら返金できる。」と。え~?なんだそれ?
じゃぁさ、その「同等品」ってどういうのが選べるのか教えてよ。「ではURLをメールでお送りします。」はいよろしく。
しかし、1時間ほどするとまた電話があり、「すみません、間違えていました。」はぁ?「AIRCORNO_017だと思っていましたが、016なら対応できます。」なんでそこを間違うの? 「交換商品をお送りしますので、故障したものを送り返してください。」いやいや、あの部品だけでいいんじゃないのかな?「それではその部品だけお送りします。」しかしなんで016と017を間違えたの? メールにはしっかり書いたのに。
結局なぜ016と017を間違えたのかという質問についてはすべてスルーされた。でもとにかく部品を送ってもらえるらしくて、しかもどうやら無料らしいので、これはよかった。
で、今日の火曜日。部品が届いた。よしよし、まず一次側が導通するか調べてみよう。あれ? 導通しないな。それに変圧器にしては軽い。これは単純な変圧器じゃないのか? ということで、故障した方のトランス(と私が思っていたもの)を開いてみる。
なるほどね。ここでもう直流にしちゃうわけか。まぁそりゃそうだわな。変圧器の断線とかいう簡単なことではないらしい。
左下に見える黄色いのが何なのだか謎だが、キャパシタ分割で交流電圧を下げてから直流にし、そこから高い周波数で小さなトランスを通してさらに電圧を下げて直流化ということをやっているんだろう。
100Vの商用電源の行先をたどってみると、こんなふうになっている。100Vをキャパシタ分割(?)した直後にABS10というダイオードブリッジで整流している。
この基板の表側がこうだ。この黒いのと黄色いので100Vを分割しているようだが、黄色い部品の表面が焦げている?のかな?
おそらく、この「SET T1A 250V」と刻印された部品が焼けたのだろう。これが故障の原因らしい。
で、新しい部品の方は開けるつもりもないのでそのまま装着してちゃんと点灯することを確認して、その写真はこの投稿の最初に掲載した。
翌日追記:
書き忘れたが、今回の件については無料で対応していただいた。
今回焼けちゃった黒いのは多分サージ吸収デバイスなんだろうな。あそこで電圧下げる必要はないものな。じゃぁ黄色いのは何だっていうと、まぁ、コンデンサかな?
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コメント
スイッチングレギュレータの一次側の故障ですね、でCX-1かF1と書かれているパーツの焼損て事ですね、F1はヒューズですよね、それの導通はチェックしました?。
投稿: ををつか | 2021年7月21日 (水) 07時46分
ヒューズっていうか、サージ吸収なんじゃないかな。でも1A/250Vとか書いてあるのでヒューズなのかもしれない。でもなんでそんな電流が流れるんだろう? なので何らかの原因でサージがかかったのかな?と。
コンデンサと思い込んでいたので容量を測って見ようと思ったのですが、測定できず、そのとき導通はしていませんでした。
投稿: PicksClicks | 2021年7月21日 (水) 08時04分
基板に「F1」と刻印されているんだから、そりゃきっとヒューズですね。
投稿: PicksClicks | 2021年7月21日 (水) 08時08分