電子図書館で悩む
横浜市立図書館の電子版というのは今年の3月から始まったものらしい。正式には「横浜市立図書館 電子書籍サービス」。デジタルコンテンツだからいろいろと難しいこともあるのだろうが、気になる著者名で検索してみるとこんな結果になった(図は加工しています)。
「該当資料なし」を意図的に集めたのでちょっとダメダメを強調しすぎではある。例えば川端康成なら2件(ただし川端の著書でないものがヒットする)、夏目漱石なら26件、二葉亭四迷なら4件、筒井康隆なら2件などなどがヒットする。
まぁ、売れ筋の書籍が電子的に読めてしまうということを公的にサポートすると、ビジネスが成り立たないじゃないか、ということもあるんだろうなぁ。「貸し出しは同時に2件、2週間」という制限もそういうことを考慮してのことなのだろう。でも、もうちょっと頑張っていただきたいなぁ。
逆に、というか、「ダイエット」、「漢方」、「自宅筋トレ」あたりならちょこちょこヒットするので、そういう庶民的な話題の書籍についてはいろいろと取り揃えてありそうだ。
そんなふうにツッコミを入れつつ、スマホからもアクセスできるので面白いといえば面白い。ただ、貸し出し予約してから実際に貸し出されるまでに時間かかりすぎ。
一方、日本には国立国会図書館というすごいところもあって、以前は入館証をもらっていたりしたのだが、ここのところすっかりご無沙汰している。外部からも書籍一覧にアクセスできるようになったとかならなかったとか、電子化はどうなっているのか調べてみると、こんなページからいろいろとアクセスできるようだ。特に会員登録も必要ないようだし、これでいろいろ読めるといいのだが、なかなかコンテンツまでたどり着けない。
「歴史的音源」なんていうのもあって、昔のSPレコードから収録したものとか、昔の落語とか漫才とかにもアクセスできるようだ。
2022年5月3日追記:
「電子図書館」という言葉に引っかかったので、その件を主に書いているのだが、その前にまず横浜市立図書館を利用するための利用者登録をしなくてはいけない。で、そうすると図書館カードというプラスチックカードをいただけて、その会員番号で電子図書館にLOGINできるのだが、このカードでもちろん本物の図書館にも入館できる。
でも。図書館へいちいち行くのはめんどくさいよね、ということでほうっていたのだが、家人がこのカードでじゃんじゃん本を借りて読みまくっている。それどうやってるの?と聞いてみると、駅前の小さな事務所(行政サービスセンター)まで本を転送してくれるサービスがあるという。私が図書館へログインして借りる手続きをしてもそういう選択肢は表示されない。家人に聞くと「なんかいろいろやっているうちにできるようになった」とのこと。
らちが明かないので、図書館に電話して聞いてみると、つまりメールアドレスを登録しないと出張所っていうかそういうところへの転送ができるようにならないらしい。そういえば住所と電話番号しか登録していなかったかな。
というわけで、検索して予約し、出張所へ転送してもらって本を受け取る事ができるようになった。これは便利だわ。こんな本を借りたりしています。
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コメント
青空文庫とどこが違うのですか?、と聞きたくなる話ですね。
投稿: ををつか | 2021年9月 7日 (火) 08時04分