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2022年4月15日 (金)

潜水艦の映画で悩む

 潜水艦と飛行機の映画が好きだ。最近では「ハンター・キラー」が面白かった。ハンター・キラーは映画館で見たが、その時に予告編として告知されていたのが「ウルフズ・コール」だったと思う(それとも007のときだったかな?)。面白そうだったので(予告編というのはたいてい面白そうに見えるように作ってある)観たいとは思っていたが、コロナ禍もあって映画館を探すこともしていなかった。

 すると、幸運なことにアマゾンプライムでこの映画を追加料金なしで見る事ができることになっていた。追加料金を出せば見る事ができることはわかっていて、いつかは見てやろうと「ウォッチリスト」に入れていたら「追加料金なしでもよくなったよ」という通知が届いたのだ。

 「ウルフズ・コール」の公式サイトにはこんなポスターが掲載されている。「人類滅亡」とか魚雷の直撃シーンとか、ちょっと盛り気味ではある。人類滅亡? う~ん、まぁそのきっかけにはなるかもしれないが・・・、魚雷の着弾シーンもたしかにあるのだが、こういう絵ではなかったはずだ(もう一度見て確認した。やはりこういう絵ではなかった)。

 この映画は基本的にはソナーマン(測音探知機オペレータ)の話である。潜水艦は音を頼りに他者やときには地形を認識して運用する。その主体がソナーマンだ。私が潜水艦に惹かれるのも、ソナーにすごく興味があるからだ。ソナーだけで戦うような潜水艦シミュレーションゲームがあるならぜひやってみたい。

 しかしこれ、フランス映画(2020年)なんだよなぁ。フランス製の戦争映画っていろいろとツッコミどころが多かったりするんだが、この映画も所々にそういうところがある。でも許容範囲だろう。ストーリーが面白いのでかなり没入できる。

Wolfscall

Uss_lionfish  一方こちらは「USS ライオンフィッシュ」というやはり潜水艦もの。この絵も盛りすぎ。

 こちらはひどかったなぁ。なにしろアマゾンでの評価が5点満点の1.7である。いやまぁたしかにとんでもない設定ととんでもない展開ではあるのだが、1.7という評価はちょっと厳しすぎる気がする。2.8でもいいんじゃないかな。ちなみに先の「ウルフズ・コール」の評価は3.5だった。

 アマゾンプライムで観た最低の評価は1.4というものだった。こちらは飛行機もので「フライト411」だったと思う。この1.4というのは正当な評価で、私としては飛行機が出てくればそこそこ満足はするのだけれども、この映画だけは本当にあきれ返ってしまった。そういうトンデモ映画を見たい人もたまにはいるかもしれないので、そういうひとにのみお勧めしたい。

 

一方こちらは二次大戦中の潜水艦作戦を描いた映画で、「潜航作戦 U235を追え!!」っていうんだからてっきりU235というUボートの話かと思ったら、そうじゃなくて、っていうつまらない話だったと思う。実はよく覚えていないし、観返す気もないっていう駄作。アマゾンでの評価は2.3だが、「このタイトルは現在ご利用できません」となっている。

Seaviperu235

で、こちらもU235なんだが、こちらは本当にU235というUボートの話。タイトルは「Uボート:235潜水艦強奪作戦」。タイトルに嘘があるのか私が飛ばしちゃったのか「強奪」シーンは憶えがない。

 乗組員がならず者を集めた決死隊ということで、まずトレーニングから始まるっていうのでそこのあたりが面白い。人間関係とかは私にはどうでもいいので、潜水艦のハードウェアをいろいろと見る事ができる。まぁ映画としての作りとか出来とかはかなり低品質だと思う。アマゾンの評価は2.4。まぁ、ふつうだったら評価が3未満は時間の無駄と思って避けるんだけど、潜水艦とか飛行機は別腹ということで。それでも途中をすっ飛ばしてみたりはするわけで。

Uboat235

 最近ではCGで画面とかは何とでもなるんだろうけれども、艦内の構造などは製作したりするのだろう。水中の動きなんかはCGなんだろうな。そういえば昔日本の潜水艦映画で「ローレライ」というとても貧弱なCGの映画があった期待して映画館まで見に行ったのにがっかりして帰ってきたものだった。女の子の河合さに思い切り寄り掛かった映画で、う~ん、まぁかわいいっちゃかわいいんだがなぁ、という映画でした。

 

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コメント

潜水艦映画って結構作られてるのですね。
観客に潜水艦で有るがための特殊性ってのをどう見せるか、が難しいんでしょうね。
やはり頂点は「Uボート」ですね、あの潜水艦の中だけで終始するドラマは今どきの映画作法からは出てこないですね。

投稿: ををつか | 2022年4月16日 (土) 06時49分

 潜水艦映画もアマゾン・プライムあたりで探せばいろいろ出てきます。普通は潜水艦映画を探したりはしないのかも。潜水艦だけに「隠れてナンボ」ということなのかもしれません。
 アマプラの面白いところは探すといろんな国の映画が出てくること。インドの潜水艦映画というのもありました。人間関係がよくわからなかったけど。ハンガリー映画とかロシア映画とか、普通なら見るチャンスのない映画もいろいろあって面白いのです。
 「Uボート」と並ぶ名作(と私は思うんだけど)「眼下の敵」が探しても出てこないのが残念。これはもともと日本の駆逐艦のエピソードを集めてアメリカの潜水艦との対決の話としてまとめたんだとか。

投稿: PicksClicks | 2022年4月16日 (土) 09時50分

ウルフズ・コール、見ました、良作ですね。
やはりフランス映画で最近見た「ブラックボックス」と同じで聴音をテーマにしてるのが面白いです。

しかし、フランスの潜水艦の中ってあんなに騒々しいんですかね、

日曜日の午後のよい時間つぶしになりました。

投稿: ををつか | 2022年4月17日 (日) 17時09分

 優秀なソナーマンなので、発射されたミサイルの分析までできるのです。
 ブラック・ボックスを探してみましたが、私の環境では探せませんでした。

投稿: PicksClicks | 2022年4月17日 (日) 22時15分

 「ブラック・ボックス 音声分析捜査官」って、リンカーンっていう車いす探偵のやつですか? 原作をよく読んでいました。ボーン・コレクターのシリーズですかね。

投稿: PicksClicks | 2022年4月17日 (日) 22時47分

リンカーンっていう車いす探偵のやつですか?>では無いと思います、フランスの事故調査委員会の職員の話です。
フランス国内(ブンカーからしてロリアン?)から、オホーツクの潜水艦の音が録れるのは、なぞ技術ですね。
まあそこは言っちゃ行けませんね。
潜水艦同士であそこまで相手位置が判るなら、魚雷なんか撃たないで、壊れない程度、姿勢を崩す程度でぶつけちゃいば良いのに、と思いましたけど、それを言っちゃドラマに成らないので黙っています。

投稿: ををつか | 2022年4月18日 (月) 15時18分

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