昔からHTMLエディタとしてAdobeのPageMillを使っていた。HTMLを手打ちもできるが、いろいろなパーツの配置を考えたり、テーブルを作ったり編集したりするにはHTMLエディタがあると便利だ。PageMillを買おうと思った一番の決め手はクリッカブル・マップを簡単に作れることだった。実際にはそういう使い方をする機会はほとんどなかったのだったが。
ところがWindows7からPageMillを使えなくなった。インストーラが動かなくなったのだ。そういうことはほかのアプリケーションでも起こっていた。しかし、アプリケーション自体が動かないはずはないと考えていろいろと試してみたら、WindowsXPにインストールしたフォルダごとWindows7へ持って来たら動作することが分かった。
ただし、そのままでは文字化けなどの問題があって使いにくい。なのでXPから関連するレジストリをexportしてそれもWindows7へ持ち込んでインストールすると、問題なく動作するようになる。
やってみたらWindows10でも動作している。
しかし、世の中の人々はどうしているのだろう? HTMLエディタなんてもう使わないんだろうか? Office2000のころには簡単なHTMLエディタがついていたのだが、最近ではないようだし。今ちょっと試せないのだが、あとでXPからW10へ持ってきてみよう。
3月2日追記:
Office2003あたりに付属していたのがこのMSE7.exeというもので、HTML以外にもJavaScriptなんかのデバッグもできるんだったと思う。Windows10でも動作している。
追記ここまで
AdobeはPageMillの発売を終了した後、「Go!Live」とかいう製品を出したはずだが、その後どうしたのだろうか? 最近ではHTMLだけでは意味がなくて、JavaScriptもサポートしないと商品として意味がなくなっているのかもしれない。
最近のAdobeがどういうHTMLエディタを出しているのかと調べてみたら、AdobeはBracketsというアプリケーションを無料で提供しているという。これはなんていうか高性能エディタであって、HTMLに特化しているわけではないのだが、いろんなプログラム言語をよく知っているらしくてタイムリーなアドバイスや補完をしてくれる。
スクリーンショットでは右側に見えているイナズマアイコンをクリックすると、書き込んだHTMLをChromeブラウザ上で見せてくれる。
しかし、一つ大きな問題というか、予想していなかったことがあって、それはこのBracketsが日本語の表現としてutf-8しか許していないことだ。これもご時世なんだろうか?まぁUFT-8でもいいんだけれども、他との整合性がねぇ。
2019年9月3日追記:
「PageMillのレジストリをエクスポートして」というのはどうやるんでしょう?というコメントをいただいたので追記。
以下はWindows10でのお話です。まず、レジストリ・エディタを起動します。Windowsキーと「R」を同時に押して「regedit」を起動します。よく言われていることですが、regeditは誤操作すると最悪PC自体が立ち上がらなくなるなどの状況になりえますから、あまりバタバタした環境では触らないのが吉です。今回の操作ではデータ自体は触らないので比較的安全ではありますが、危険な操作であることは意識してください。
レジストリエディタが開いたら、一番上からHKEY_CURRENT_USER⇒SoftWare⇒Adobe⇒PageMillを選びます。
この状況でメニューからファイル⇒エクスポートを選びます。
すると保存するフォルダとファイル名を聞いてきますから、適当なフォルダにPageMillとか日付などを入れたファイル名でh損するのが良いと思います。拡張子は自動的にregになります。
こうやってエクスポートしたレジストリをWIndows10またはWin7の環境へ移動させ、PageMillが起動されていないときにどのフォルダでもいいのでこの*.regをクリックします。クリックするだけでレジストリが登録されます。これで操作は終わりです。PageMillを起動して効果を確かめてください。
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