カテゴリー「携帯・デジカメ」の43件の記事

2019年12月 7日 (土)

無線イヤホンでまた悩む

BlurToothのイヤホンをもう10年以上使っているんじゃないかと思う。もう6代目くらいになっているはずで、そのことはこことかここに書いていた。

最近ではX2Tという製品をよく使っていた。これは丸2年使ったのだが途中で2か月ほどLezonというアップル風のイヤホンに浮気した。浮気が2か月で終わったのは物理的に壊れたからだ。Lezonのことは書いてなかったっけ? いや書いていた。壊れたことは書いてなかったが、床に落とした時にパカッと筐体が割れて電池が飛び出して、接着剤でしばらく何とかしていたのだが1週間ももたなかった。

で、愛用していたX2Tがこの秋に壊れた、っていうか私が壊してしまったのだ。ヒビが入ったということは書いていたと思うが、そのヒビに垢なのかホコリなのか黒いものが詰まっていて、これをきれいにしないと接着もできないなぁと思っていたのでこれを超音波洗浄しようと考えたのだ。よく眼鏡屋さんの前に置いてあるあれだ。私はあれでときどき時計を洗ったりしていたので、イヤホンもこれできれいになるとおもったのだ。

でもきれいにはならなかった。その代わりに壊れてしまった。防水仕様じゃなかったからかなぁ。電源を入れるとペアリングモードに入ったきり出てこないのだ。

なので、また安いのを見つけて買った。SLUBというメーカーなんだろうか、写真の左端がそれだ。


Earphones3

Slubpacage_20191207212801これはなかなかいい感じだ。まずアナウンスが日本語だ。それにケースから出すと自動的に電源が入り、ケースに入れると電源が切れる。もちろんケースから出したまま電源を切ることもできる。ケースにはケース内に持っている電池の容量がパーセンテージで示されている。

さらにこれは大事なことだが音がいい。どういうふうにいいのかというと、X2Tでよく聴いていたBob Jamesの曲の奥の方で鳴っていたマリンバを発見したからだ。これは今まで全然気づかなかった。音の解像度が上がったような感じだ。

ひとつにはX2TやLezonの電池がどうやら2Vらしいのに対してSLUBはリチウムイオン電池らしくて3.7Vで稼働していることがあるのではないかと思う。根拠としては充電用の端子電圧を測った時にX2Tが3.7V(おそらくケース内のリチウム電池の出力そのまま)だったのに対してSLUBは5Vだったことがあげられる。SLUBのケースにはDC-DCコンバータを備えていて、リチウム電池の3.7Vを5Vに昇圧しているのだ。そのおかげでSLUBにはほかの電池に対する充電用出力がある。まぁリチウム電池の容量が公称2200mAhということだから、大きな期待はできないがないよりはましということもある。

たかがイヤホンではあるが、電源電圧が2Vと3.7Vとでは大きな違いになるのだと思う。それが音の良さというか、解像度(混変調ひずみが小さいから?)の良さにつながっているのではないかと思う。

というわけなので、スマホと接続して使っている限りは順調なのだが、PCと接続するととたんに具合が悪くなる。なんと音量調整ができないのだ。PCの音量を上下させても反応なく最大音量で鳴り続ける。ただし、音量をゼロまで絞り込むとぴたりと止まる。これはそういう仕様なのか? 

スマホと接続したときに「接続しましたが、SCMS-T非対応です」というメッセージが表示されるのだが、これがどういう意味なのかまだ調べていない(調べろよ)。これは著作権保護対応になっていたいということらしい。つまり著作権で保護されているコンテンツ(例えばワンセグの音声)を再生することはできない、ということだな。音量調整とは関係がないな。

Slub1

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2017年8月20日 (日)

ソナーアプリで悩む

Echo_sonarソナーというのは潜水艦なんかで敵の位置を知るための音響装置のことだ。そのソナーの機能を実現するAndroidアプリを見つけたのでインストールしてみた。「Pulse Echo Sonar Meter」というアプリだ。

この画面がそれで、真ん中あたりにある「Single」というボタンをタップすると「ブチブチブチ」という無粋な音がしてこんな図が表示される。しかし「0m」だ。なんだこれ?

音を出しているのだし、それを受信しているようなのだから、その時間差でなにか表示だろうとは思うが、方向はわからないだろうからレーダーチャートみたいなのは無理だろうけれども、部屋の残響状況とかわかればいいなと思うんだけれども。

マニュアルも付いていると言えばついているんだが、もっとシャキシャキっと使えるようでないとだめだろう。

上左のボタンで「TIME」をえらんでも「0.00S」と表示されるだけだし、設定画面ももっと図示してもらわないと使えないなぁ。

面白そうな素材なので、もうちょっと遊んでみようと思うけれども、そもそも周囲の雑音を拾い過ぎだhttp://www.keuwl.com/apps/pulseecho/ と思う。
Ghost_sensor_2 こちらは「Ghost Sensor」というアプリで外見はかなりそれっぽい。ソナーがこんな感じで動作してくれればいいんだけど。

「Ghost Sensor」というだけあって、スマホが「ぴっぴっぴ」とか音を出しつつ何やら怪しげなものが動き回っているのを表示している。

しかし、マナーモードにして音を止めてもごーすおを捕捉しているので、これはまるっきりのフェイクなんだろうと思う。

季節柄、部屋を暗くしてキャーキャー言いながら怖がるというのが正しい遊び方なんだろうな。




Youtubeで「Pulse Echo Sonar Meter」 を検索するとこういう動画が出てくるのだが、全然別ものらしい。やっぱりこのアプリのHPをじっくり読むしかないのかな。

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2017年5月21日 (日)

スマホのプライバシーに悩む

電池の消耗を考えて、いつもはGPSをオフにしているのだが、何かの拍子にオンにしてしまって、そのままになっていることがある。

そうすると、Googleが私の追跡を始める。特に教えてもいないのに「車で移動した」とか「電車で移動した」とか特定しているようで、それがGoogleMapのタイムラインに記録されているのだ。

Gps_google
これは先週、鎌倉のプチ・ロックフェステバルへ行ったときのタイムラインで、その場所場所で撮影した写真なんかもちりばめられている。

そういえば写真もGooglePhotoに全部uploadしているから、「鎌倉のアルバム作っといたよ」とか言うメッセージが来たりする。

ほかにもGoogleの「ローカル・ガイド」というのに登録しているので、「この店に入っただろ?次の質問に答えよ」みたいなことになって「その店はバリアフリーになっているか?」、「トイレは男女別か?」、「おいしいカクテルはあるか?」とか延々と質問に答えさせられる。

こういう写真とか質問の回答とかはきっとどこかで公開されているはずなのだが、それがどこで見られるのか、まだ発見できないでいる。

ひょっとしてGoogleのSNSであるGooglePlusで公開されているのかな?と久々にloginしてみると、写真は自分で見ることはできるようになっているようだった。じゃぁあの質問の答えはどこへ行ったんだろうか?

で、このタイムラインを見るとプチ・ロック・フェステバルには12:30~13:05までいたらしい。そうすると、フェスのパンフレットと見比べると、私が写真に撮ったアーチストの名前もわかったりする。

ちゅうことは、Blogにこんなふうにだらだら書くよりは、GPSをオンにしてこのタイムラインを貼り付けておけばいいってことか?

いやいや、こうやってプライバシーがGoogleに筒抜けってことを今は笑い話にしているわけだが、そのうちに笑ってられなくなるんじゃないかと思ったりして。

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2017年5月14日 (日)

スマホのカメラで悩む

デジカメも一応持っているんだけれども、ほとんど使っていない。スマホが常に手元にあるから何でもかんでもスマホで撮ってしまう。だから、スマホのカメラについては相当使い込んではいたわけだが、パノラマ撮影だけは使っていなかった。たまたま本気になって使ってみたら案外に面白かった。(画面をクリックすると極端に大きくなるので注意)

Dsc_0616

でも、それ以上の機能はなくて、それもつまらんなぁ、と。 なにが欲しいかというと、例えば間欠撮影とかシャッター開けっ放しとかデジタルズームした時に解像度を自動調整できたらいいなとか思ったりしている。あ、そういえばデジタルズームしたときにピントがうまく合わないのも何とかしたいところだ。

そこでアプリの登場だ。スマホにアプリを搭載すればまったく新しいカメラに変身する。これは面白い。ほんとうに欲しい機能があるのならスマホのハードウェアを利用して自分でアプリを作ってもいいわけだ。そんなふうにしてつくられたアプリが公開されているのだから、適切にアプリを選ぶことができれば、(レンズ交換などは別として)新しいデジカメを買うのと同じヨロコビを楽しむことができる。

しかし、このアプリを選ぶというのがなかなか難しい。結局インストールしちゃ試してダメならアンインストールしてまた別のを試すという繰り返しになる。

今、古いスマホも総動員して(古いスマホで動作するアプリも少ないんだけど)試しているところだが、それぞれにそれほど力を入れられるわけでもなく、なんだかだらだらと使い続ける感じになっている。

今、メインのカメラアプリとして一番期待できるのがこのアプリだ。
Screenshot_20170514111618Screenshot_20170514111642
機能とか使い勝手もわりといいのだが、「Open」と謳っているところがミソで、無料であってしかも広告が付かない。利益目的じゃないSoftForgeのプロジェクトで作成されたらしいので、これは信用できるアプリだと思う。

カメラアプリに依っては、撮った画像データをメールで送出するためにアカウント設定を要求するものがあるので、アプリとして信用できるかどうかというのは重要だ。


名として使わなくても、必要な時に使える機能があるものはインストールしておきたい。

これがそのうちのひとつで、メインとして使うのはどうかと思うけれども間欠撮影ができるのだ。これもたしかGPLだからSoftForgeじゃないかな。

2017051311161420170513111925

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2017年4月 9日 (日)

2G縛りで悩む

2glimit_20170405080732Y!モバイルのスマホにしてからそろそろ半年になるのかな。契約では一番通信量の少ない1Gバイト契約なのだが(あれ?ひょっとしてビットなのか?)、2年間は特別に2Gまで使わせてやる、ということになっている。料金はだいたい2000円+税くらいの感じだ。

契約した日付の関係で、締め日は毎月5日になっている。ところが先月末に気が付くと、26日あたりで通信量が1.8Gになっていた。まだ締め日まで10日もあるのにこれはまずい。

通信量が2Gを超えるとそくふぉが極端に遅くなって、それを解除してもらうには500円だか千円だかのお金がかかる。大したことないと言えば大したことはないのだが、こういう出費はTSUTAYAのDVDの延滞料金みたいなもので「払わなくてもよいものを払ってしまった」という悔いが残る(単にケチなのだという声もある)。

なので、27日からモバイル通信をオフにした。もうデータ通信は自宅のWifiでしかやらないことにした。その結果がこのグラフで、月末にはピッタリ水平になっている。

で、出先でのデータ通信を使わないことにしても、実はそれほど不便ではないことが分かった。


しかし、ガラケー時代は結構使った月でも200M(0.2G)にしかならなかったのだ。スクリーンショットに表示されている通り、ブラウザだけで1.3Gも使っているというのはどういうことだ?

どうも、スマホ用のWEBページにはいろいろと仕掛けがしてあって、データ量が多くなってしまうのではないかと思う。どうかすると動画が動いていることもあるし、なんだかいろいろとデータを引っこ抜いていたりするんじゃないのかな?

で、そういうデータって要するに広告関係に利用されているはずで、これはつまり広告のためのコストを我々利用者に押し付けているってことじゃないのか?

ということなので、何としても絶対に2G縛りは死守する。で、出先でのデータ通信は極力避ける。

勝手に通信されるのが嫌で今のところアプリの導入はできるだけ避けているのだが、ひょっとしてブラウザよりもアプリのほうがデータ量が少なくなるのであれば(そんなことはないと思うんだけれども)アプリの導入もやぶさかでない。これを確認するツールを探さないといけないなぁ。

4月11日追記:

広告をシャットアウトしたいなぁ。ブラウザに細工してgoogleadservice.comへのリクエストを出さないようにとかできないものだろうか? chromeだとgoogleへのリクエストを止めるなんてことはさせてくれないだろうから、FireFoxとかOperaとかで、チャイルド・ブロックのような形でサイトをブロックできないものだろうか?

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2017年4月 2日 (日)

ケータイの着信音で悩む

あれはたしか21世紀になってまだ間もないころだった。私の使っていたケータイはもちろんまだいわゆるガラケーで、利用者が着信音のメロディをプログラミングすることができた。

その日、私は夜遅くの電車の中でその着信音をプログラムしていた。曲はベースラインが特徴的な「Menphis UnderGround」である。ケータイのスピーカーでベースの音程を表現できないので2オクターブほど上げて、ギターの伴奏など入れて、でもドラムは無しというものだった。

もちろん譜面なんかは無しで、夜遅くで空いた電車のなかで覚えているメロディを少しずつ打ち込んでは聞いて確かめるということを繰り返していたのだった。

何度もの試行錯誤のあと、やっと自分の思うような着メロがができたとき、きっと私は嬉しそうにニヤリとかしたのだろう、電車の中の通路を挟んで向かい側に座っていた女性が噴き出した。

まだ終電には時間のある時間帯だったので、周りにはそんなに多くの人がいなかったから私のやっていることに注目していたのだろう。苦労した挙句に到達した会心の笑みに感動したものと見える(バカにしてたかもしれないが、そこは知らぬが仏ということで)。

まぁ、それをきっかけに話しかけるなんてことはできないので、私は何事もなかったかのように作業を続けるふりをしたのだったと思うが、まぁ「私と着信メロディ」のエピソード1としてはこういうものだった。

その後も「SPAIN」を打ち込んだり(これはさすがに譜面を見たのだと思う)、時代が進むに連れてCDからキャプチャした音源を入れられるようになって(同時に着メロのプログラム機能というのは消滅した)、こんな曲を入れていた(イントロ抜き)。音源はこれではなくてAirto Moreiraの「Free」に収録されていたものを使った。このYoutube動画は作曲者がソプラノサックスを吹いている。
この曲が長く続いたのだが、実際にはいつもマナーモードにしているのでほとんど聞いたことはないのだった。

その後、こんな曲を入れたりしていたのだが(Commo en Vietnum:イントロ抜き)、このころはイントロ抜きのワンコーラスをうまいことつないでループできるようにしていた。



で、スマホメインの生活になって半年ほどになるが、やっとこのたび新しい着メロを入れることができた。Miles Davisの「Honky Tonk」だ。イントロ抜きとかループとか言わないで、全曲いれてやった。

この曲は私がジャズとして一番かっこいいんじゃないかと思ている曲だ。私がいないときにマナーモードなしで着信したらまるまる全曲鳴り響くことになる。

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2016年12月18日 (日)

バッテリーで悩む

Screenshot_20161213201528

ちょっと大きいのが気になりつつ、機嫌よくスマホ(富士通Arrows M03)を使い続けている。

なかなかによくできたスマホで、電池の持ちがよく操作性もよい。基本的な設定をワンタッチで呼び出せるのがいい。この設定で例えば簡単に画面の回転を固定にしたり自動回転にしたりできる。

しかし、電池がなくなってシャットダウンということも一度は経験しておかないと、と思ってやってみたらその直後から電池の持ちが急に悪くなった。その模様をアプリが分かりやすく表現してくれている。これは12/13の夜にキャプチャしたもの。

画面中央当たりでは充電残量がグネグネしていて、水平に近くなっているあたりでは電池の消費量が少ないことを示していて、うむうむ、よく頑張っとるなという気持ちになれたのだが、充電残量をゼロまで落とした後は右端のように急降下している。

「なんということでしょう!?」とか言っている場合でもないのだが、それでも二日は持っているというのはまだましな方かもしれない。

電池消費の多いアプリをインストールしたかな?と、思い当たるアプリを削除したり、ひょっとして電池をシャットダウンまで使ったために電池に物理的なダメージを与えてしまったか、と思い悩んだりしていた。


でも、シャットダウンというのは本当の完全放電とは違うので、電池にダメージはないはずだ。それにダメージがあったとしても電池の「減り方」の変化はもっとあっていいはずだ。


Screenshot_20161217222706思い当たるアプリをアンインストールして様子を見たが、12/17の夜でこういう状況だ。つまり全く変わっていない。でも、少し水平部分が出るようになったかな?

で、冷静に考えてみるとこれはスマホの何らかの設定が変わってしまったに違いない、という結論に達した。

保存されていた良好な設定が、スマホのシャットダウンによって破壊されてしまったのではないか。

ではいったいどういう設定が破壊されたのか?ってそんなことはわからない。徐々にいろんなところを確認していかないことにはもとには戻せないだろう。

なんとか年内にはもとのデコボコ状態に戻したいなぁ、と思う今日この頃。

それよりネット接続の速度が低迷しているのを何とかしないとなぁ。昨夜も測定したら180kbpsだ。PHSか?そのおかげでいろいろな被害を被っている。Hi-hoにまた電話してみよう。

Spacer480x5 そういえば電池と言えば車のバッテリーの電圧を(一週間の放置後に)ちゃんと測ってみようと思ったのだが、これがゼロというおかしなことになっていて、これは何だろう?つなぎ方が悪い?電池の電極の鉛の部分は酸化しているかもしれないと思って銅の部分で測ったのだが。

Carbattery201612_2
でも、このあとちゃんとエンジンはかかるので、バッテリーが本当に死んでいるわけではない。キーを回すまでバッテリーが死んだふりをしてるのかな?

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2016年10月22日 (土)

スマホ移行で悩む

実をいうとスマホ移行っていうのは、2010年に済ませている。

初期のアンドロイド端末を使い始めたのだが、どうも気に入らなくてスマホ契約のままガラケーを使ってきた。たまたまそのスマホ(HTCのDesire)のSIMが今みたいな小さな奴じゃなくて、ガラケーと共用できるタイプだったからなのだが、その辺の話は前にも書いたような気がするし、まぁいいや。

で、今回移行するにあたって、いくつかのポイントがあった。

1) SUICAなどの「おサイフケータイ」を継続させること。
2) 連絡先の継承
3) メモの継承
4) カレンダーの継承
5) ブックマークの継承
6) アプリケーションの継承(これは他のスマホから
7) 写真データの継承
8) 音楽データの継承(他のスマホから)
9) LINEの継承

翌日追記:
10) ユーザー辞書の継承

その前に、スマホを何にするかとか、キャリアをどこにするかとかBlogの種としては3本分くらいのお悩みがあったのだが、それらをバッサリと割愛して逡巡と葛藤の末にキャリアをY!mobile、スマホを富士通のM03にしたことを報告するにとどめる。

Screenshot_20161021235835 富士通の機械というのはいくつかのPCの経験から「標準のままにしておけばよいものを、独自性を出そうとして失敗する」というイメージがあってためらったのだが、結果論としては少なくとも今のところは悪くないというか、もうちょっと誉めてもいいかもしれないな、という印象だ。言えることは電池の持ちがとてもよいということが言える。3日くらいは持つよ。

まぁとにかく、おサイフケータイを使いたいものだから安い海外製のスマホは使えずに国産のものしか選択肢がなくて、というあたりで話が脱線しそうになるのをぐっとこらえてSUICAの継続ということなんだが、これにはまず失敗している。SoftBankからY!mobileへの切り替え前にやっておくべきことをしていなかったのだ。

これはSUICAに限ったことではなくて、ほかにも切り替え前にやっておくべきことをやっていなくて後から手間がかかるということをさんざんやってしまった。アホである。これはY!mobileに決める過程が急だったということもある。「今日中に決めてもらえれば…」という特典に飛びついたのがそもそもの失敗なのだがその話は割愛。

この投稿の目的はこうやって恥をさらすことではなくて、自分のやったことの記録を残しておきたいということなので、先を急ごう。

1) 「おサイフケータイ」
SUICAはポイントもたまっているし、クレジットカードとの連携などもあるので、新たに設定するということは何としても避けたい。しかし、切り替え後に手続きをしようとすると、すでに無効になってしまっているSoftBankのメールアドレスへ確認用メールが飛んだりして具合が悪い。結局これはメールアドレスに依存しない形で認証を得て手続きをし(具体的にはどうやったのだったか忘れた)、そのあとで連絡用メールアドレスを再設定してなんとかSUICAを使えるようになった。

私はSUICAだけでなくてnanacoもたまにだが使っていて、こちらのほうは私もあまり熱心じゃなかったこともあって手こずってしまった。nanacoのサービスセンターに電話して引き継ぎ用の手続き用紙を送ってもらったのだが、その説明が不十分で再度電話していろいろ確かめ、nanacoアプリを削除して再インストールなんてことをする羽目になってしまった。で、そのなんとか用紙を送り返して、その手続きを待ち中。

2) 連絡先の継承
これはわりと簡単だった。ガラケーの連絡先バックアップが標準的なvcf形式だったので、それを読み込ませることで移行できたのだが、グループ分け情報(ご近所、同窓会、仕事関係、趣味関係)が反映されていないので、使いにくいことこの上ない。

3) メモの継承
これに現在も手こずり中。これはガラケーで非常によく使っていた機能で、複数(58本)のメモを最近更新したものから一覧に表示して、それを編集できるというものだったのだが、これをバックアップはしてあるものの、ひとつのファイルになってしまっているので、これをスマホ上で切り分けないといけない。これが結構面倒で、まだ半分もできていない。

VNT形式らしいのだが、これを直接扱えるアプリがないようで、とりあえずQuoted-Printableをperlでデコードしてテキストにはして、それをスマホには転送してあるが、テキストエディタなのに検索できなかったりとかするので、切り分けツールを探すところから始めたりとか。

結局、Google Keepというのを使うことにしたが、もうちょっといいメモアプリはないものかと探しているところ。

Evernoteを利用することも考えて、考えるだけじゃなくて実際にPCから58本をEvernoteに登録してはあるのだが、ネット越しに使うと案外に使いづらくてやはりスマホ上に保持したいなと思っている。

58本も何をメモしているのかというと、まずこのBlogのネタとか、車に給油したらその日付と距離計の値と給油量を記録したりとか、純粋なメモとしてピカソの愛人の名前をメモするとか、思いついたフレーズを溜めておくとか、覚えようとしている曲の歌詞とかまぁいろいろとあるわけですよ。

4) カレンダーの継承
ガラケーからバックアップしたデータはVCAL形式なので、簡単に読み込んでくれるだろうと思ったらこれが全然だめで、仕方がないので未来の予定は手入力した。過去の予定も取り込みたいのだが、これは諦めた。

5) ブックマークの継承
ブックマークはシャープの独自形式なのか、URLとこれまたQuoted-Printbleなタイトルが入っているのだが、ブラウザがこれを読み込んでくれないので、perlで処理してHTMLにしたものをネットに上げて、それをスマホのブラウザでアクセスしてからブックマークするという二度手間仕様。まぁボチボチやっていくか。

6) アプリケーションの継承(これは他のスマホから
JSbackupというバックアップ用アプリを使っているので、これで復元すればアプリの再インストールはもちろん、アプリの設定まで復元できると思っていたのだが、これが全然だめで手動でインストールしている。

基本は「アプリよりブラウザ」という方針で、つまりfacebookもアプリを使わずにブラウザでアクセスするようにする。アプリだといろいろと勝手なことをされそうだから。だからできるだけアプリのインストールは断る。

7) 写真データの継承
これはまだやってないかな。ガラケーの写真はPCへ取り込んであるので、あとはスマホへ投入するだけなのだが、まだやってない。あんまり必要性も感じないし。

8) 音楽データの継承(他のスマホから)

これは以前からmp3再生用につかっていたスマホのマイクロSDカードを新しいスマホへ突っ込んでおしまい。

以前のスマホでは音楽プレーヤーが不満の種だったのだが、今回は新しくプレーヤーをインストールして状況がよくなった。もっとプレイリストの編集を自由にできるといいのだがなぁ。

9) LINEの継承
ガラケーでもひっそりとLINEを使っていたのだが、これの移行についてはあんまり考えていなかった。アプリ入れりゃいいんだろうくらいの認識だったのだが、新しくアプリをインストールすると今までのお友達とかグループとかをどう引き継げばやればいいのかわからなかった。

番号でつながろうとすると、「年齢確認」とか言ってガラケーのメールアドレスへ確認メールを送ろうとするので困ってしまう。しかたなく何だったか操作をすると、私の電話番号をばらまいて、連絡先に私の電話番号を持っている人たちを一斉にリストにしてくる。今までひっそりとLINEしていたのが、公けになってしまったらしい。

まぁそんなことがあったり、また別稿で書くつもりだが家のインターネットアクセスが異常に遅くなったりしたもんで、Blog更新が滞っておりました。

インタネットアクセスの問題は深刻で、この投稿を書くにも途中で落ちたりして3回くらい書き直している。本当にやってられないのでプロバイダを変えることも検討中だ。

翌日追記:

10) ユーザー辞書の継承
すっかり忘れていたが、10年くらい育ててきた辞書を継承しないといけない。継承しないと自分の名前さえもちゃんと入力できないのだから。親戚の中にも難しい名前があったり、名前だけでなくて地名や特殊用語など84語ほど登録した辞書があるのでこれはなんとしても継承したい。

シャープ製のガラケーではユーザー辞書を.usjというファイルにバックアップする。これをスマホは読み込んでくれないので、まずはAndroidの標準形式に変換して読み込ませてみるが、「登録された単語数:0」になってしまう。

調べてみると、富士通のM03は「Super ATOK ULTIAS」というのを搭載していて、これがどうもAndroidの標準とは違うらしい。でもその形式がわからないので、どうしてよいのかわからない。

そこで、M03の辞書をExportしてその形式を見てみようと思ったが、登録数がゼロなので何にも出てこない。仕方なく6つほど単語登録してExportし、やっと形式がわかった。「読み」「単語」「属性」の間にはTABコード(\x09)が入っている。

!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1
!!一覧出力
!!単語種類;登録単語(*)
!!出力日時;16/10/14 13:54

あいぱっど iPad 固有一般*
あいほん iPhone 固有一般*
  :
  :

なんだかよくわからないけれども、この形式をマネしてテキストファイルを作ったらImportすることができた。でも各行のおしりのアスタリスクの意味は全然分からない。

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2016年7月18日 (月)

マニュアル撮影で悩む

ハードオフで540円で購入した古いNIKONのカメラは、私の持っている古いレンズと一緒に使うことはできるが、自動露出も自動焦点も使えない。ピントはファインダー内の、なんていうんだっけな?あのプリズムを使ったメカを使って合わせることができるのだが、露出に関してはすべてマニュアルで調整しなくてはならない。

露出計があれば正しいシャッター速度と絞りの組み合わせがわかるのだが、あいにくと露出計の持ち合わせはないし、今時売られている露出計はプロ向けの高価なものしかない。中古市場で数千円から1万円くらいで手に入れることはできるが、たいてい難ありだったりする。

なので、結局露出に関しては「勘」で決めることにする。あとは、おそらく進歩し続けているはずのフィルムのダイナミクスに期待することにする。要するに多少露出を間違ってもフィルムのほうで耐えてくれるだろうという無責任な期待である。

そんなわけで、5月末に購入したF50というカメラに24枚撮りのフィルムを入れて、ちょこちょこと撮影した結果がこれだ。「ベタ焼きってできるんですか?」「はい現像すればインデックスが付きます」というややすれ違い気味な会話の後1時間でこういうものを手に入れることができた。現像代は648円。昔とそんなにかわらない気がする。

Nikonf50first24
前半は探り探りで、同じ被写体をシャッター速度と絞りの組み合わせを変えながら撮影している(でも記録をちゃんととっていない)。だから同じ被写体が写っているのはそれぞれEV値が一つずつ違っているはずなのだがそれがあまり顕著に表れていないのは、フィルムと現像・焼き付けのシステムが吸収しているのだと思う。

後半はいろいろと勉強の甲斐もあって(フィルムのダイナミクスにも助けられて)かなりいい線行ってる、ように見える。最後の5枚なんてほぼデジカメ品質じゃない?後半の12枚はたしかNIKONの35mmマクロレンズ(F3.5)を使っている、前半は324円で購入したズームで、レンズにカビが生えている疑惑がある。

現像と焼き付けの時に、写真屋さんが(というか、現像機械が)自動的にうまいことしてくれているということもあるのだろうけど、そのためにはフィルムが頑張って情報を飽和させずに保持する必要があるので、おそらくはそこんとこにも助けられているのだと思う。

というわけで、ハードオフでジャンクとして売られていたNIKONのカメラも案外使えます。

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2016年6月18日 (土)

水銀電池で悩む

銀塩カメラ、つまりデジカメじゃなくてフィルムを使って撮影するカメラを触るようになったので、昔から死蔵しているそんなカメラを引っ張り出してきたりしている。それらをずらっと並べて記念撮影したりもしたのだが、それを紹介するのはまたべつの機会にして、今回はカメラの整備の話。

Datememo NIKONの古いカメラ「NIKOMAT」は普及品クラスの製品だったらしいのだが、これを私が死蔵していた。いろいろいじくっていくと、つまりは電池がヘタっていることがわかった。父の筆跡でこんな紙切れがケースの内側に貼り付けてあった。

交換じゃなくて「更換」だ。父らしいこだわりを感じる。昭和61年3月というと、父が体調不良を訴えていたころだ。父はその後食道がんでその年の7月に亡くなった。

そういうわけだから、電池が交換されてから30年経っている。どんな電池でもそりゃヘタるわな。

Mercury1 @電池の位置は定番のカメラ底部。コインひねってで開けるようになっているが、なぜか普通に考えるのとでは回転方向が反対だ。
Mercuryholder 電池ホルダーを開けるとこういう形の電池ホルダーになっている。あまり見たことのない形だ。

電池はMR9という型番の付けられたものだった。調べてみるとこれは水銀電池というもので、水銀はもう使っちゃいけないということになってしまっていて、もちろん製造も販売も終了してしまっている。

しかも、水銀電池は電圧が1.3Vで、この電圧が長期間にわたって安定しているということが、こういうカメラなどに使われていた理由らしい。

このころのカメラというのは、今みたいにマイクロコンピューターを搭載して制御するというものではなくて、もっとアナログな制御だったらしい。つまり、電池の電圧がそのまま撮影照度測定の制度を決めてしまうらしい。

これがその電池MR9(右側)。左側は比較のための最近でもよく見るリチウム・マンガン電池のLR44。これら二つの電池は見た目でもわかるように、直径が11mm強と16mm弱とだいぶ違っている。しかもMR9のほうは土星のような、というか厚みが段になっている。

Lr44mr9
電池の裏側は同じような感じ。厚みはどちらも約6mm。これならLR44をMR9の代わりに使えるんじゃないか。

Lr44mr92
問題は電圧の違いで、LR44は新品のときには1.5Vとちょっと高いので、照度を高めに測定してしてしまう。つまり本来よりも明るいと判断するので、それを真に受けると写真は暗めに写ってしまう。

電圧の心配は後ですることにして、大きさの違いをなんとかすることを考える。真鍮版を直径16mmの円形に切り抜いてさらに中央に穴をあけてドーナツ状にすればいいのだが,その工作はなかなか難しそうだ。

こういう水銀電池が手に入らなくて困っている人は多いようで、代用MR9のようなものもあったようだが入手が困難だし、LR44をMR9に見せかけるアダプタもあるのだが3000円ほどする。

なので、LR44に針金を巻き付けることを考える。1.5mm径の針金があるので、これをLR44に巻き付けてみる。長めに巻き付けて何度かカットアンドトライした結果がこれだ。

Wiredlr44mr9


Lr44wiredinholder こんな感じで大丈夫かな?とは思うが、とりあえずフタが閉められて照度計がちゃんと動作しているようなのでよしとしましょう。

このカメラには自動露出調整という機能がないので、ファインダーの中に表示される照度計を見ながらシャッター速度と絞りを調整することになる。つまり手動ではあるが、多少調整の必要な照度計があるので、それほど使い勝手は悪くないんじゃないかな。車で言えばマニュアル・トランスミッションみたいなものだな。それはなかなか悪くない。

6月25日追記:

NIKOMATでお勉強(ASA400)。

夜間の居間でTV画面を撮影する。
    F5.6 1/60
    F4.0 1/125
昼間・曇り空の屋外
    F16.0 1/250
昼間・晴天の屋外
    F16.0 1/500

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